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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2020年2月13日木曜日

私の永遠のアイドルは…

今日は午後から今入院の当初目的の、カテーテルアブレーション術を受けます。


昨夜は、21時に就寝を開始し、多少の緊張感で少し寝付かれませんでしたが、それでも目を閉じていると睡眠に入ることがでしました。そして4時過ぎに身体を起こし、ベッドの上で読書と音楽鑑賞を交互に行っています。


音楽、幾つかのジャンルをわたりながら、今聴いているのは、水越恵子さんです。


水越恵子さん、朝のお天気お姉さんのはしり、とでも言って良いと思います。高校生の頃、彼女の声を聞いてから、朝出かけていたように思います。

当時はアイドル全盛期です。私はフォークソング愛好者でアイドルに関心はありませんでしたが、年上の綺麗なお姉さん、素敵な歌声の水越恵子さん、今思えばアイドルだったのだと思います。

大学生の時、学園祭で実行委員会が水越恵子さんのミニコンサートを学内で開きました。私、なんの役もしていませんでしてが、同じ寮の応援団の友達が最前列の席に招いてくれて、目の前で歌声を聴きました。それとは別にコンサートのチケットを買って、観に行った事が一度ありましたね。レコードプレーヤー持ってないのにLPレコード何枚か買って持っていました…

やっぱり当時、一番大好きな女性だったのだと思います。

今聴いても、落ち着いた声色で大人の女性、大人の恋愛を歌う水越恵子さんは、

素敵です。


2020年2月12日水曜日

暖かい日が苦く思える事もあるのです。

昨日の建国記念日は、立春以後、最高に天気の良い日では無かったでしょうか


朝、入院後はじめて窓のブラインドを閉じて貰いましたので、南向きの大きい窓からいっぱいに陽の光が射し込んできました。すぐに部屋の空気もベッドもテーブルも熱を帯びてきました。それは午後にブラインドで窓を遮るまで続きました。


同室の方はガーデンでベッドを囲い、静かな休日の昼間を睡眠に当てていました。私は陽の光の中で読書やラジオを聴いて過ごしました。


でも余りに良い日は辛いです。

薬で体調は安定し、本当に病気なのか忘れそうになります。でも自分で移動出来るのは病室階だけと制限を受けているので、気分転換の買い物も散歩をすることも出来ません。ただ永遠に続くかのように、陽の光が差し込む場所に閉じ込められているような錯覚を覚えるのです。

暖かい陽の光の中で、こんなにも守られているのにです。人間の心の複雑さを実感します。


今、武漢からチャーター機で帰国し、新型コロナウィルスの潜伏を疑われて施設に一定期間隔離されている方々や、

乗船のクルーズ船で新型コロナウィルスにより肺炎を発症する方が出たために、下船も出来ず船内での行動も制限されて、個室の中で不便な生活を強いられている方々は、

今回の騒ぎがなければ、健康に仕事や遊びを謳歌されていた筈です。健康な状態での隔離は、やむを得ない事と受け入れられていると想像しますが、この隔離が長引く中で、きっと様々な苦痛が育ってきているのではと想像します。


これは絶対に見逃してはならない事です。

新型コロナウィルスの汚染拡大は、何としても防がなければならないですが、


それと同様に、いやそれ以上に、現在、隔離状態を受け入れられいる方々の、今後隔離される事になるかも知れない方々の、心身のサポート、不安の解消と、不安を生まない社会の体制や空気作りを火急に構築しなければならないと思います。


病気を発病したり疑われる隣人や同じ日本人が、差別感情や排斥感情を向けられることのないように、

また、友好な関係を築いてきた筈の外国人の友人やお客様に、差別感情や排斥感情を向けられることのないように、

私たちは心して行動しなければならないと思います。



2020年2月11日火曜日

三千名の方を、人道的見地からも、救出しましょう!

