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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年12月16日金曜日

サンタクロースっているんでしょうか?


「Secret」
小さな女の子、スーザンは寂しそうな笑顔で話します。
「私、サンタの秘密知っているの・・・
(ほんとうはね)サンタはいないんだよ」

映画『34丁目の奇跡』(原題:MIRACLE ON 34TH STREET )は、小さな女の子、スーザンの寂しい告白から始まります。
スーザンは、大好きなママから
「サンタはいない」
と教えられますが、スーザンをとても大切にしてくれるママの恋人ブライアン、そしてサンタを自認する愛溢れる老人クリス・クリンドルとの出会いによって、
「Believe」
サンタクロースを信じる事ができるようになり、そしてとても素敵な夢が叶います。

サンタクロースは本当にいるのでしょうか?

『サンタクロースっているんでしょうか?-子どもの質問に応えて-』(偕成社)という本があります。
1897年9月21日、8歳の女の子からの切なる願いを受けたニューヨーク・サン新聞が、『社説』で応えた文章に、美しいクリスマスのイラストが添えられています。

特に感銘を受けた文章を抜粋します。
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そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や人への思いやりや、真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。
あなたにも、分かっているでしょう。世界に満ちあふれている愛や真心こそ、あなたの毎日の生活を、美しく、楽しくしているものなのだということを。
もしもサンタクロースがいなかったら、この世の中は、どんなに暗く、淋しい事でしょう!
あなたのような可愛らしい子どものいない世界が、考えられないのと同じように、サンタクロースのいない世界なんて、想像も出来ません。
サンタクロースがいなければ、人生の苦しみを和らげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスもなくなってしまうでしょうし、私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手で触るもの、感じるものだけになってしまうでしょう。
また、子ども時代に世界に満ちあふれている光も、消えてしまうでしょう。
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私もこの問いかけにハッキリと答える事が出来ます。
『サンタクロースはいます』
愛する人がいて、その事に感謝し、愛する人に真心をプレゼントする。
『ありがとう』の一言でいいのです。
その時、私たちがサンタクロースなのです。
愛を贈る人、贈られる人、そして愛に満たされる人、すべての人の中にサンタクロースはいるのです。そして、いつでも誰でも、サンタクロースになれる、私はそう信じています。

『信仰は望んでいる事柄を保証し、目に見えないものを確信させるものです』
(新約聖書ヘブル人への手紙11.1)
私の信仰の根幹となる御言葉です。


※映画『34丁目の奇跡』(原題:MIRACLE ON 34TH STREET )

1947年アメリカ作品で、その後度々リメイクされています。私は1994年にリメイクされた、名監督であり名優であるリチャード・アッテンボロー主演の本作を映画館で観ました。
アメリカの一ドル紙幣に記された"In God We Trust"「我々は神を信じる」は、アメリカの信仰の根幹です。この映画では、同様に目には見えなくても愛で満たしてくれる存在、サンタクロースを『私たちは信じる』と高らかに謳い上げます。
クリスマスシーズンのニューヨークの風景はとても美しいです。その美しい風景の中で繰り広げられるファンタスティックな物語を、クリスマスの夜、家族で一緒にビデオ鑑賞されては如何でしょうか。きっと、家族みんながサンタクロースの愛情一杯の贈り物で満たされることでしょう。

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