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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年6月4日土曜日

第2回全日本少年春季軟式野球大会が9月開催、複雑です…

中学野球には、夏の甲子園に相当する大会が二つあります。
全日本少年軟式野球大会(中等部の少年が出場、クラブチーム出場、中学校もクラブチームとしてエントリーすれば出場できる)と、
全国中学校軟式野球大会(中学校野球部出場、中体連軟式野球大会、第6回大会から持ち回りとなった)で、例年8月後半に、2大会が一週間おきに開催されます。

高砂市では、

全日本少年軟式野球大会第5回大会(1988年):松陽中学校

全国中学校軟式野球大会第5大会(1983年 横浜スタジアムにて開催):宝殿中学校
全国中学校軟式野球大会第14回大会(1992年 石川県金沢市にて開催):鹿島中学校

の3校が、優勝校として、それぞれの大会の歴史に学校名を刻んでいます。

高砂市は中学校が7校という小規模の市です。この高砂市から3回も全国大会を制した歴史がある事は、驚くべき事実であり、また高砂市民として誇れる歴史であると共に、未来に向かっての可能性、希望も広がります。この事実は、鹿島中学校野球部に関わる様になって知りました。野球をされている方には、知っていて当たり前のこのなのでしょう。
でも野球に関わりがなく過ごしてきた私は、本当につい最近知った歴史です。

さて、本題ですが、
昨年から高校野球の選抜大会を標榜した大会、文部科学大臣杯全日本少年春季軟式野球大会が3月(春休み期間中)に開かれる様になりました。新チームを結成して半年を経た1・2年生(4月から新2年生・新3年生)が出場する大会で、開催地は静岡県です。

今年も第2回大会が予定されていましたが、3.11の東日本大震災があり、大会は延期となり、今秋9月22日からの開催になりました。
※大会主催:財団法人全日本軟式野球連盟HP
第2回全日本少年春季軟式野球大会大会概要

大会概要に
・出場クラス:中学生(1、2年生(新2、3年生))※今回に限り新1年生の出場も認める
と書かれています。
昨年秋から、冬にかけて行われた予選大会を勝ち抜き、春季大会のキップを掴んだチームの現3年生は出場できなせん。

中学野球は、新チームが結成される7月からスタートして、
秋の主要な大会が10月~11月に開催
12月~2月は冬トレに当てられ
4月から地方大会や夏の全国大会予選、そして中体連と4月から6月までスケジュールは一杯です。
連盟も苦慮されたと思います。ですが、全国大会のキップを掴んだチームの3年生の事を思うと複雑です。

6月に練習試合をさせて頂く、HIKONE JBoy'Sさん(滋賀)、田原本中学野球部さん(奈良)の二校は、この第2回全日本少年春季軟式野球大会の近畿代表チームです。

夏の第28回全日本少年軟式野球大会(浜甲子園)でも、HIKONE JBoy'sさんは準決勝まで駒をすすめられ、優勝された竜王ジャガーズさんと対戦されました。また、田原本中学校野球部さんは優勝された八木中さんと準決勝で対戦されています。
共に強豪校であり、素晴らしいチームです。

因みに、今日6月4日、大阪にて近畿代表チーム2校を決める近畿大会が行われます。

私は、鹿島中野球部の部員が、HIKONE JBoy'sさん、田原本中学校野球部さんと対戦できる幸せを噛み締めて欲しいと願います。
感謝して、そして全力で戦い、頂を登り詰め、勝ちに行って欲しいと願います。

2011年6月3日金曜日

鹿島中野球部、今日は午前中『高砂球場』で練習しました。

鹿島中創立記念日であった今日、久下部長のはからいで、午前中、『高砂球場』で練習することになりました。

藤原監督から電話を頂き、練習終了までの約1時間、三塁側ダッグアウトに入って、練習風景を見守りました。ダッグアウトの中は、洞穴の様、チームメイトを鼓舞する怒声や、指示する声が響いていました。