私は、この一ヶ月の間に二度心室細動を起こし、既にICD埋め込み者であったために命を落とすことはありませんでしたが、2月2日から専門病院に入院しています。まだ、原因は特定できていませんが、適切な検査、治療が受けられる環境にあり、症状は安定しています。


こう云う身の上に今いるから、非常に胸が苦しくなります。

現在、横浜港に接岸する一つの都市ほどの巨大クルーズ船の中で、長期間の隔離を強制される事になり、何一つ外の情報を入手することが出来ず、日々衛生状態が悪化する個室の中で、日々罹患者が増えていく恐怖に怯えている三千名にも及ぶ乗船者の方々の事を考えるとです。


たとえ年齢の若い健常な若者でも、責任感の強い乗員スタッフでも、先が見えない事による精神的苦痛には、もう耐えきれないでしょう。限界が近づいていると思います。いずれ心や身体に重篤な症状が現れる危険が迫っていると思います。

ましてや乗船客のほとんどは高齢者です。持病を持っている人がほとんどではないでしょうか?対象のウィルス病を発症せずとも心身の衰弱から持病を悪化される方も出てくるでしょうし、対象のウィルスに罹患して急劇に重篤症状に陥る方も出てくるでしょう。


ようやく、

症状が出た方からという選択ではなく、全乗船者に対してウィルスの陽性検査を行い、陰性でしかるべき隔離期間を終えらえた方も下船させるという方針で検討が始まった事は評価しますが、


遅すぎます。


人道的見地からも、

一つ、完全防御の医療団を組織してクルーズ船に派遣して、医師が何らかの異常と認めた方は、医療施設に搬送して治療を行い、

二つ、異常がないと認めた方は、陸上の隔離施設に搬送する。

三つ、隔離施設でしかるべき隔離期間を終えて医師の判断が出た方から帰宅してもらう。

四つ、外国籍の方については、母国の政府と日本政府で火急に話し合い、帰国を希望する方の早期帰国の方法と帰国後母国の対応を決めて、説明して、母国政府と日本政府で早期の帰国を実現する

五つ、何より大事なことは、非常事態であることを皆に周知して、冷静に互いも想い合い、決してデマ、中傷という風評被害で、誰ひとり、傷付かぬよう、広く広報して、デマや中傷を流した者は厳しく取り締まり罰する旨を徹底的に周知する


が緊急措置として必要だと思います。

三千名もの方を一度に隔離して収容できる場所、東京にありますよね

東京オリンピックの選手村です。今すぐ使うべきです。オリンピックには、紛争や災害で苦しむ世界の人々に、平和や安全があることを気付いて貰うという崇高な目的があると思います。


この夏にオリンピックを開催する日本で、本当の、心を尽くすおもてなし、世界の人々に見てもらおうじゃないですか、日本人の心意気を見てもらおうじゃないですか


2020年2月9日日曜日

心の傷の始まりを辿る旅

今から25年前、私の心が病んでしまった事について、ふと、心の傷の始まりを辿りました。


学生時代は、自分は自分、みっともないのが自分らしさと、受け止めて、変わらない事にこだわっていたように思います。ただのアホな強情でした。

でも社会人になってからは、出来ないという落ち込みからくる鬱めいた期間と、頑張ろうというやる気に満ちた期間を繰り返す中で、成りたい自分のイメージが育ってきたのだと思います。

それは仕事でもプライベートでも頼りになる者になること

そして自分と同じように自信を失ったり悩んでる、特に後輩に心を寄せられ、成長を促せる者になること

であったように思います。


それからは、仕事にも勉強にも、酒の入った談義にもいつも全力投球でした。

でも本心を押し殺す潔癖さや正義感という融通のなさも育っていました。

そして何より、自分が心酔する人物の言葉以外は、耳を傾けるという事を疎かにしていました。


ですから、自分に勢いがあるときは力任せで事を進められていました。自分に向き合う人には、やる気や元気を与えることが出来ました。


しかし、仕事で責任の重さが増すにつれて、特に人間関係で、力任せでは解決できないことが増えていました。それでも情熱で訴える事で解決できると信じていました。

しかし、情熱ではとうにもならないこと、力任せではどうにもならないこと、ばかりである現実に直面しました。

それからは少し距離をおきながら対応するようになりました。それは自分の間ではありませんでした。そこから、人との距離感が掴めないようになりました。

心の内を人にさらして、助けを請う事が出来ないために、出来ないと思い込んでいたために、

やがて孤独感に苛まされる様になりました。

そして仕事にも身が入らなくなって、心の病を引き起こすことになった


ふと、始まりに辿り着いた思いがしました。


人には、

変えて良くなる事

変えては良くない事

があるのだと思います。


そのことに迷わないためには

人の言葉に素直に耳を傾け、

自分の心にも素直に耳を傾け、

己を知るという事、

それが何より大事、何より大切なんだと気が付きました。