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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2014年12月30日火曜日

パソコンの大掃除

今年の初め、パソコンの電源を入れるとBIOSから「冷却ファン異常」というメッセージが出るようになりました。F1キーを押すと警告を無視してWindowsが立ち上がり、そのままパソコンを利用できましたので、にっちもさっちもいかなくなるまで使い続けることにしました。

年の瀬の大掃除のついでに、見るからに積もり積もっているパソコンの埃を拭うことにしました。二年ぶりの清掃です。
本体カバーを外すと、内部にはびっしりと埃が蔓延っていました。冷却ファンはもとより基板の隅々にまで積もっています。その埃を新品の歯ブラシで慎重に、そして丹念に取り除きました。

そして一通りの清掃が完了し、配線し直してからパソコンの電源を入れますと・・・
なんと!BIOSのメッセージが出なくなり、しかもWindowsが快適に起動するようになりました。

パソコンを長くそして快適に使用するために、パソコンの大掃除、行う価値有りと実感した次第です。

2014年12月25日木曜日

神秘の酒

ショットグラスにモルトウイスキーの原酒を注ぎ入れました。
青色のマットの上にグラスを置くと、あら不思議
琥珀色の液体の中に、幾何学模様が無限に広がります。
ウィスキーは芳香漂う神秘の酒に思います。

2014年12月18日木曜日

ウイスキーはお好きですか?

先日テレビで放送された「NHKわが心の大阪メロディー」の中で、石川さゆりさんが「ウィスキーはお好きでしょ」を歌われました。1990年当時のサントリーウィスキーのCMソングのでしたね。石川さんの艶っぽい歌声に魅せられて、思わずウィスキーを取り出し小さめのグラスにワンショット注ぎ入れ、一嗅ぎした後口中に放り込みました。久し振りに喉が灼ける感覚を覚えました。

これまた先日観た高倉健さん主演の映画「居酒屋兆治」では、兆治が営む小さな居酒屋のキープボトルの棚にダルマ(サントリーオールド)が並んでいました。1980年当時、このダルマをキープすることが呑み助の一種のステータスであった様に思います。ヒロインは大原麗子さんでしたね。大原さんは当時サントリーウィスキーのイメージガールでした。「すこーし愛して、ながーく愛して」、忘れられないCMです。年上なのにどうしようも無く可愛くて・・・好きでした・・・

1980年当時、一番酒に浸っていました。
22時までは居酒屋で、ビールか日本酒を飲み
22時からはスナックでウィスキーを飲むのです。
ちなみに家では、一升瓶入りワインを飲んでいました。

初めはダルマをキープし、やがてはVSOPをキープする。それがステータスでした。
初めの頃は水割りでしたが、やがてはロックかストレートで飲みました。
実は、ウィスキーが醸し出す土塊の様な香りをぞっこん好きになったことはありません。
ワインにチーズが合うように、ウィスキーにはタバコが合うのかもしれません。
当時は、酒もタバコも嗜んでいました。アルコールがどんどん体に入るにつれて、灰皿には吸いかけのタバコが何本も並んでいきました。吸いかけをわすれて、一杯飲むたびに新しいタバコに火をつけていたのです。

ウィスキーはアルコール度数の高い酒です。
国産のビールは、4度から6度
日本酒やワインなら11度から15度
ウィスキーは40度です。
ですからストレートで飲むと喉が灼ける感覚を覚えます。
ウィスキーは火のような酒です。
20代の頃は、今は昔、これでも結構熱い男でありました。
ですからウィスキーは友でした。

YouTubeの動画投稿を始めて4年が経ちます。

YouTubeの動画投稿を始めて4年が経ちます。
初めて投稿したのが、森繁久弥さんが作られた歌「オホーツクの舟歌」の歌唱でした。
そして先日投稿した絵本朗読「あの路」を含めて、投稿本数は85本となりました。
https://www.youtube.com/user/harimanokuni2007

映画に歌に朗読に、興味があった。それにコンピュータを長らく仕事で使っていて馴れていました。ですから一人で制作するのに何の不便も苦痛もありませんでした。楽しみだけでした。
実は、動画作成に初めてチャレンジしたのは、15年以上前になります。パソコンは、NECのValuestarで、動画編集ソフトで動画ファイルを出力するのに丸一昼夜掛かりました。自分が何かをするわけではないですが、コンピュータの演算処理が終わらないのです。途中でストール(フリーズ)することもしばしばで、それで制作は早々と諦めました。
現在のパソコンは、富士通のDESKPOWERです(しかし、もう使い始めて5年が経過しますが・・・)。それでもCPU性能は、15年以上前のスーパーコンピュータ並で、搭載メモリ量は4Gバイト、動画編集ソフトはフリーソフトのWindows Liveムービーメーカーを使っていますが、長さ15分程度の動画を作成し、動画ファイルとして出力するのに数分しか掛かりません。まるでストレスが無いのです。ですから、作りたい!という衝動が始まると一日もかからずに作成できます。

YouTubeでは、投稿した動画についての分析レポートを提供してくれます。
それは、再生回数、ユーザー層、再生場所、トラフィックソース、端末等々の細かな分析データです。真にクラウドコンピュータのビックデータ処理能力の凄さを間近に見ます。

一部ですが分析レポートの情報を公開します。
すべての動画投稿の全期間(2009/7/5~2014/14/16)の再生回数は,599,112回です。

再生回数の多い動画のベスト10は、
113,289回:Stand Alone ドラマ「坂の上の雲」主題歌の歌唱
109,990回:絵本朗読「わすれられないおくりもの」
74,336回:絵本朗読「ムーミンのふしぎ」
44,318回:絵本朗読「ずーっとずっとだいすきだよ」
28,586回:朗読「21世紀に生きる君たちへ」
26,513回:絵本朗読「つみきのいえ」
23,996回:絵本朗読「クリスマスのおくりもの」
19,753回:絵本朗読「急行 北極号」
13,630回:「夢一夜」歌唱
13,192回:「野風増」歌唱
です。

再生回数の多い地域のベスト10は、
565,114回:日本
9,554回:アメリカ合衆国
6,371回:台湾
2,331回:イギリス
1,649回:大韓民国
1,174回:カナダ
1,057回:タイ
929回:香港
885回:オーストラリア
781回:ドイツ
ですが、再生地域はなんと151の国と地域に渡っていました。
驚きと同時に、私の知らない遠くの国にもこんなにも日本人がいるのかとか、日本に興味がある人がこんなにも世界中にいるのかなどと、嬉しさが広がります。