私が見守ったのは2・3年生が2チームに分かれての実践形式の練習です。

いや、しかしダッグアウトから観るグラウンドは、スタンドから観る景色と全く違う。広々としていました。三塁側ダッグアウトからだと、ライトスタンド後方の石乃宝殿の壁面が迫ってくる様で、迫力がありました。

また、高砂球場はファウルグラウンドがとても広い、その事は理解してはいましたが、ダッグアウトからだとさらに遠い、マウンドもバッターボックスも非常に遠い、本当に、どでかい声で、心に響く声で、言葉で声援し続けなければフィールドに散らばる選手達にはなかなか届かない、そうも実感できました。

また、ダッグアウトはゲームに出場する選手達の控えの場所であり、普段は、まだ微かに幼さの残る部員達も、ベンチ内ではきびきびと動き回り、緊張感さえ漂わせていました。

ここは、『彼らの聖域』だと、改めて感じた次第です。

6月24日(金) から始まる中体連野球大会では、いつもの観戦場所、バックネットの一塁側切れ目、三塁ベースからホームベースの線上に位置するスタントで、彼らの勇姿を見守りたいと思います。

2011年6月2日木曜日

鹿島中野球部 現チーム活動のクライマックスへ突入です!

現チームの活動も1ヶ月を切りました。高校野球の夏の甲子園に匹敵する(負ければそこで中学野球が終了するという意味でです)中体連野球大会が6/24(金)から始まります。

今週から本大会までの間に、10試合の練習試合が予定されています。
今週初め5/29(日)滋賀県遠征で近畿中等部倶楽部ベスト1のチームHIKONE JBoy'sさんとの練習試合が台風の影響により流れてしまって残念に思っていたのですが、今日なんと本校藤原監督から6/12(日)本校での練習試合に、HIKONE JBoy'sさんが来校される事になったと伺いました。

中体連野球大会の直前、2週に渡って、近畿ベスト1、そして2のチームと試合をする栄誉を鹿島中野球部の部員達は与えられました。本校の監督、部長に感謝するとともに、試合をして下さるチーム(HIKONE JBoy'sさん、そして奈良県田原本町立田原本中学野球部さん)に感謝します。そして、共に高砂市内で、東播で、もしかしたら県大会で、近畿大会で、全国大会で、対戦するかも知れないすべてのチームに感謝したいと思います。

さあ、クライマックスへ突入です!
大好きな野球に最後まで、真摯に向き合って下さい。君たち一人ひとりに栄光あれ!

2011年5月31日火曜日

唐突ですが、私『ミュージカル』も大好きなのです。

2004年、アンドルー・ロイド・ウェバーのミュージカルを映画化した『オペラ座の怪人(原題:The Phantom of the Opera)』は、ファントムを演じたジェラルド・バトラーの囁くような魅惑の歌声と、クリスティーヌを演じたエミー・ロッサムの若々しくも伸びのある高音・美声で綴られていました。

物語のプロローグ、モノクロの画面に映し出された廃屋となったオペラ座で、オペラ座に伝わる怪異な出来事とそれにまつわる品々のオークションが開かれます。
モンキーがシンバルを叩く粗末な玩具に裕福な高齢の男性、そして女性が、その曰わく付きの粗末な玩具をともに手に入れようとしますが、最後は男性が手に入れます。
そして、オペラ座の悲劇となった大シャンデリアが修復され、天井につり上げられるところで、画面は一気いに色彩豊かな映像に、美しいオペラ座の記憶を甦ると共に、アンドルー・ロイド・ウェバーが作曲した『The Phantom of the Opera』が流れ、本編の幕開けを告げました。

昨年末、日本テレビ系列(関西では読売テレビ)の金曜ロードショーで放映された『オペラ座の怪人』は、通常の声優さんが日本語セリフを話すのではなく、劇団四季のメンバーが、日本語歌詞の歌曲で繋ぐという、素晴らしい演出で、観終わった後も、本格的なミュージカルを観た余韻に暫く浸っていました。

