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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2018年9月28日金曜日

台風24号の後ろに台風の卵が追走

台風21号と変わらない勢力の台風24号が、明日(9/29)から明明後日(10/1)にかけて沖縄から北海道まで日本列島を横断する精度の高い進路予報が発表されました。
現在の進路予報で台風24号が進んだ場合、9/30の夜、大阪、関西国際空港辺りを通過しそうです。その日の夕方に四国に945hPaという非常に強い勢力で上陸し、速度を上げながら近畿地方に近づくというのは、まさに台風21号と同じです。
しかも、台風24号は、暴風被害だけでなく、秋雨前線を活発化して明日から大雨をもたらしそうです。
今、割と真剣に避難するかどうかを家族で話しています。
避難のタイムリミットは、四国に上陸すると予報が出ている9月30日の夕方です。

台風第24号 (チャーミー) 28ベトナム、花の名前
Typhoon 28W (Trami) Warning
進路図の日時は世界標準時(UTC-Z)で、日本時間は(+9時間)です。

そして、最新の台風情報を見ると、台風24号の辿ってきた軌跡にそって、熱帯低気圧が追走しています。米軍合同台風警報センター(JTWC)の予報進路情報では、10月3日(水)15時頃には風速60m、最大瞬間風速72mの猛烈な台風となって南大東島の南300㎞辺りに達するようです。
熱帯低気圧
Tropical Depression 30W (Thirty) Warning

台風24号が通過したすぐ後に、同じ勢力の台風が近づく可能性があること頭に入れておきたいと思います。

来年以降の大谷選手への期待

今年のMLBのレジュラーシーズンも残り三日。一日空けて、10月2日(アメリカ東部時間)からポストシーズンが開幕です。
エンジェルス大谷選手の波乱のMLB1年目は、波乱含みでしたね。
二刀流で鮮烈なデビューを飾るものの、6月に右肘靱帯断裂が見つかって9月に復帰登板するものの新たな靱帯断裂が見つかって、レギュラーシーズン終了後に靱帯再建手術を行うことになりました。投手としての復帰は2020年まで待たなければなりません。
しかし同じく9月、投手として厳しい現実を突きつけられながら、打者としてファンの不安を一掃する活躍を見せてくれました。

今年の成績ですが、
打者として
HRは、現在22本で33位
AVGとOPSは、規定打席数に達していないので参考ですが、
AVGは、0.283で、19位に準じ
OPSは、0.93で、6位に準ずる成績です。
投手としては、同じく規定投球回数に達していないので参考ですが、
WHIPは、1.16で、13位に準じ
ERAは、3.31で、8位に準ずる成績です。


新人王を大谷選手と争うヤンキース、アンデゥーハ選手は打者成績では大谷選手を一歩リードしています。大谷選手の二刀流がどう評価されるかで、新人王は決まると思います。
そして打者として、大谷選手の目標は、すべての成績で抜きん出ているチームメイトのトラウト選手です。来年、再来年にはトラウト選手を人気実力両面で脅かし追い越す選手になることを期待します。
そして投手ですが、目標は、アストロズに二枚看板であるバーランダー投手とコール投手です。試合数、投球回数、防御率、WHIPすべてに抜きん出ている両投手の成績を、二年後の2020年には、脅かし追い越す投手として復活してくれることを期待します。

但し、大谷選手にも、そしてトラウト選手にも、どうすることもできないのがエンジェルスの弱体ぶりです。打者として規定打席に達しているのは三選手。そして投手で規定投球回数に達しているのは一選手、このままでは来年のチーム順位を上げることは難しいでしょうね。

2018年9月27日木曜日

東京オリンピック大会のボランティアにこそ、本当の光を当てよう!

東京オリンピック大会のボランティア募集が始まったというニュースを見ていた妻が、無給な上に交通費も宿泊費も持ち出し!とびっくりした声を上げました。

競技それぞれについては、選手達らが大舞台で活躍するのを観たいとは思いますが、商業主義で誰のためのものかもわからないオリンピックそのものには懐疑的であり、その懐疑的なオリンピックを莫大な金額を使って誘致して、さらには当初はコストを抑えた効率的でスマートなオリンピックになるかと期待していたのですが、いざオリンピックの開催が決まるや、どんどんとコストは膨れ上がるばかりです。日本政府や日本の大企業が下支えしているからハードウェアの完成が遅れるということは無いでしょう。メダル獲得のために、選手の育成強化にも競技によって差異はあるでしょうけれど、不足することなしに予算は投入されると思います。
でもボランティアには、無償でスキルを求めるばかり、さも古くさい言い回しになりますが、「参加することに意義がある」と言わんばかりに思います。
大会準備、さらには大会期間中に長期間拘束された上、その経費のほとんどを自分の財布から出費してでも「参加することに意義がある」或いは「オリンピックの運営に参加して楽しむ」ことができる人も、大勢いるとは思います。でも「オリンピックの運営に参加して貴重な経験をしたい」と思ってみても、まとまった出費ができないために断念する人も大勢いるのではと覆います。