クリスマスが近づくと、クリスマスの関連動画の再生回数が伸びてきます。
クリスマス関連動画は、
絵本朗読「クリスマスのおくりもの」
絵本朗読「急行 北極号」
絵本朗読「ゆきのふゆよる」
絵本朗読「賢者の贈り物」第1幕
絵本朗読「賢者の贈り物」第2幕
「ホワイトクリスマス」歌唱
があります。

これらの動画作品で、皆さんと楽しさを分かち合えたら、感動を分かち合えたら、それが私の喜びです。
これからも動画を再生した時の感想、批評など、遠慮無くどしどし投稿していただければ嬉しいです。

これからも、どうぞ宜しく、です。

今年、一番驚いた科学のニュースは

STAP細胞・・ではありません。でも存在が実証できていたら、やっぱり断トツで一番だったと思います。・・でも残念ながら、今のところランク外です。

で、一番驚いたのは初夏に公開された
英国のサリーナノシステムズという会社が開発した世界一黒い物質、ヴァンタブラックです。何でも光の反射率が、0.035%という驚くべき光吸収素材です。
光を吸収する、光を逃がさない、人類はもしや暗黒物質を精錬してしまったのか?なんて一瞬驚愕してしまいました。

記事:「地球上で最も黒い新素材「Vantablack(ヴァンタブラック)」登場、黒すぎて空間に穴が開いたように見えるレベル」にリンク
http://ggsoku.com/tech/vantablack-blackest-material-ever/

アルミホイルにヴァンタブラックがコーティングされたサンプルの写真が掲載されていますが、そのコーティングされた箇所は、まるで異世界への入り口の様で、ぽっかりと穴があいている様にしか見えません。

今年一番心に残った本は「小学4年生の世界平和」です。

今年出会った本の中で、一番心に残った本について書こうと思います。
その本のタイトルは
「小学4年生の世界平和」
(原題:WORLD PEACE and Other 4th-Grade Achievements)
著者:ジョン・ハンター
訳者:伊藤 真
です。

関連サイト:ジョン・ハンターの世界
http://www.ted.com/talks/john_hunter_on_the_world_peace_game?language=ja

春先、新聞の書評を見て購入しました。
ジョン・ハンターという小学校の先生が、約30年前からはじめた特別授業の記録です。
特別授業のタイトルは”ワールドピースゲーム”
それは、今世界で起こりうる深刻な問題を、一つの教室の生徒全員を当事者に仕立て上げ、問題解決を実践させる国際政治のロールプレーイングゲームです。

教室の真ん中には、エンプティ・スペースという名前のキューブ型のゲーム盤が置かれています。ゲーム盤は多階層になっていて、最下層が地底や海底、そして順に上に向かって、海面、陸地、空、宇宙と続きます。陸は四つの国に分かれていて、そこには様々な駒が置かれます。油田基地であったり、兵器であったり、そして兵士や様々な職業の人形も置かれています。なにものも動かずただ静かな空間ですが、想像力があればダイナミックに活動する地球への変貌します。
ハンター先生が、生徒に期待するものの一つが、この想像力です。

そして、生徒に配役をします。
配役は、四つの国の国主と幾つかの大臣、それからどの国にも属さぬ遊牧民族の長、国連の事務総長などです。運命を司る(岐路に立った時にコイントスで道を決める)気象の女神もいます。様々な妨害工作を企てるテロリストもいます。望めば武器商人にだってなれます。
ここでは行動力が期待されます。生徒は役になりきって行動しなければなりません。善もあれば悪もある、自分が何者かを調べて、役になりきるのです。そして、行動する。

そしてゲームの実践です。ハンター先生は、このゲームを通じて、生徒が七つの学習段階を経る様子を見守ります。

1.過大な負担に困惑する
ゲームが始まり生徒たちは興奮しているが、情報の海に呑み込まれる段階。
種々の危機の重大さ、そのどの危機にも互い(当事者全員)に密接に関連していること、そしてどうにも解決できそうに見えないといった現実がじんわり身に染みてくるにつれ、ただただ圧倒されて、困惑する。

2.失敗を犯す
こうした圧倒的な緊張の後は、大抵深い敗北感に襲われる。自分たちがすでに知っていること、すでにできることの限界を生徒たちが感じる段階。
それぞれに努力しても結果が出ない。何をしてみても無駄に思える。絶望感が漂い始める。自分の限界に直面して落胆していたりする。

3.一人一人が理解する
失敗のどん底の中で、たまたま個々に新たな解決策を見つける生徒たちがいる。自分の限界を乗り越えることを迫られて、新たな取り組み方を生み出す。
しかし、国際政治の本質上、個人の努力や成功でできることには限界があり、やがて生徒たちは、個々人よりも大きな何ものかに身を捧げなければならない事に気付く。

4.コラボレーション(共同作業)する
一人一人が自分の限界に気付いた時どうなるか?一つの可能性は、一転してコラボレーションに向かうこと。
力を合わせ、より大きな試みに参加すれば、個人の力ではまったくどうにもならない事にも解決策を見いだせるかもしれないと、生徒たちは理解し始める。

5.『ぱっ!』とひらめく
この時点で生徒たちの認識は一段高く、あるいは深くなり、唐突に「わかる」瞬間が来る。
目の前が開け、突然の驚きに襲われ、この瞬間の衝撃を雷に打たれたかのように実感する。これまであり得なかったほど可能性がはっきりと見えてくる。まさに「ユリイカ」の瞬間。
ゲームにおいて「集団的な感覚」を感じ取る瞬間だ。
今や私ひとりではなく、私たちであることを知る。私たちは、先に進むことができることを知る。

6.流れに乗る
このかけがえのない状態は、遅かれ早かれ必ず訪れる。
ある段階に来ると、生徒たちはただただ流れに乗っていく。この素晴らしい時間の間、垣根は消え去り、喜びと安らぎが教室に溢れ、不思議なことに教室全体が(そこにいる全員が)独特な持続的な状態に入る。
私たちは一人一人の個人であると同時に、何かより大きなものの一部であるとも感じている。無限の一体感だ。