物語にぐいぐいと引き込むセリフと、感情の起伏を表現する歌唱。そして、演技と舞台装置すべてが、観客を日常ではない世界へ誘う、というミュージカル。

大阪で勤めていた頃、JR大阪駅西側に劇団四季大阪劇場がありました。
映画は、趣味でもあり、よく観に行ってはいましたが、ミュージカルはチケットを事前にとらなければならないこと、そして共にいってくれそうな(私が『ミュージカル観に行かへんか』、なんて誘うとジョーダンとしかとられず、逆に怒りを買ってしまうという恐怖がありました。ですから、これは、初のカミングアウトとなります)、何より敷居が高かったのです。

ですが、それも私の思い込みであって、当時、もっと遊びにも軽やかにになって、いろいろ観たかった、なんて思います。ほんと、劇団四季のミュージカル、観に行きたかったです。

劇団四季

この『オペラ座の怪人(原題:The Phantom of the Opera)』は、当時の最愛の妻であったサラ・ブライトマンの為に書き下ろしたミュージカルと言われています。
しかし、円満と思われた結婚生活も1990年に破綻、傷心のアンドルー・ロイド・ウェバーは、恋の出会いと別れを描いた『アスペクツ オブ ラブ(原題:Aspects of Love)』を制作します。このミュージカルのプロローグで歌われる曲が『Love Changes Everything ~愛はすべてを変える~』です。

私は、アンドルー・ロイド・ウェバーの制作したミュージカルとして、その名前を知っていたのは、
・初期のジーザス・クライスト・スーパースター
・キャッツ
・オペラ座の怪人
くらいです。実は、とてもミュージカルに暗いのです。(観なければ、敬遠していればそうなりますよね)

サラ・ブライトマンを初めて見た、そしてその歌初めて聴いたのは、随分前にエミー賞の授賞式の中継で、当時イタリアの新鋭(といってもデビューが遅かっただけですが)アンドレア・ボチェリの持ち歌で英語題名が『Time to say Goodbye』を二人で歌われていたのを聴いたのが最初です。この歌曲は、以後『Time to say Goodbye』のセリフだけが英語で、その他はイタリア語で歌われる様になったそうです。
因みに、『Time to say Goodbye』別れの歌のようですが、原題は違い、また歌詞も、二人が共に航海に旅立ってゆくという希望を称えた歌曲であり、結婚式にうってつけの歌だそうです。

そして、今年になって『Love Changes Everything ~愛はすべてを変える~』をYoutubeで聴きました。日本語訳詞を検索し、『愛』の力をこれほどまでに直接的に歌った歌が過去にあっただろうか、と思うほどに、その根源性が綴られていました。歌詞も、そして最初は小さな波紋から、大きなうねりへと変化する曲も素晴らしいと感じました。

そして、不味い歌唱ですが、歌いました。そして、ビデオを作成しました。
演奏は、The Royal Philharmonic Orchestraが演奏されたものを利用しました。
また、映像に使用した写真は、Picasa写真ギャラリーからウェディングで検索し、ダウンロード可能な画像を選定して、ロイドのイメージであるベルベット=真っ赤な薔薇と対比させるためにモノクロにしました。
身勝手な言い方ですが、Picasaに写真を投稿されている全世界の『愛』に満たされた人々とのコラボレーションという気持ちで作成しました。

因み、私はアンドルー・ロイド・ウェバーの初期の作品である『ジーザス・クライスト・スーパースター』をハリウッドで映画化されたものを映画館で観ています。当時は、KISSなどヘビメタのバンドが世界を席巻して、映画も大変ロック色が強くてついていけないところがありました。

でも、若かりしアンドルー・ロイド・ウェバーの野心作であったと今ではそう感じます。

今の若者も、彼らは彼らで色々と興味ある事に、突き進んでいいると思いますが、若い時分から余り選別せずに、何でも挑戦してみるという、遊び心をもっと持って欲しいと思います。沢山のものを見聞きしする中で、本当に自分の楽しみ、遣り甲斐となる事柄に出会えると思います。(ちょっと最後は、説教臭くなってしまいした)ご免なさい…

p.s.
因みに、『Love Changes Everything ~愛はすべてを変える~』の英語歌詞と、日本語訳詞を以下に、掲載します。

  "Love Changes Everthing"
ミュージカル『アスベクツ・オブ・ラヴ』より

Love, love changes everything
Hands and faces, earth and sky
Love, love changes everything
How you live and how you die

