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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2015年2月20日金曜日

愛しのエリー

今朝、朝ドラ「マッサン」の大阪でのスタジオ収録がクランクアップしたという記事を読みました。記事のタイトルは「愛しのエリー」、なんて素敵なタイトルでしょう。

「愛しのエリー」は、サザンオールスターズの名曲中の名曲ですが、2番の詩に次のフレーズがありました。

あなたがもしもどこかの 遠くへ行きうせても
今までしてくれたことを 忘れずにいたいよ

エリーを看取るマッサンの胸の内は、真にこうであったのだろうなと想像し、すこしうるっとしてしまいました。

このドラマでエリーを演じられるシャーロット・ケイト・フォックスさんの(最近の言い回しで表現すれば)神演技には、毎日感動させられます。
「夏は日向を行け冬は日陰を行け」とサブタイトルのついた今週のドラマでも、その凛とした振る舞いと、美しく、そして愛情がこもった日本語のセリフ表現に、ドラマということを忘れてぐいぐい引き込まれます。今週は、太平洋戦争の始まりが、二人の幸せに大きな影を落とします。そして今日、エリーは特高の刑事に理不尽な嫌疑をかけられて逮捕されました。そのシーンでも、マッサンの深い愛情の支えが、エリーから恐れを取り除き、「私には・・・ここに・・・愛する人達がいる・・・・ここが私のふるさと」という感動的なセリフへと結ばれて・・・思わず涙が零れます。

シャーロット・ケイト・フォックスさんの日本での冒険は、まもなく終わります。
もうあと一月ほどでお別れですが・・・・
でも彼女は、まさしく日本人の「愛しのエリー」となりました。

2015年2月16日月曜日

朝、姫路に向かって車を走らせました。

朝、姫路に向かって車を走らせました。
姫路東ランプから姫路バイパスに入りますと、渋滞です。
次の市川ランプで降りるだけなのにと悔やんでも、もうどうすることもできません。

すぐに、市川を渡るずっと手前から、三車線の一番外側の車線を避けるように、側壁に張り付いて車が並んでいるのが見えました。市川ランプで降りる車の列です。私もその列の後ろに並びました。
前を見ても後ろを見ても、どの車も側壁に張り付くようにしてのろのろと動いています。ただ、市川ランプで降りない車は、右の二車線を走り、外側の車線を走る車は、オートバイだけです。

ふと、運転者心理を考えて見ました。
まぁ、基本的には前の車に倣っているだけなのでしょうが、一つには、走行車の邪魔にならないようにという配慮が働いているのだと思います。それが列に並ぶすべての車、運転車に調和を生んで、渋滞のイライラ感を緩和しているのだろうなと想像します。
そんな思いで、渋滞を眺めていると、日本人の思い遣りというか優しさが感じられ、嬉しい気持ちになりました。

でも、この調和を乱すものがいました。降り口の直前で、右の車線から割り込んでくる車です。その瞬間、割り込まれた後ろの車から、一気に殺気が沸き立ちました。(私も、その一人です)