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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2018年12月7日金曜日

スター誕生!

紀平梨花さんです。
2014年ソチ冬季五輪で伝説を残した浅田真央さん以後、ロシアのスペシャルなスケーター達の後塵を拝することになった日本の女子スケーターでしたが、今シーズン、紀平梨花さんが彗星の如く現れました。今シーズンが初出場となったグランプリシリーズで二連勝し、本日から始まったGPファイナル、2018平昌冬季五輪金メダリストのアリーナ・ザキトワ選手を超える今シーズン最高得点でショートプログラム首位に立ちました。
そのニュースを先ほど知りました。本当に凄いです。ザキトワ選手の完成された美のスケーティングとはまた趣の異なる、そう浅田真央さんのグランプリシリーズ初出場初制覇時のとびきりの可憐さと重なるのです。その可憐さに加え、誰よりも優れたジャンプ演技があるのですから、もうびっくりです。そして、それ以上に、マインドの強さに驚きです。
明日のフリースケーティングが最高に楽しみになってきました。

早速、映像がYouTubeにアップされていました。
https://www.youtube.com/channel/UCwwEpdRabKFSgTMXbOq51YQ

2018年12月2日日曜日

ウルちゃん、避妊手術を受けました。

ウルちゃんの話をします。
ウルちゃんに盛りが始まりました。生まれて9ヶ月ちょっと、体は大きく成長しましたが、まだノルンのように腰回りが膨らみ丸みを帯びるという変化がなかったものだから、盛りを迎えるのはもう少し先だとばかり思っていました。

獣医さんに相談に行くと、この体つきだと十分に成獣となっていて子宮も卵巣も出来上がっているだろうから手術には支障が無いとの説明を受けました。それで避妊手術を受けることにしました。

そして、木曜日に避妊手術を受けました。
手術前の半日は絶食、そして術日から一日は食事制限をしましたので、ウルちゃんはすっかり軽くなりました。次の木曜日、獣医さんに経過を見て貰いエリザベスカラーが外れたら、以前のような超おてんばで、タンスも一っ飛びするウルちゃんに戻ってくれること願います。

ウルちゃんが手術をした翌日の朝、庭の床机の上に干していたウルちゃん用のマットの中に、迷い子猫が寝ているのを見つけました。寒空の下、雨露の当たらないベッドを見つけたのでしょう。安心した様に眠っていました。窓を開け、外に出ると、その子猫は飛び起きて逃げていきました。でも逃げた方向を見ると、影からこちらを見ているのが見えました。我ながら感心できないことですが、マットの上に小袋の餌をそっと撒き、その場を離れると、子猫は用心しながらも、マットに戻り食事を始めました。

猫ちゃんは大好きだけど、ウルちゃん以外、いまのところ飼うことはありません。飼わないのに餌をやるとはとても非常識な行為だと思います。でもその時、ウルちゃんへ最大の愛情を注いでいたので、その子猫にも愛情のいくばくか与えずにはいられなかったのです。

そして想いを巡らしました。
世は空前の猫ブームです。でも飼い猫は、外に出してはいけないといいます。外に出すと、近所から苦情があったり、また事故や病気を貰う機会が増えてしまうからです。
そしてもう一つは、盛りを取り除くために去勢や避妊手術をおこなわなければならないということです。盛りになると大変です。甘ったるく甲高い声を昼夜関係なく出し続け、そこいら中に臭いを付け回ります。でも避妊をすれば、このような困った事態はなくなります。結局は、人間のエゴ、私のエゴなんだろうと思います。
でも、本当に避妊が強制的におこなわれる世の中になったどうでしょうか。
可愛い猫ちