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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2017年5月20日土曜日

今日は月命日でした。

今日は月命日でした。
昼からおじゅっさんをお迎えし、お経を上げて頂きました。
お経の後、経典を分かりやすく解説した読み物はないかお尋ねしました。若いいじゅっさんは、様々な人が解説本を出してはいるけれど、それぞれ解釈が違うところがあり、これをというものを示されませんでした。
最近、曹洞宗のお経のアプリを入手し、たまに「修証義」を読んだりします。般若心経の様なお経と違い、平易な文章で読みやすく想像できる部分もあるのですが、そうなると全文の意味をよけいに知りたくなりました。
でも早計でした。他の人のフィルターに掛かった解釈ではなく、読み続けることで、想像できる部分がどんどんと広がっていく方が、お経などの聖典に向き合う姿勢なのかと、おじゅっさんとの会話の後、理解をした次第です。

もう一つの「美女と野獣」の物語

昨日の金曜ロードショーは「美女と野獣」でしたね。大ヒットしたディズニーアニメーション作品とばかり思っていましたが、観ると実写映画でした。

ディズニー版の絢爛豪華なミュージカル仕立てではなく、誰もが記憶する主題歌もありませんでしたが、でも絵画とみまがうほどの美しい映像と、ダークさ漂うおとぎの世界の妖しさ、そして何よりフランス映画ならではなのでしょう、ヒロインが魅力的で、夢心地の観賞となりました。

ディズニー版では、父の身代わりで囚われの身となったベルと野獣の姿に貶められた傲慢な王子が、心を通わすまでの下りが物語の中心でした。でも今作品は、囚われの身となったベルが、魔法の鏡に映し出される王子の悲劇を追体験し、やがて王子の悲しみと優しさを理解して愛情に目覚める下りが、物語の中心として描かれていました。
なにびとも通さぬ茨で覆われた森、バラに包まれた王子の館、ベルが夢の中で度々出会うこの世のものでない魔法の鏡、そして鏡に映る王子と森のプリンセスとの悲劇、ベル親子を苦しめ、またバラの館を荒らす悪漢に鉄槌を下す森の神の畏敬さ、等々、美しい見所が満載でした。そして何より、森のプリンセスやベルの美貌と豊満さに魅了されました。

物語は、絵本を子供の寝かしつけに読み聞かせる優しい母の声で進行します。そして、王子が人間の姿に戻ったところで読み聞かせは終わり、母は絵本を閉じて子供部屋から退出します。子供部屋の燭台には、ベルがバラの館で不思議な生き物から貰ったベルを象った人形が飾られていました。ベルは戸口で居眠りをする父にキスをしてから、生業とする花屋で売る美しいバラを育てる愛する夫の元に飛び出します。ベルと王子は、悪夢を乗り越え、プリンセスのバラを大切に育て続けていきました。fin

2014年のフランス映画でした。フランスで古くから語り継がれる「美女と野獣」の寓話に沿って描かれた物語で、これまで知らなかった、もう一つの「美女と野獣」の物語でした。額に飾っていつまでも眺めていたい絵画の様な風景が、幾つも心に刻まれました。

2017年5月17日水曜日

46秋山拓巳

金剛力士の様な面構えで打者を凝視し、ゆっくりと両腕を持ち上げ、ワインドアップからどんどんとストライクを投げ続ける。そんな秋山投手のマウンド姿から、静かな闘志、気迫がひしひし伝わります。
高卒プロ7年目で漸く掴みかけた先発ローテーションの一角について、昨日の完投勝利のヒーローインタビューでは「まだまだ信用して貰っていない」という殊勝なコメントを残しましたが、そんなことはありません。前回の巨人菅野投手との投げ合いを見て、貴方の肝の据わりを疑う阪神ファンはもういないでしょう。私は、貴方の登板が今一番の楽しみになりました。
秋山投手の座右の銘は「捲土重来」とウィキペディアにありました。辞書で意味を引いてみると「一度敗れた者が態勢を立て直し、再び勢力を盛り返すこと。」とありました。
まさにその格言を地で行っている秋山投手を、これからも長く応援していきたいと思います。