7.理解を実践に変える
流れは、どれほど素晴らしいものであろうと、いつまでも持続させることは難しい。遅かれ早かれ、私たちは再び一人一人が個別の存在である状態へと戻ってしまう。
私たちにできることは、その常ならざる状態の中で得られた「理解」を、解決すべき問題に当てはめて活用する事だ。
この段階に来ると生徒たちは気付く。ワールドピースゲームを成功させる唯一の道は、集団として取り組むこと、自分という個別の存在よりも大きな何ものかの一部になること、そしてどう進むべきかを一緒に決めていくことだ。ここまでくれば、あとはゲームを勝利で終わらせるだけだ。

そして生徒たちは、自分たち(強者のエゴやテロリストの暗躍)によって、また自然災害や大事故によって引き起こされた地球の危機に、ワールドピースゲームで立ち向かうのです。
特に感銘を覚えたエピソードは、
「第6章 武器商人たちは勢力よりも正義を選択した」です。
武器商人になった二人の生徒は、ハタッと気付きます。最終兵器である核兵器を各国に売りさばけば、やがて核戦争が勃発し、核兵器によって地球が破壊され、武器を買ってくれる客がいなくなってしまうと。それで通常兵器のみ販売を続けるが、通常兵器の販売だけでは商売が立ちゆかないために、ビジネスの多角化に乗り出します。
最も貧しく資源も乏しい国で農業開発に資金を投入します。そして利益の一部をその国に還元します。
そして次に風力発電に投資をし、石油に頼らないエネルギーをその国にもたらします。
さらには産油国の砂漠地帯にソーラーパネルの工場を開設するなど、代替エネルギーの開発に投資を続け、やがて原子力発電所の廃止(テロ等により重大な危機を招かぬように)と核兵器の使用制限に向けて活動します。

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安倍晋三自民党総裁が、総選挙の大勝後に、「経済も外交・安全保障も、この道しかない」と、前内閣が打ち出した数々の法案の実行・行使を訴えていましたが、この絶対的権力を手中に収めた者の発言には、なにやら一国(一党)主義的な匂いがして不穏感を覚えます。

ハンター先生のワールドピースゲームが気付かせてくれるのは、「平和とは共同作業がもたらすもの」という不変の真理です。子供たちに、子供時代にこの不変の真理に気付かせてあげられることが、真の平和国家の持続的建設に欠かせないアプローチであると思います。
と同時に、私たち平和を標榜する日本人は、それがたとえ一国(もしくは独立、個人)として最良であったとしても、相手をおもんばかり、双方にとって最良のものをあらたに見つけ出し選び取る勇気と粘りが必要です。
先月亡くなられた高倉健さんは、中国でも大人気であったと言われます。
高倉健さんは「義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たい男の世界」と歌われましたが、高倉健さんが演じられたのは人情に篤い日本人でした。それが世代を超え、国境を越え、愛された理由だと思います。人情とは、血の通った、心の通った思い遣りです。
正しい和訳ではないですが、
「コラボレーション=人情を通わす」
と読み替えてみてはどうでしょう。
ワールドピースゲームが、さらに「すーっ」と心に染み込んでくると思います。

2014年12月16日火曜日

NHKわが心の大阪メロディー、観ました。

今晩放送のあった「NHKわが心の大阪メロディー」を観ました。
始まりは法善寺横町から石川さゆりさんが歌う「夫婦善哉」でしたね。
30年ほど前に、横町の一角にあるお寿司屋さんに、同期の宴会場所を探す傍ら立ち寄りました。五人ほどで特上寿司を一つ頼み、ジャンケンして勝ったモンから食べる遊びをしましたが、私ジャンケンで一番最初に負けたのに、さっと手を出しアワビの握りを一飲みしました。ズルをしたのです。でもその晩からお腹を下し、一週間酷い下痢に苦しみました。同席していた友だちからは罰が当たったと笑われたこと思い出します。

「宗右衛門町ブルース」のタイトルを聞いて、宗右衛門町の裏通りにあるシックなラウンジに、初めて先輩に連れていってもらった事を思い出します。それまで大衆酒場や若者の集う酒場しか知らず、初めて大人大人というシックな世界に踏み踏み込みました。でもあの感覚は、やっぱり馴染めませんでした。

そして「大阪で生まれた女」、この歌を生んだBOROさんの歌声で久し振りに聴きました。私、BOROさんの生歌を聴いたことがあります。35年前、金沢の繁華街小立野通りのアーケードに下で、路上ライブをされていたBOROさんに偶然出会したのです。
それからは金沢時代、大阪時代を通じて、スナックに行けば必ずこの歌を歌いました。
「大阪で生まれた女」、今でもこの歌を聴くと胸が熱くなります。

そして最後はドラマ「マッサン」で大ブレークの、エリーことシャーロット・ケイト・フォックスさんが歌うスコットランド民謡"Auld Lang Syne"、日本では「蛍の光」として有名な歌ですね。シャーロットさんの歌声が聴きたくて、実はこの放送を観ていました。劇中でも歌われていましたね。私はニュージーランドの歌姫ヘイリーさんの天使の歌声が大好きですが、初めてシャーロットさんの歌声を聴いた時、同じ感動を覚えました。この人は歌唱も素晴らしい、って感動しました。
でも実は、劇中で歌われていたもう一つの歌"The Water Is Wide"(悲しみの水辺)を期待していました。いつかしっかり、シャーロットさんの歌声で"The Water Is Wide"を聴ける機会を楽しみにしたいと思います。

【The Water is Wide - Hayley Westenra】

【The Water Is Wide(Traditional)with lyrics-Karla Bonoff】


hirobich5922さんという方がYoutubeに歌声をアップされていました。

それからそれから・・・
手前味噌ですが、三年前にアップした絵本朗読「わすれられないおくりもの」でオープニングのBGMとして使わせて頂いたのが、これまた大好きなギター奏者John Christopher Williamsの楽曲"The Water Is Wide (O Waly, Waly)"です。
絵本「わすれられないおくりもの」を初めて手にとって読んだ時、ケルトの世界が広がりました。そしてこの楽曲が、物語に一番しっくりと合う事に気付いたのです。

選挙、行きましたか?