この件について、海外留学を経験した方が海外でのボランティア経験について次の様に綴られています。
学生ビザであるために労働の対価としての報酬は受け取る事はできなかったけれど、ボランティア活動に掛かる交通費、食費などのすべての費用を学校側が負担してくれて、またボランティア活動によって得た貴重な体験を、学校からちゃんと評価して貰えた。
https://youpouch.com/2018/06/27/514591/
と語られていました。

TOKYO2020ボランティアのサイト
http://www.city-volunteer.metro.tokyo.jp/jp/join/application/index.html
を見ると、
募集人員は
・都市ボランティア 3万人
・大会ボランティア 8万人
で、応募条件は
・2002年4月1日以前に生まれた方
・日本国籍を有する方、又は日本に居住する資格を有する方
・日本語による簡単な会話ができる方
と書かれています。
そして、サイトの中を幾つもリンクを辿った先にあった募集要項に中に、
活動に「あたりお渡しする物品等」という名目で支給されるものが書かれています。

都市ボランティア募集要項
http://www.city-volunteer.metro.tokyo.jp/asset/img/about/tokyo2020/requirements/requirements.pdf
・ユニフォーム一式
・活動中の飲食
・ボランティア活動向けの保険
・活動期間中の活動日における滞在先から活動場所までの交通費相当として一定程度
※面談・説明会等、研修及び活動期間中における滞在先までの交通費及び宿泊は、自己負担・自己手配となります。

大会ボランティア募集要項
https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/data/volunteer-leaflet-JP.pdf
・オリジナルデザインのユニフォーム一式
・活動中の飲食
・ボランティア活動向けの保険
・活動期間中の活動日における滞在先から活動場所までの交通費相当として一定程度
※オリエンテーション、研修及び活動期間中における滞在先までの交通費及び宿泊は、自己負担・自己手配となります。

オリンピック憲章には、その意義について次の様に書かれています。
オリンピック憲章に基づいて行われるスポーツを通じて青少年を教育することによって平和でより良い世界づくりに貢献し、スポーツ文化を通じて、世界の人々の健康と道徳の資質を向上させ、相互の交流を通じて互いの理解の度を深め、友情の環を広げることにより、住みよい社会を作り、ひいては世界平和の維持と確立に寄与することをその主たる目的とする。
本来のオリンピックは、戦争のかわりにスポーツで勝ち負けを争うものではなく、国際間の紛争解決のために相互の理解増進と平和を目的としたものであると書かれています。

その本分にこそ、予算を傾けるべきだと思います。
日本の、18歳以上とはいわず、18歳以内でも経験を求める者に、身一つで参加できる機会を開き、かつ、近隣のアジア諸国はもとより世界中の学生をボランティアとして招待し、ともに活動する中で、ともに生活する中で、相互理解と友情を深めることこそ、将来にわたる平和活動に繋がるのではと思います。

しかし、すでに予算に縛られてボランティア活動に費用を回せないというならば、オリンピックスポンサー以外の企業に、ボランティア活動スポンサーを募ったり、ふるさと納税のようなオリンピックボランティア納税を作って、日本の将来への有意義な投資を国民に募るというのは如何でしょうか。
もうオリンピックまではそんなに時間はないだろうけれど、スマートで志の高い日本人も大勢います。できない事はないと思います。
でも、国民からの浄財を間違っても1円たりとも無駄にできない、しっかりとした会計管理、会計監査が必要な事は言うまでもありません。

2018年9月24日月曜日

秋の夜長、太宰治の「葉桜と魔笛」を読みました。

※青空文庫 葉桜と魔笛
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42376_15545.html

