午前中、北脇自治会主催の認知症サポーター養成講座に出席しました。北浜町にある老人介護施設「牛谷常寿園」の職員の方が講師を務められました。
家で一緒に生活している母の様子を思い浮かべながら話を聞きました。それで、母の現状を自分なりに押さえることができました。
母は今年で93歳です。7年ほど前に初めて介護認定を受けてから最初の三年ほどはデイサービスを利用していました。でも以降は本人が行きたがらずデイサービスは利用しなくなりました。
そして母は、月日が過ぎていく毎に、それまで当たり前に出来ていたことが、目に見えて出来にくくなっていきました。
ガスでお湯を沸かすとか煮物を作ろうとして鍋を真っ黒にすることがありました。
レンジには入れられないものを入れて、煙を出したことがありました。
毎食後に服用する薬を、でたらめに飲んだり飲まなかったりするようになりました。
果物などの好物を、あちことにしまい込んでは腐らすようになりました。
日によって気分が優れたり優れなかったり、それが一日の中でも起こるようになりました。
時々、家族が分からなくなるようになりました。
時々、まるで誰かが本当にいるように一人で会話するようになりした。
時々、暑い寒いがずれて感じるようになりました。
時々、酷いかんしゃくを起こすようになりました。
時々、家族を酷く責める様になりました。
あらためて認知症を勉強するまでもなく、社会で今起こっている認知症による家族の問題が実際に家の中でも起こっていることは分かっていました。でも実際に認知症だと診断されたとして、それで何が変わるのか、と私は思っていました。
最初の救いは、主治医の言葉でした。家族がいっしょにいるなら、家族で支え合えるならが前提だと思いますが、「病気として捉えるのでは無く、高齢となれば当たり前と考えてみては」 という言葉でしたが、その言葉を聞いてから、私は母のすべてを受容できる様になりました。
そして今日の認知症サポーター養成講座です。
講座の趣旨は、
・認知症を理解する事
・そして認知症の人を社会の一員としてどの様に接し、サポートしていくか
という事だったと思います。
認知症を理解する事、その中でも認知症を引き起こす原因を知ることはとても大事だと理解しました。認知症は、発症原因によって現れる症状に特徴がありました。それを理解することで、介護者として自分ができる事が明確になり、思い悩むなどの精神的負担が軽減できると思います。
ただ、どのようにサポートしていくかについては一考しました。
基本姿勢で示された
・驚かせない
・急がせない
・自尊心を傷つけない
は、認知症の人でなくても、誰にでもそうあるべきだと思います。
そして、それがなかなか出来ないのが現在の社会や家族関係です。認知症の人を傷つけないよう、腫れ物にも触るように接してしまえば、認知症の方と介護者との関係はいつまでも平行線のままの様に思います。また、いつ何時でも正解の対応が出来るように身構えていては介護者の精神的負担は増幅するばかりだと思います。
私たちは、否定してはいけない、肯定してはいけない、などという謎掛けにずっと頭を悩ますことは出来ないと思います。
まずはスキルの前にマインドこそ大事だと思います。
「あなたがいるから私は幸せ」、そう思えたなら、介護者はどれほどに心が軽くなるでしょう。そしてきっと言葉にも表情にも行動にも優しい気持ちがあふれ出るのではないかと思います。
そして講師は次の様に話をされました。
「強い感動体験は覚えている」
言葉や表情、そして行動に優しさや感謝の気持ちが宿っていたなら、それはとても暖かい感動体験としてサポートを受ける方に伝わります。それが習慣の体験となれば、神秘なことですが、きっとわかり合えると思います。私はそう信じます。
大好きな映画の話、本や朗読の話、また高校野球の試合観戦記、地元播磨の散策記など徒然に書いています。 その他にも、しょうもない昔話やちょっとしたエッセーなども書いています。 本でも読む感覚で読んで頂いて、面白ければ訪問カウンター下にある[G+1]ボタン(Facebookのいいねボタンの様なものです)を押して頂ければ嬉しいです。また、コメントの書き込みも楽しみにしています。
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学校ってなんだろう? 勉強するところかな 友達をつくるところかな でも素朴に 学校に通う子どもにとって 楽しいところ 安全なところ 一人の人間として 誰とも違う個性を認めて貰えるところ 一人でなく回りの仲間と成長できるところ であって欲しいと思います。 ...
2018年9月15日土曜日
2018年9月13日木曜日
ワンクリックで、モノクロ写真がカラー写真になりました。
モノクロ写真をワンクリックでカラー写真に変換する機能が無料で使えるサイトを見つけました。
ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け
http://hi.cs.waseda.ac.jp:8082/
siggraph2016_colorization
https://colorize.dev.kaisou.misosi.ru/
早速試してみました。カラー写真をグレースケール写真に加工した画像をファイル選択して色付け!ボタンをクリックすると、すぐに色付けされた画像が表示されました。レトロ調でなかなか趣のある写真になりました。
AIがもっともっと学習すれば、さらに実際のカラーに近づけられるんでしょうね。手伝い意味でも、この機能をもっともっと使いたいと思います。
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