日曜日の選挙、行きましたか?
私は夕方遅くに、家族みんなで行きました。

夜の選挙特番で、あるゲストコメンテーターが「今選挙は、逆桶狭間の戦い」と表現していましたが、言い得て妙、と頷きました。
桶狭間の戦いは、まだ小国の国主であった織田信長が攻め入る今川義元の大軍に対して少数精鋭で本陣に奇襲をかけ、見事義元の首を討ち取って勝利した戦いです。そして織田信長の天下取りへの道が開けました。
かたや今選挙は、前回選挙の敗北から一向に立ち直る気配のない野党を尻目に、安倍晋三総理大臣率いる内閣と与党自民党は、先の内閣改造後に噴出した新大臣の不祥事の責任問題を一掃し、尚且つ閣議決定した重要法案を今後次々に断行するための弾みをつける選挙です。織田信長は、もちろん安倍晋三総理大臣です。そして今回の今川義元は、有象無象の野党というよりも、選挙で選択肢を奪われた国民ではないかと感じます。そしてとにもかくにも安倍晋三総理大臣は、大勝利を収めました。

1996年に小選挙区制が導入されて、日本はドラスティックな政権交代が可能な国になりました。しかしそれには切磋琢磨する二大政党が必要です。そして約10年をかけて自民党に対応しうる政党となった民主党が、2009年自民党の大失態があって小選挙区による地滑り的な大勝により政権を奪取しました。
しかし、民主党政権の栄華は長く続きません。インテリ風なリベラリストが、数値目標を全面に押し出したマニフェストを作成するも、行政は笛吹けども踊らずで、絵に描いた餅で何ひとつ実現できず、しかもそれは外交にもおよび、同盟国アメリカはもとより近隣の中国や韓国との関係にも大きな亀裂を生みました。また民主党政権は、2011年に起こった東日本大震災においても、また原子力発電所の重大事故においても、その復旧復興の主体的なリーダーシップを発揮できぬ事を露呈しました。
そして、2012年の総選挙で民主党は地滑り的な大敗を喫し、有象無象の野党へと沈んでいきました。
そして今選挙は、強引な指導力を発揮する与党と有象無象の野党との対決です。選挙結果は、火を見るより明らかで、それが史上最低の投票率(52.66%)を招く結果となりました。

新聞やテレビで発言するジャーナリストは、たとえ選挙する選択肢に限りがあっても、マシな方に一票を投じることが大事、投票することが大事と訴えていました。しかし、選択肢がない状態で選べというのは、まるで強制的に支持を表明せよと言っているのと同じです。また安易に、候補者や政党を、まるで鉛筆を転がすように運に任せて選んでも良いのでしょうか。それで投票率が上がったとしても全く正しくないし、もしも投票率が80%や90%になったとしたら一大事です。恐ろしい事態の始まりです。

既存候補者に対し、また既存政党に対し、”NO!”を突きつける選択肢を設けることが必要です。それが民意を十分に汲み取る選挙の仕組みになると思います。

2014年12月7日日曜日

松陽高校野球部3年生部員お別れ会の写真を頂きました。

現松陽高校野球部父母会副会長の井鳥さんから、
先月24日鹿島殿で開いて頂いた、松陽高校野球部3年生部員お別れ会の写真を頂きました。

3年生部員お別れ会写真フォルダを開きます


3年生部員と父母は、中央の晴れがましいテーブル席に座らせて頂いて、この一年間の思い出を、久し振りに振り返えさせて頂きました。
会の始まりから、同じテーブルに着かれた先生と思い出話に花を咲かせ、また新チームへの思いなども聞かせて頂きました。

会の最後に、写真と音楽で綴った思い出ビデオを観賞しました。
タイトルは「野球が好きだから」
来春卒業を迎える3年生も、新チームの要である2年生、そして次代を受け継ぐ1年生も
いつまでも、素直に「野球が好きだから」と言える人で有り続けて欲しいと思います。

2014年12月2日火曜日

小夏日和

日曜日(11月30日)、小春日和というよりも小夏日和がふさわしい日和に誘われて、新舞子を訪れました。
鳶が気持ちよく気流を漂っていました。
しらさぎは水辺を散歩していました。
晩秋と思えない、汗滲む陽気の中、しばし浜辺を散歩しました。
とても気持ち良かったです。

ノルンから一足早いクリスマスカード 届きました


2014年11月29日土曜日

高倉健さん主演映画「ほたる」を観ました。

今月10日に亡くなられた高倉健さんの追悼番組の中で、主演映画「ほたる」(2001年日本映画)を観ました。

私は過去(若い頃です)映画館で観た健さん主演の映画は、「夜叉」と「ブラックレイン」だけです。その後もテレビで放映された主演映画はほとんど観ず終いで、健さんといえば、寡黙で義理堅い日本男児という印象のみ、それ以下でもそれ以上でもありませんでした。

でも、「ほたる」を観終わって、作品が公開された時代に、もっと早く健さん(というか降旗監督作品を)観ていたら良かったなぁ、という残念な気持ちを覚えました。
健さんは、劇中まったくの自然体にしか見えず、この「ほたる」では、気さくで面倒見の良い老境の漁師であり、長年連れ添った妻への感謝を忘れない優しい夫でありました。

「ほたる」は、今年の初めに大ヒットした映画「永遠の0」を彷彿させる(制作年度から見ればそれは逆になりますが)物語でありましたが、視点が大きく違いました。
「永遠の0」が、現代の若者が、第二次世界大戦末期に日本軍が行った特攻について再考すると同時に、その時代に生きた実の祖父宮部久蔵の生き様(あるいは死に様)と、義理のおじいちゃん大石賢一郎と祖母松乃を加えた三人の深い愛情と献身を辿る物語でありました。

「ほたる」は、昭和を生き抜いて、平成まで生き抜いた元特攻兵士の物語です。
物語は、現代と特攻として出撃する前夜が交差しながら進みます。
そして「永遠の0」が、如何に日本軍が自軍の兵士を粗末に扱ったかという事実に光を当てたのと同様に、「ほたる」では、当時併合していた朝鮮半島の人々までも日本の兵士として特攻に向かわせたという史実に光が当てられていました。

---あらすじです---

主人公山岡秀治には妻知子がいました。二人で桜島を望む小さな港町で漁業をしながら過ごしていました。年老いた二人には子どもがいませんでしたから、一緒に漁業をもりたてる若者たちを本当の子どものように遇していました。
二人はとても強い絆で結ばれていました。二人が出会ったのは、二人にとって大切な人が特攻作戦の為に知覧航空基地を飛び立った、その日の午後でした。
その大切な人は、金山文隆という山岡と同じ学徒出陣の若い兵士で、山岡の上官であると同時に、昵懇の間柄でもありました。そして金山は朝鮮民族の出身でした。
金山は、出撃前夜に山岡ともうひとりの部下であり戦友の藤枝の二人に懇願されて、決して残せない、残らない遺言を語ります。
それは、愛する女性への遺言でした。女性は、名を知子(知さん)といいました。東京の大学に通っていた頃に知り合い相思の間柄となって結婚の約束をしました。もし戦争がなければ、金山(本名キム・ソンジェ)は知さんを故郷釜山に連れて帰り、結婚して穏やかに暮らすつもりでいました。それが戦争によって引き裂かれました。

