それでカンチャンに電話をしました。
カンチャンのお母ちゃんは、随分前から介護施設に入居されていました。
そして最近では、認知症が進んでカンチャンのことも分からなくなっていたと言います。
でも一ヶ月ほど前、カンチャンが見舞いにいくと、驚いたことに正気を取り戻し明るく応対してくれたと言います。
その時、カンチャンは思ったそうです。死期が近付いたことのサインではないかと
そしてこの一ヶ月は、足繁くお母ちゃんを見舞ったといいます。
カンチャンのお母ちゃんが亡くなられた3月1日、カンチャンは最後を看取ることができなかったといいます。
でも、カンチャンの話しぶりから、ちゃんとお別れができたという自負を感じ取ることができました。
4月5日、カンチャンの北脇の家で一本松連中の花見をします。
その日に、連中皆で、カンチャンのお母ちゃんを送りたいと思います。