播磨の国ブログ検索

不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2019年7月20日土曜日

I believe in yesterday

ビートルズのYesterdayを聴きました。
そして
Oh, I believe in yesterday 私は昨日を信じる
のフレーズが心に強く残ります。

18日の午前に起こった、京都アニメーションスタジオ放火殺人事件は、未曾有の大量殺傷事件となりました。殺された、また大怪我を負わされた人たちは、若い、この日本が誇るアニメーションの次代を担う人たちでした。事件の詳細が分かるにつれて、言いようのない悲しみ、憤り、そして恐怖が募ります。

京都アニメーションは、古くはジブリの「紅の豚」や「魔女の宅急便」の制作にも参加されていたとの事ですので、私の様な年齢の者にも、掛け替えのない贈り物を与えてくれたアニメーション制作会社です。

何の前触れもなく、快活で幸せな日常が一瞬にして奪われた多く人たちに、
何一つの慰めにもならないかもしれませんが
昨日までの、快活で夢に向かって歩まれていた貴方の姿を信じています。そして
明日からの、体と心が癒やされながら、再び快活で夢に向かって歩まれる貴方の姿を信じています。


しかし、どうしても分かりません。
身勝手な怨みに狂い、冷酷に非道な大量殺人が行える人間が、この日本で生まれる理由がです。
現在の世界では、冷酷で非道な大量殺人は、至る所で起こっています。しかし、身勝手であっても、そこには長い人類の歴史が作り出した、人種差津別、宗教差別というゆがんだ主義が根底にあるものです。
でも、今回の犯行にしても、また考えてみれば、最近頓にニュースで目にする、幼い子殺しも、友達殺しも、通り魔殺人も、同じで、ただただ身勝手だけで、何も根底に無いように思えるのです。非常に薄っぺらに思えるのです。

一つ言えるのは、
命が軽視されている、という事です。
そういう風潮が蔓延しつつある、という事です。

すべての命あるものは、平等に、尊い
人の心の芯に刻む教育を、今すぐに行わなければ、地球温暖化と同様に、対処期限を見過ごせば、取り返しの出来ない事態を招くことになるかも知れません。