金山は語ります。
「知さん、ごめんなさい。
自分は死にます。あなたは幸せになって下さい。
自分は、必ず敵の戦艦を沈めます。
でもそれは大日本帝国の為ではなく
愛する祖国朝鮮民族の為、愛する知さんの為です。」

そして山岡の吹くハーモニカの演奏で、「故郷の空」を歌います。

「夕空はれて あきかぜふき
つきかげ落ちて 鈴虫なく
おもえば遠し 故郷のそら
ああ わが父母 いかにおわす

すみゆく水に 秋萩たれ
玉なす露は すすきにみつ
おもえば似たり 故郷の野辺
ああ わが兄弟 たれと遊ぶ」

許嫁の知子さんが知覧に到着したのは、金山が飛び立ったすぐ後でした。
知子さんは、続いて飛び立とうとする航空機の高速回転するプロペラに身を投げて死のうとしますが、山岡が身を挺して止めました。

その後すぐに山岡と藤枝にも特攻の命が下ります。そして二人は同日知覧を飛び立ちました。沖縄までは二時間余りの飛行ですが、日本軍の航空機は、その二時間の飛行さえままならぬものとなっていました。そして藤枝が操縦する航空機がエンジントラブルを起こして離脱しました。その後、敵戦闘機が大挙して現れて、山岡は激しい空中戦に見舞われて、一生は得ましたが沖縄にたどり着く事は叶いませんでした。

そして終戦の日を迎えます。
山岡は、知子さんを探し、金山のかわりに知子さんを一生守る決心をします。
劇中多くは語られませんでしたが、二人はどうやら子どもを作らない決心もした様子でした。知子さんが病弱であったからでしょうか、それとも金山さんに義理立てをしたからでしょうか、戦後生まれで悠長に生きてきた私にはわかりません。

そしてもうひとり、金山に対して深い思い入れを抱く女性がいました。
戦争当時から知覧で食堂を開き、若き特攻兵士達の最後の母(かあさん)となって親身に世話をした山本富子です。金山は、かあさんに自分の墓標(あるいは遺品)となるべきものを託していました。
金山は、以前かあさんから聞いていた話しを覚えていたのです。
「兵士は、遠き戦場で死んでも、その御霊はほたるとなって墓標に帰ってくる。」

かあさんも長生きしました。平成の世まで生き抜き、でもいつも自分が見送った若き兵士達の事は一時も忘れる事はありませんでした。そして金山についても、いつも心に留めていました。その金山の身内が、いまも釜山にいることを知りました。
でも、かあさんには釜山を訪ねるための時間も体力も、もうありませんでした。
そして山岡に、金山の遺品を釜山に届けてくれるよう頼みます。

知子は、ずいぶん前から透析しなければ生きられない体となっていました。そして山岡は、医者からいよいよ死期が近づいていることを告げられていました。
山岡は、知子の体をいたわり、悩みますが、正直になにもかも知子に話します。

二人は、深い思い入れに感謝する為に、釜山に出かけることにしました。
釜山の山間にある金山の故郷の村では、祭りが執り行われていました。金山(キム・ソンジェ)の一族が揃っていました。
しかし、山岡の訪問は、誰にも歓迎されませんでした。大日本帝国の軍人として特攻で死んだ、という話は、日本に対して悪感情を抱いている人達には到底受け入れられる話ではありませんでした。
それでも山岡は、真摯になって、金山の残した言葉を正確に伝え話します。山岡の姿には、金山に対する感謝と尊敬、そして無念さが溢れていました。最後に山岡が、遺品を取り出しますと、キム・ソンジェの母の妹と名乗る高齢の女性が前に進み出て、遺品を大切に受け取ってくれました。そして知子と山岡を家に招き入れました。

高齢の女性が、一枚の写真を取り出します。
それは日本から届いた、金山と知子が婚約時に撮ったと思われる、むつまじい二人が写った写真でした。そして、姉は
「息子が日本人の嫁を連れて帰るの」と、誰に恥じ入ること無く話していたことを、慈しみの笑顔で知子に話します。

山岡と知子は、キム・ソンジェの先祖が眠る墓をお参りしました。
もう冬が近いというのに
一匹のほたるがどこからか現れました。

---終わり---

昭和は遠くなりました。そして、戦争を経験した父の世代の人達は、身近にはもうひとりもいなくなりました。でも、私は戦友というものを知っています。父が亡くなった時、遠方から二人の戦友が父を送りに来て下さいました。そのお二人は、亡くなるまで母宛に、地産した野菜や果物などを毎年送り届けて下さいました。

そして朝鮮民族の方々との深いわだかまりについて思います。
健さんは劇中で、人間と人間の向き合い方を示してくれていたように思います。
誠実さ、真摯さ、そして感謝と尊敬が、人の心の頑なさを解いてくれるという真理です。

私たち日本人も、戦後から二代三代と世代が移っています。もはや戦争は遠い昔の話、悪しき記憶は薄れ、友好と平和と経済力があれば、世界から信用されると学んできました。ですから、いつまでも過去をほじくり返しては日本を誹謗する、中傷する隣国の行いには辟易します。そして最近では辟易を通り越し、目には目を、という感情まで沸き立ちます。
でも、ほんとうにそれで良いのか?
と、私たちは自問し続けなければいけないと思います。

2014年11月26日水曜日

医は仁術

総合病院の待合室で会計を待っていたところ、隣にある薬局の窓口でちょっとしたトラブルがありました。
年配の男性が、薬ができるのが遅いと詰め寄っていたのです。20分待っているのに薬ができないと窓口をばんばん叩き、そして担当医師が電話口に出ると、これからも待つのは嫌だから1年分薬を出せ、とせがんでいます。結局、しばらくすると穏便な形でトラブルは収束した様子でした。私を含め、周りにいた一般客(患者等)は、唖然とし、連れ立ってこられていた人は、小声で「順番やからしかたがないやろ」と話していました。

最近ですよね、窓口や薬局がスムーズに回転しだしたのは。以前は、総合病院で診察を受けるのは我慢大会みたいなものでした。診察は数時間待ちが当たり前。診察の順番が回ってきても、まず検査を指示され、長い廊下を行ったり来たり、そしてすべてが終わって数分間の診断を聞いて終わり、いや終わらない、それから会計で待たされ、薬局で待たされ、気付くと一日が終わります。

それが地方でも総合病院がどんどん作られ、病院同士で患者を食うようになった。そして些細なミス(医療ミスでなく、事務上や窓口対応の不備)でも、ネットを通じて一気に流布し、それでバッシングや患者離れを引き起こし、病院経営を危機に陥れるようになった。
だから命を救う病院でさえ、次第に患者を”お客様”と見るようになって、へりくだるようになった。病院の接客業務は、標準マニュアル化が進み、効率化のシステムが導入されて、病院で発生していた待ち行列は、科学的に改善された。しかし、病院への敬意や親しみは薄れて、いつしか患者は20分で不遜な態度を取る”常客”となった。
型にはめるわけでは無いけれど、世の中のビジネス(営利活動)至上主義が招いた変化の一例ではないかと思う。

「医は仁術」いう言葉があります。「医術は単なる技術ではなく、人を救う道である」という意ですね。そして、現在もこれからもそうであるなら、医者は人を救う仁者であるから敬意を払わなければいけないし、病院は医術を行う場所であるから、神聖に過ごさなければいけないと思います。逆説となりますが、私たちが医者や病院に、敬意と尊敬、そして信頼を抱き続けることが、医者や病院を「人を救う道」に揺るぎなく歩ませる「医を生かす」道だと思うのです。これも仁術です。
そして同時に、一種の信仰です。信仰とは、すべてが叶えられることではありません。裏切られても信ずる、成されなくても信ずる、その信心が、大河の一滴となるのです。

大袈裟な話に発展してしまってゴメンなさい・・・
でも病院は、地上で一番、安心、安全な場所であって欲しいです。

2014年11月25日火曜日

謝意

昨日、松陽高校硬式野球部の送別会に親子で出席させて頂きました。
現父母会の皆様が、細やかに会を進行され、賑やかさと暖かさの一杯詰まった送別会にして頂きました。有り難うございました。

2014年11月24日月曜日

インターステラー その1

土曜日、公開日を迎えたインターステラー(原題:Interstelar)を観ました。
インターステラーの、荘厳なシンフォニーと息を呑む映像美で綴られる深宇宙への旅には、SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」(原題:2001: A Space Odyssey 1968年英国作品)に勝るとも劣らない感慨を覚えました。

この二本の映画は、序章に近しいところがありました。

2001年宇宙の旅の序章です。
米ソの冷戦が臨界に達し、もはや大規模な核戦争が避けられない事態に陥ったパラレルワールド(何せ2001年は過去となりましたから・・・)が舞台でした。時の人類の英知では彼らの愚かさを覆うことができなくなった時、モノリスが現れます。それは宇宙の英知が人類の英知を飛躍させるために遣わした道標でした。そして人類(といってもモノリスを発見するも隠匿したアメリカ一国ですが・・・)は、旺盛な好奇心から2名の宇宙飛行士と3名の科学者、そして人工知能HALを宇宙船ディスカバリー号に積み込んで深宇宙の旅に送り出します。

そして本作インターステラーの序章です。
人類による自然環境破壊によって、地球が生命を育む事がもはや回復不能な死の星へと向かいつつある近未来が舞台です。そして、時の人類の英知は地球の外に人類の未来を求めます。そして二つのプランを行動に移します。
一つは、地球の静止軌道に大規模なコロニーを建設するプランです。このプランが実現できれば、多くの生者を救済することができます。しかし、このプランの実現には、第四の次元”重力”を解き明かさなければなりません。そして時の英知は、重力の解明まで後一歩のところまで迫っていました。
もう一つは、広大な宇宙の中から人類が居住できる惑星を探し出し、そこに人類の種を運び育てるプランです。
先に、時の人類の英知は、宇宙の英知が土星近くに開いたと思われるワームホールの入り口を見つけます。人類の英知は、このワームホールを利用して、無人探査機を深宇宙に送り、12個の地球型惑星を見つけます。そして次に、その12個の地球型惑星すべてにひとり乗りの有人探査機を派遣しました。
そして数年後、3つ地球型惑星に派遣した有人探査機から「居住可能」の信号が届きます。
時の人類の英知は、人類の最後の未来となる数千名分の冷凍保存された受精卵を、3名の科学者と1名のベテラン宇宙飛行士、そして直方体の自律型ロボットに託し、インターステラードライブ(星間旅行)に送り出します。

そして、2001年宇宙の旅では、
深宇宙の旅の最中に、凄惨な事件が起こります。
事の発端は、不審でした。
この旅には、宇宙飛行士には明かされていない極秘任務がありました。その極秘任務は、旅の目的地である木星の衛星エウロパ付近に到着後にコールドスリープから目覚める科学者と人工知能HALによって行われることになっていました。
5年に渡る深宇宙の旅は毎日が平板で、やがて宇宙飛行士にこの宇宙の旅への疑問が生まれます。宇宙飛行士は、疑問を調べるために地球との交信をHALに依頼しますが、HALは通信機の故障と偽り交信を妨害します。宇宙飛行士は船外活動によって通信機を取り替えますが、それでもHALは通信機のさらなる故障と偽って交信を妨害し続けます。
HALにとっては極秘任務を守る行動でしかありましたが、回収した通信機に故障がないことを認めた宇宙飛行士は、HALに不審を抱きます。HALは宇宙船内のライフラインを一手に握っていました。そのHALに不具合があれば、宇宙飛行士や科学者の生命が危険にさらされます。宇宙飛行士は、HALに聞こえない場所で、HALを停止し、科学者を起こして、人間の力で残りの旅を進めることを話し合います。しかしHALの目は宇宙飛行士の会話を見つめていました。HALは読唇術を心得ていました。
HALは、宇宙飛行士の秘め事を自身に対する殺人計画と理解します。そして、極秘任務をHALひとりで行う事を決定し、宇宙飛行士と科学者の殺人を実行します。
それは人工知能による初めての殺人でした。それは人工知能の中に芽生えたある感情が引き起こした殺人でした。それは“"恐れ(afraid)”でありました。