美しい姉妹の切ない嘘に、すっかり心を揺さぶられました。
太宰治はやっぱり少女の心が宿っていたのだと思えます。

朗読しました。下手な朗読ですが、秋の夜長に聴いて頂ければ嬉しいです。


台風24号

21日に北マリアナ諸島付近で発生した台風24号、スーパー台風(カテゴリー5)へと勢力を増しながら、現在、沖縄や台湾に向かって西北西に毎時20㎞の速度で進行中です。予報では27日沖縄本島に近づいて、そして日本列島を縦断するコースを辿る可能性もあるようです。

北浜町北脇自治会でも、最近の自然災害の甚大さを受けて、住民の方から防災への真剣な声が届けられるようになりました。
北浜町のある土地は、その昔、山の麓まで海だったそうです。いまでも下水工事などで道路を深く掘り返すと砂の層が出来てきたり、水が染み出たりするといいます。
高砂市が作った防災マップをみると、北浜町のあたりは真っ赤に色づけられ、地震に非常に弱い土地である事が示されています。また先般の台風21号同様の勢力の強い台風が赤穂から岡山辺りに上陸したとすれば、この辺りの海岸線も暴風や高潮で甚大な被害を被ることになるかも知れません。

※高砂市
揺れやすさマップ
洪水・内水ハザードマップ

阪神大震災時のポートアイランド等の人口島で起きた液状化現象による地盤沈下のことは今でも鮮明に覚えていますし、先日の北海道胆振東部地震による札幌市街住宅地の液状化現象による地盤沈下を見ては、もう人ごとではありません。いつ自分の町が家が同様の災害に見舞われるかもしれないという危機感を強く覚えます。
また先日の地震の震源地に近い厚真町で発生した大規模な山崩れも、人ごとではありません。北脇町も同じく山の麓まで住宅地になっています。こういった風景は、どこの町でも見られるのでは無いでしょうか。これも社会問題になっている里山の維持が難しくなって山がどんどんと荒れ放題になり、木々は大きく成長するとともに古木となって倒壊の危険が増大していることと相まって、危険はまさに近づいていると思います。

公共の避難場所の問題、避難経路の問題、また高齢者世帯や要介護者要支援者の避難の問題、実は自治会などの公共機関だけで決められる問題ではないと思います。
東日本大震災時、東北地方で伝えられる「津波てんでんこ」の伝承は、現代では「薄情」とも捉えられることがありますが、公共の防災が無かった昔は、まず自分の命は自分で守り、生き残る、そして生き残った者が、町を復興するという決意の賜物であったと思います。
ですから私たちは協力するとともに自分のことはあらかじめ決めておく
例えば
①家族で防災について話し合い、いつ避難するか、誰が誘導するか、離散した場合にどこで合流するか、どのようにして連絡を取り合うかを決めておく
②地域で防災について話し合い、地域やご近所で共に避難するタイミングを決めておく、高齢者や要介護要支援者、また傷病者、子供、女性をいつ避難させるかを取り決めて、分担して避難誘導、避難支援を行う
③自治体に防災について対策を講じてもらう
少し考えるだけでも、行動を決める事項が多々あります。

先般の台風でのJR西日本の計画運休は英断であったと思います。
大きな災害があらかじめ予測できる場合は、現在、自治体が出す避難準備では遅すぎると思います。たとえ過剰と言われようが、オオカミ少年と言われようが、極端な話、前日から避難を完了させるという英断も必要ではないか、と思います。
そして災害時の避難等で何らかの被災を受けた際には、誰も責任を問われないという、「津波てんでんこ」の精神を私たちは思い出さねばならないとも思います。誰の所為でもないこと、その上で思い切って平時の内に自主的に避難する、協力して避難することも考えなければいけないと思います。

もう一つ付け加えると
イージス・アショアに何千億円も注ぎ込むのなら、被災地や来る南海トラフ大地震やスーパー台風に備えるべく、平時は市民の交流の場として、緊急時には堅牢なシェルターとなる施設を作る事のほうが、国民の生命財産を守るという点で大事ではないかと思います。

砥峰高原はフレームに収まらない大空とススキ群生する大湿地でした。

残暑に夕方、砥峰高原に涼みに出かけました。
雄大な風景の中を1時間ほど散策しました。スタート地点は18時から始まる観月会に集まってきた人たちの騒音がありましたが、ススキ野原を上へ上へと登るほど人はまばらになってきて、湿原の水音、虫の音、風の音がハッキリと聞こえてきました。その心地よさに包まれながら散策をしていると体の中からホッコリとしてきました。とても心地よかったです。今度はもう少し秋が深まった時期に来たいと思います。