Love can make the summer fly
or a night seem like a lifetime
Yes love, love changes everything
Now I tremble at your name
Nothing in the world will ever be the same

Love, love changes everything
Days are longer, words mean more
Love, love changes everything
Pain is deeper than before

Love will turn your world aroung
and that world will last for ever
Yes, love, love changes everything
Brings you glory, brings you shame
Nothing in the world will ever be the same

Off into the world we go
Planning furtures, shaping years
Love bursts in and suddenly
All our wisdom disappears

Love makes fools of everyone
All the rules we make are broken
Yes love, love changes everyone
Live or perish in its flame
Love will never, never let you be the same

Love will never, never let you be the same


『Love Changes Everything ~愛はすべてを変える~』日本語訳詞

愛というものは すべてを変える
手つきや顔つき 大地や空までも
愛というものは すべてを変える
人の生き様や死に様まで

愛というものは 夏を短く感じさせる
一夜を永遠に 感じさせることも
そうよ 愛というものは すべてを変える
あなたの名前を聞いただけで 私は震え出す

この世のすべてが
もう元には戻らない


愛というものは すべてを変える
一日を長く感じて 言葉に重みが増す
愛というものは すべてを変える
痛みというものを 前より深く感じる

愛というものは 世界を変える
その世界が永久に続く
そうよ 愛というものは すべてを変える
栄光も恥も もたらす

この世のすべてが
もう元には戻らない

2011年5月29日日曜日

台風2号は勢力が衰え、15時頃室戸岬沖で熱帯低気圧変わりました。

気象庁は、15時の天気速報で、四国沖を北東に進んでいた台風2号が、室戸岬沖にて温帯低気圧に変わったと発表しました。

台風2号から変化した温帯低気圧 は、現在四国東部に位置し、この後、関西、東海へと進んでいく様子です。しかし、台風としての規模はなさぬとも、関西圏は今日いっぱい、強い雨風に注意が必要ですね。
18時現在、兵庫県播磨南東部にはまだ、『大雨』、『洪水』、『暴風』警報が発令されています。

しかし、先のブログでも書きましたが、通年梅雨時分の台風は、日本に到達するまでに衰えて温帯低気圧に変化するか、中国大陸に向かうとされていましたが、やはり、地球温暖化の影響でしょうか、日本近海まで海水温が高いのでしょう、1号、2号とも発生領域は赤道付近ではなく、フィリピン海域で、数日という短期間で、台風の規模を保ったまま日本に到達しています。

通年、北半球東アジアに到達する台風は、初夏から晩秋に掛けて10~20個ほどで、その内日本に到達するのは2~3個程度です。今年は、既に2個到達しています。当たり年かも知れません。

一昨年か、書店で『ニュートン』を立ち読みしました。特集はずばり『巨大台風の到来』です。特集記事では、今後、地球温暖化がさらに進めば、強風域が日本列島全土を覆う程に巨大で、風速80m/sを超えるスーパー台風が到来するだろうと、書かれていました。

地震についても、台風についても、人知を越えた自然現象であり、人が『想定規模』を決められるものではありません。
今後、この様な甚大な被害を伴うであろう自然災害に対して、警報システム、そして避難施設(シェルター)、避難誘導体制のシステム化を図る事が急務と考えます。


p.s.
ところで、今回の台風2号が沖縄近海に位置していたとき、関西到達は30日(月)と予想されていました。風邪気味の高2の娘さくらは皆勤を自らに課していて、もう一日公休となればいいなぁと思っていた様ですし、中3の次男耕太郎は、中間考査初日を迎えます。
この一週間はテスト勉強はしなくちゃならなかったし、雨で思いっきり体を動かせないという、二重苦の状態にありました。

二日間の中間考査が終われば、その日からまた野球部活動が再開です。
中学校最後の大会となる、6月24日から開催される中体連軟式野球大会に向けて、野球部の仲間達と、共に手を携えて『坂の上の雲』が観られる様、最後の坂を悔いなく登り切ってほしいと思います。