播磨の国ブログ検索

映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2015年11月3日火曜日

県道5号線を東に東に姫路を目指して歩きました。

龍野で野見宿禰を偲ぶ散歩を楽しんだ後、県道5号線を東に東に姫路を目指して歩きました。結論から言えば、午後の長歩きはしんどいですね。時間がどんどん過ぎると同時に、そして時候も手伝い、四時を過ぎると陽がどんどんと落ちていくのが分かります。
「メロスの気分」とでも言うのでしょうか、何故が気持ちが焦って風景を楽しむ余裕が生まれません。


それでも久し振りの野辺を眺めながらの散歩は気持ち良かったです。そして徒歩だからこそ出会った風景もあります。
姫新線の電車、トンネルの風景、謎の巨石、
そしてエンジェルの像、路傍の草花
一つひとつが記憶のアルバムに刻まれました。
そして来週は久々の加西行、丁度良い予行演習にもなりました。


2015年11月2日月曜日

相撲の神様、野見宿禰神社から揖保川流域の風景が一望できます。

龍野の名のいわれとなった、また相撲の神様ともいわれるいにしえ人、野見宿禰(のみのすくね)の御霊を守る神社が、龍野の町を見下ろす的場山の中腹にあります。
聚遠亭の裏側にある坂道を的場山に沿って西回りに登ると山の中腹に野見宿禰神社があります。そこには展望台があって、揖保川流域の風景が一望できます。その向こうには播磨平野、そして播磨灘が広がります。聚遠亭から観る龍野の町の風景も美しいですが、この野見宿禰神社から見る風景は、もっと遥か遠くまで見晴らす事が出来る点で、播磨灘を見渡す西の観涛処だと思います。
そして、そこから急な石段を登り切ると野見宿禰廟がありました。厳めしい石扉には出雲大社千家氏の家紋が刻まれています。


紅葉の名所である紅葉谷の坂道には、歴代の横綱が奉納した石像や石版がありました。
この坂道は、その昔出雲国と播磨国を結ぶ出雲街道であったそうです。
はるかな昔、野見宿禰もこの坂道を通って大和国に向かい、そして病床からこの坂道を眺め故郷出雲国を想ったのでしょうね。
まだ紅葉狩りにはちと早いですが、森林浴に浸りながら野見宿禰の足跡を巡る散歩も楽しいです。

※参考ページ
歴史博物館ネットミュージアム
ひょうご歴史ステーション→ひょうご伝説紀行→語り継がれる村・人・習俗
「たつの」にはじまり 相撲の神様、野見宿禰
https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/historystation/legend/html/002/002.html#point1