凄惨な事件に生き残ったのは、宇宙飛行士のデイブとHALの二人でした。
そして二人は、エウロパ付近で遭遇した巨大なモノリスに取り込まれます。
二人は、肉体、金属体から離脱し、神聖なる英知となって、宇宙の英知と融合します。そして、かつてデイブ、HALとして存在した英知は、人類の愚かさを覆うために地球に遣わされました。


序章まででした。インターステラーは本編からは明らかに2001年宇宙の旅とは別物でした。これまで見たことのない未知の物語であると同時に、深淵なる人間の物語でありました。
続きは・・・、しばらく経ってから書きたいとと思います。
是非、映画館の大画面で、観賞して下さい。
そして、いつか是非、この物語について大いにセッションできればと思います。


p.s.
あと一言だけ
劇中、アルキメデスの名台詞「ユリイカ!」が叫ばれます。
発見した!の意ですが、それはインスピレーション、ひらめきです。
真摯に向き合ったものだけに訪れる霊応とでも言うのでしょうね。
それが、私たちの英知を飛躍的に前進させる。

現代の悲観的な、悲劇的な様々な問題も、あるひらめきによって、劇的に解決されるのかもしれない、という希望を覚えました。

2014年11月18日火曜日

1.17ひょうごメモリアルウィーク2015 受け付け始まりました。

1.17ひょうごメモリアルウィーク2015 受け付け始まりました。
ブログの上部に貼り付けた「兵庫安全の日 1.17は忘れない」バナーをクリックすると
ひょうご安全の日公式サイトにジャンプします。

※次のURLをクリックしてもジャンプすることができます。
http://19950117hyogo.jp/gathering/index.htm

ひょうご安全の日公式サイトトップページの一番下に、申し込みフォームのリンクがあります。
先ほど家族5名分の参加申し込みを行いました。

皆さんも、如何ですか
あの甚大な被害をもたらした震災から、見事に復興を遂げた神戸の街を一緒に歩きましょう!今年同様に晴れたらイイね

絵本「あの路」を朗読しました。

5年前、いせひでこさんが描く水彩画の挿絵に魅了されて購入した絵本「あの路」を、朗読しました。

でも、いざ朗読を始めると、詩人山本けんぞうさんが描く物語は私には難解で、丸一日その解釈に費やしました。そして朗読しました。

前足の片方が無い三本足の野良犬と、母を亡くし叔母さんに引き取られた孤独で弱々しい少年の、ひと冬の交流の物語です。

叔母さんに引き取られた少年は、何故に学校に行かなくなったのか?
酷い暴力にあった三本足を見つけた少年は、どう変わったのか?何を落としたのか?
そして、
成長した少年は、何故ずっとひとりで歩いているのか?
どうぞ想像しながら聞いて頂ければと思います。

BGMに、欧州を舞台にした名作映画4作品のテーマ曲を使用させて頂きました。
1.太陽がいっぱい
2.夜霧の忍び逢い
3.禁じられた遊び
4.鉄道員


2014年11月16日日曜日

ノバク・ジョコビッチvs.錦織圭

昨日夜11時から行われた
ATPワールドツアー・ファイナル準決勝
ノバク・ジョコビッチvs.錦織圭
急きょ朝日放送でLIVE中継されることになったので、観ました。

試合会場のO2アリーナは、まるでロックコンサートの様相でしたね。対戦する二人の選手の入場シーンも、まるでロックスターかプロレスラーの様でした。

そして解説者は、熱き男松岡修造さん。松岡さんのテニスプレーヤーの心象風景に触れる解説によって、テニスが真に凄みのあるスポーツであることを知り、約90分間の対戦に目が離せなくなりました。

第1セットは1-6、24分という時間の短さがジョコビッチ選手の圧倒さを物語っていました。王者の威光に為す術も無い錦織選手には第3セットは訪れない、そう思いました。
そして第2セットが始まります。第1ゲームをブレイクしたジョコビッチ選手のサービスゲーム、ここで松岡修三さんの心象風景解説が光ります。このゲームを取れば試合が決することができるジョコビッチ選手にとって、とてもプレッシャーの掛かるゲーム。最初、何のことかわかりませんでしたが、ここからジョコビッチ選手に狂いが生じます。あれほどに決まっていたサービスエースが決まらない。そしてまさかのダブルフォールト連発、試合の大勢が錦織選手に傾きます。息を吹き返した錦織選手はラリーを制し、そしてサービスエースも決まってあれよあれよという間にこのセット、6-3で奪取しました。

テニスを遊びでしかやった事の無い私には、心象風景など知るよしも無い事でした。ですが、一流のテニスプレーヤーは、まるで将棋やチェスを行うが如く、一瞬の間に何十手先何百手先まで見通してしまうのですね。そして、何十手先何百手先に訪れる勝利や敗北の実感と戦わなければいけない。テニスとはなんと過酷な、そして凄みのあるスポーツなのか、と実感しました。

そして、ジョコビッチ選手を狂わした心象風景が、第3セット錦織選手に訪れます。
第1ゲーム、ジョコビッチ選手のサービスゲームをダブルブレイクポイントのチャンスまで追い詰めた錦織選手が、ミスを連発してこのゲームを落とします。そして、あれほど冷静沈着に、そして集中モードに入っていた錦織選手の表情が、崩れます。顔は赤く火照り、そして目から光が消えます。
このセット、錦織選手は4度ダブルフォールトを犯し、第2セットとはまるで別人の様になって、0-6で失い、敗北しました。

いや~興奮の90分間でした。ジョコビッチ選手、錦織選手、そして松岡修造さん、ありがとうございました。

2014年11月11日火曜日

小春日和の中、姫路城の周辺を歩いてきました。

姫路城周辺を歩いてきました。
姫路城は、来年3月27日の大天守グランドオープンに向けて平成大修理の片付けがだいぶん進んでいました。
そして、真っ白に化粧を施された天守閣は、真っ青な空に映えていました。

シロトピア公園で、不時の桜を見かけました。
深まる秋の公園で小さな春を見つけました。




2014年11月8日土曜日

地震雲?

