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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年12月17日土曜日

可哀想な首相、野田佳彦


昨夜は夜、テレビを見ませんでした。
そして今朝の新聞を見て、唖然としました。

『首相、原発事故収束を宣言』
『冷温停止状態を確認』

彼は、強いリーダーを演じてみたかったのですね。
思えば9月、民主党の代表に選ばれてそのまま一国の首相の椅子を与えられ、辻説法で鍛えた雄弁さで自身を『ドジョウ』と喩えられた。
それが、鉢呂元経済産業相の『放射能つけちゃうぞ』発言・失言? 以後、ぶら下がり取材に一切応えず、国会答弁も下を向いてルビの振られた原稿を棒読むばかり。。。
だけれど、外遊先ではいつもにこやかな笑顔を振りまき、原発事故問題、TPP問題、消費税問題然り、国内で議論もなにも出来ていない状況で、どうどうと国際公約をなさってしまう。

そしていまや日本第3の都市となった大阪で台頭する橋下徹氏率いる維新の会の威勢や、はたまた海の向こうで三年前にリベラルの旗手として立ったオバマ米大統領の『イラク戦争終結宣言』に調子を合わせようとされたのでしょうか。

もう、私たちは『サラリーマン総理』はいならいです。『自己都合総理』はいらないです。
本当に国民の信任を得て、国民の期待と責任を併せ持って、任期を命がけで全うできるリーダーを求めます。
そうしなければ、日本は内部崩壊します。

2011年12月16日金曜日

サンタクロースっているんでしょうか?


「Secret」
小さな女の子、スーザンは寂しそうな笑顔で話します。
「私、サンタの秘密知っているの・・・
(ほんとうはね)サンタはいないんだよ」

映画『34丁目の奇跡』(原題:MIRACLE ON 34TH STREET )は、小さな女の子、スーザンの寂しい告白から始まります。
スーザンは、大好きなママから
「サンタはいない」
と教えられますが、スーザンをとても大切にしてくれるママの恋人ブライアン、そしてサンタを自認する愛溢れる老人クリス・クリンドルとの出会いによって、
「Believe」
サンタクロースを信じる事ができるようになり、そしてとても素敵な夢が叶います。

サンタクロースは本当にいるのでしょうか?

『サンタクロースっているんでしょうか?-子どもの質問に応えて-』(偕成社)という本があります。
1897年9月21日、8歳の女の子からの切なる願いを受けたニューヨーク・サン新聞が、『社説』で応えた文章に、美しいクリスマスのイラストが添えられています。

特に感銘を受けた文章を抜粋します。
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そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や人への思いやりや、真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。
あなたにも、分かっているでしょう。世界に満ちあふれている愛や真心こそ、あなたの毎日の生活を、美しく、楽しくしているものなのだということを。
もしもサンタクロースがいなかったら、この世の中は、どんなに暗く、淋しい事でしょう!
あなたのような可愛らしい子どものいない世界が、考えられないのと同じように、サンタクロースのいない世界なんて、想像も出来ません。
サンタクロースがいなければ、人生の苦しみを和らげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスもなくなってしまうでしょうし、私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手で触るもの、感じるものだけになってしまうでしょう。
また、子ども時代に世界に満ちあふれている光も、消えてしまうでしょう。
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私もこの問いかけにハッキリと答える事が出来ます。
『サンタクロースはいます』
愛する人がいて、その事に感謝し、愛する人に真心をプレゼントする。
『ありがとう』の一言でいいのです。
その時、私たちがサンタクロースなのです。
愛を贈る人、贈られる人、そして愛に満たされる人、すべての人の中にサンタクロースはいるのです。そして、いつでも誰でも、サンタクロースになれる、私はそう信じています。

『信仰は望んでいる事柄を保証し、目に見えないものを確信させるものです』
(新約聖書ヘブル人への手紙11.1)
私の信仰の根幹となる御言葉です。


※映画『34丁目の奇跡』(原題:MIRACLE ON 34TH STREET )

1947年アメリカ作品で、その後度々リメイクされています。私は1994年にリメイクされた、名監督であり名優であるリチャード・アッテンボロー主演の本作を映画館で観ました。
アメリカの一ドル紙幣に記された"In God We Trust"「我々は神を信じる」は、アメリカの信仰の根幹です。この映画では、同様に目には見えなくても愛で満たしてくれる存在、サンタクロースを『私たちは信じる』と高らかに謳い上げます。
クリスマスシーズンのニューヨークの風景はとても美しいです。その美しい風景の中で繰り広げられるファンタスティックな物語を、クリスマスの夜、家族で一緒にビデオ鑑賞されては如何でしょうか。きっと、家族みんながサンタクロースの愛情一杯の贈り物で満たされることでしょう。

2011年12月11日日曜日

皆既月食を観ていて、首痛めました。。。


お早うございます。
今日は6時起床、外に出ますと、まだまだ暗い空の北西、低い空に満月が美しく輝いていました。

昨夜は皆既月食を観てました。
21時過ぎに一度天上を見上げますと、月の東端の光が揺らいで見えました。食が始まったようです。
そして22時40分頃から半分以上食が進んだ月を見上げていました。皆既月食になるまでずーっと。。。
二階の南向きのベランダに出て、天上を見上げると月は真上にありました。コンパクトカメラを上に突きだして、その姿勢で待つ事30分。。。
レレ。。。私はアホですね、皆既日食のように光がフッと消えて月が空に消えるものと思っていまして、横でいっしょに観ていたさくらが、
『お父さん、もうなってるんとちゃうん』に対して
『いや、まだや』と月が朱に暗く染まってもその無理な姿勢を続けていました。
そしてもう首が痛くて我慢できなるなり、月にお別れを云って、寝ました。

朝刊、朝日新聞の一面に、青い光に照らされた通天閣と頭上の月が皆既月食になるまでの多露光写真が掲載されていました。

何故に皆既月食で『朱に暗く染まる月』が観られるかというと、
①満月期の月が地球の影にすっぽりと収まってしまう現象が皆既月食です。
②でも地球の大気が凸レンズの役目をし、太陽の光は地球の大気で屈折、影の部分に弱い光が届きます。
③光のスペクトルで波長が長く減衰しにくい赤の光が、大気を抜けて月に届き、月を朱く染めるのです。
※参照 国立天文台ページ
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101221/color.html

朝から天文のお勉強をしました。
『聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥』ということわざがありますが、私の解釈はこうです。
『知らない事を知る事は素晴らしい。しかし、知らない事をそのままにするのはもったいない事だ。』です。(翻っていえば『恥も外聞もない』のです)私の信じる言葉です。

次回の皆既月食は、2014年ということです。三年後、また美しい天文ショーが観られる事を期待します。