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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年12月11日日曜日

皆既月食を観ていて、首痛めました。。。


お早うございます。
今日は6時起床、外に出ますと、まだまだ暗い空の北西、低い空に満月が美しく輝いていました。

昨夜は皆既月食を観てました。
21時過ぎに一度天上を見上げますと、月の東端の光が揺らいで見えました。食が始まったようです。
そして22時40分頃から半分以上食が進んだ月を見上げていました。皆既月食になるまでずーっと。。。
二階の南向きのベランダに出て、天上を見上げると月は真上にありました。コンパクトカメラを上に突きだして、その姿勢で待つ事30分。。。
レレ。。。私はアホですね、皆既日食のように光がフッと消えて月が空に消えるものと思っていまして、横でいっしょに観ていたさくらが、
『お父さん、もうなってるんとちゃうん』に対して
『いや、まだや』と月が朱に暗く染まってもその無理な姿勢を続けていました。
そしてもう首が痛くて我慢できなるなり、月にお別れを云って、寝ました。

朝刊、朝日新聞の一面に、青い光に照らされた通天閣と頭上の月が皆既月食になるまでの多露光写真が掲載されていました。

何故に皆既月食で『朱に暗く染まる月』が観られるかというと、
①満月期の月が地球の影にすっぽりと収まってしまう現象が皆既月食です。
②でも地球の大気が凸レンズの役目をし、太陽の光は地球の大気で屈折、影の部分に弱い光が届きます。
③光のスペクトルで波長が長く減衰しにくい赤の光が、大気を抜けて月に届き、月を朱く染めるのです。
※参照 国立天文台ページ
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101221/color.html

朝から天文のお勉強をしました。
『聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥』ということわざがありますが、私の解釈はこうです。
『知らない事を知る事は素晴らしい。しかし、知らない事をそのままにするのはもったいない事だ。』です。(翻っていえば『恥も外聞もない』のです)私の信じる言葉です。

次回の皆既月食は、2014年ということです。三年後、また美しい天文ショーが観られる事を期待します。

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