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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2021年11月27日土曜日

淋しい出来事

 今週は、とても淋しくなる出来事がありました。「笑いましょ♪」が信条の連中いちゃさんのおっちゃんが亡くなられたことです。

翌日の朝、お悔やみに訪問した時、悲しみを堪えながらおばちゃんが話しをしてくれました。八月の終わりに誤嚥で緊急入院し、医師の懸命な治療も及ばず、約三ヶ月間厳しい状態が続いた後、24日の朝に突然別れが訪れたという事でした。

いちゃさんが入院中に撮影したおっちゃんの姿を見せてくれました。入院後に言葉が発せられなくなってもう会話もできないと諦めを抱いていたところ、病室で流した祭り囃子の拍子に合わせ「ヨイヤサ!」「ワッショイ!」とハッキリと声を発し、その後、詰まりながらも会話が弾む様子が映っていました。みんな笑顔になれました。

告別式では、在りし日のおっちゃんを中心にした家族の写真を見ました。いつも側におばちゃんが微笑んでいました。夫婦は他人という言葉がありますが、おっちゃんおばちゃんのお二人を眺めていると、いつまでも若々しい愛情が保たれていたんだなと実感します。いちゃさんの負けです。

おっちゃんは91歳でした。私の母より5歳も若い。

おばちゃんは私の母より10歳若い。おばちゃんには私の母の長寿記録を是非抜いて欲しいと思います。母ばまだ存命ですので、記録更新はまだまだ先です。これからはおっちゃんの分も含めて、息子二人を思い存分頼りして、健康で笑顔で長生きして欲しいです。