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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2015年2月20日金曜日

愛しのエリー

今朝、朝ドラ「マッサン」の大阪でのスタジオ収録がクランクアップしたという記事を読みました。記事のタイトルは「愛しのエリー」、なんて素敵なタイトルでしょう。

「愛しのエリー」は、サザンオールスターズの名曲中の名曲ですが、2番の詩に次のフレーズがありました。

あなたがもしもどこかの 遠くへ行きうせても
今までしてくれたことを 忘れずにいたいよ

エリーを看取るマッサンの胸の内は、真にこうであったのだろうなと想像し、すこしうるっとしてしまいました。

このドラマでエリーを演じられるシャーロット・ケイト・フォックスさんの(最近の言い回しで表現すれば)神演技には、毎日感動させられます。
「夏は日向を行け冬は日陰を行け」とサブタイトルのついた今週のドラマでも、その凛とした振る舞いと、美しく、そして愛情がこもった日本語のセリフ表現に、ドラマということを忘れてぐいぐい引き込まれます。今週は、太平洋戦争の始まりが、二人の幸せに大きな影を落とします。そして今日、エリーは特高の刑事に理不尽な嫌疑をかけられて逮捕されました。そのシーンでも、マッサンの深い愛情の支えが、エリーから恐れを取り除き、「私には・・・ここに・・・愛する人達がいる・・・・ここが私のふるさと」という感動的なセリフへと結ばれて・・・思わず涙が零れます。

シャーロット・ケイト・フォックスさんの日本での冒険は、まもなく終わります。
もうあと一月ほどでお別れですが・・・・
でも彼女は、まさしく日本人の「愛しのエリー」となりました。

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