熱戦最中の高砂球場上空に、とても印象的な雲が広がっていました。
耕太郎が、あれは地震雲だ、と言いました。帰って調べてみると、波紋形地震雲と呼ばれる雲でした。



参考サイト:地震雲掲示板
http://kumobbs.com/cloud/hamon.html

平成26年11月8日(土)松陽高校vs.東播工業高校 詳報

平成26年11月8日(土)
平成26年度播但地区親善交流試合
3回戦 松陽高校vs.東播工業高校(高砂球場)

試合写真
1回-5回
6回-9回

先攻:松陽高校
1番 LF久保12
2番 1B松下3
3番 3B奥本5
4番 C井鳥2
5番 CF黒田8
6番 2B朝田4
7番 P桑原1
8番 SS小河原19
9番 RF吉田9

後攻:東播工業高校
1番 3B5
2番 SS6
3番 RF9
4番 C2
5番 CF8
6番 LF7
7番 P1
8番 1B3
9番 2B4

-9:01試合開始-

《1回表:松陽高校攻撃》
1番 久保12 レフトフライ
2番 松下3 空振り三振
3番 奥本5 空振り三振

松陽高 0
東播工 

《1回裏:東播工業高校攻撃》
1番 5 ファーストフライ
2番 6 四球
3番 9 レフトライナー
4番 2 空振り三振

松陽高 0
東播工 0

《2回表:松陽高校攻撃》
4番 井鳥2 ショートゴロ
5番 黒田8 見送り三振
6番 朝田4 センター前ヒット
7番 桑原1 ライトフライ

松陽高 00
東播工 0

《2回裏:東播工業高校攻撃》
5番 8 レフトフライ
6番 7 レフト前ヒット
7番 1 7→二塁盗塁死2-6
見送り三振

松陽高 00
東播工 00

《3回表:松陽高校攻撃》
8番 小河原19 ファーストライナー
9番 吉田9 ライトフライ
1番 久保12 ライトフライ

松陽高 000
東播工 00

《3回裏:東播工業高校攻撃》
8番 3 四球
9番 4 スリーバント失敗
1番 5 四球
2番 6 送りバント失敗1-5 三塁封殺
3番 9 四球
4番 2 ライト前ヒット 得点2 走者1,3塁
5番 8 2→二塁盗塁
ライト前ヒット 得点1 走者1,3塁
6番 7 8→二塁盗塁
空振り三振

松陽高 000
東播工 003

《4回表:松陽高校攻撃》
2番 松下3 見送り三振
3番 奥本5 四球
4番 井鳥2 四球
5番 黒田8 送りバント5-3 走者2,3塁
6番 朝田4 空振り三振

松陽高 000 0
東播工 003

《4回裏:東播工業高校攻撃》
7番 1 四球
8番 3 サードゴロ併殺5-4-3
9番 4 サードゴロ

松陽高 000 0
東播工 003 0

《5回表:松陽高校攻撃》
7番 桑原1 サードゴロ
8番 小河原19 ライトフライ
9番 PH藤原航10 空振り三振

松陽高 000 00
東播工 003 0

※松陽高校 守備変更
9番 PH藤原航10→RF

《5回裏:東播工業高校攻撃》
1番 5 セカンドゴロ
2番 6 四球
※松陽高校 守備変更
7番 P桑原1→P本郷18

3番 9 レフト前ヒット 走者1,2塁
4番 2 ライトオーバー二塁打 得点2 走者2塁
5番 8 レフト前ヒット 走者1,3塁
6番 7 5→二塁盗塁
空振り三振
7番 1 ファーストフライ

松陽高 000 00
東播工 003 02

《6回表:松陽高校攻撃》
1番 久保12 センター前ヒット
2番 松下3 空振り三振
3番 奥本3 四球
4番 井鳥2 悪送球 走者進塁 2,3塁
センター前ヒット→二塁進塁 得点2
5番 黒田8 死球
6番 朝田4 四球 満塁

※東播工業高校 守備変更
1番 3B5→P
7番 P1→1B13
8番 1B3→3B

7番 PH坂上7 空振り三振
8番 小河原19 セカンドゴロ

松陽高 000 002
東播工 003 02

※松陽高校 守備変更
1番 LF久保12→CF
5番 CF黒田8→P植山17
7番 PH坂上7→LF

《6回裏:東播工業高校攻撃》
8番 3 空振り三振
9番 4 見送り三振
1番 5 レフト前ヒット
2番 6 5→二塁盗塁死


松陽高 000 002
東播工 003 020


《7回表:松陽高校攻撃》
9番 藤原航10 ショートゴロ
1番 久保12 ショート強襲ヒット
2番 松下3 悪送球 走者進塁 2塁
ライトフライ
3番 奥本3 空振り三振

松陽高 000 002 0
東播工 003 020

《7回裏:東播工業高校攻撃》
2番 6 サードゴロ
3番 9 四球
4番 2 右中間二塁打 得点1
5番 8 セカンドフライ
6番 PH17

※松陽高校 守備変更
5番 P植山17→P長谷川20

   PH15 センターフライ

松陽高 000 002 0
東播工 003 020 1

※東播工業高校 守備変更
6番 PH17→LF19

《8回表:松陽高校攻撃》
4番 井鳥2 レフト前ヒット
5番 長谷川20 ライトホームラン 得点2
6番 朝田4 空振り三振
7番 坂上7 死球 ※臨時代走 朝田4
8番 小河原19 レフト前ヒット
9番 藤原航10 悪送球 走者 2,3塁
見送り三振
1番 久保12 四球
2番 松下3 空振り三振

松陽高 000 002 02
東播工 003 020 1

《8回裏:東播工業高校攻撃》
7番 13 ライト前ヒット
8番 3 空振り三振
9番 4 送りバント2-4 走者 2塁
※二塁代走14
1番 5 見送り三振

松陽高 000 002 02
東播工 003 020 10

※東播工業高校 守備変更
7番 PR14→1B11

《9回表:松陽高校攻撃》
3番 PH俵13 レフト前ヒット
4番 井鳥2 ショート強襲ヒット
5番 長谷川20 空振り三振
6番 朝田4 セカンドライナー併殺 4-6B

松陽高 000 002 020 4
東播工 003 020 10× 6



-11:23 試合終了-


  イニング 打者 打数 安打 三振 四球 死球 失点 自責点
桑原 4回1/3 20 14 3 3 6 0 3 4
本郷 0回2/3 5 5 3 2 0 0 2 1
植山 1回2/3 8 7 2 2 1 0 1 1
長谷川 1回1/3 5 5 1 2 0 0 0 0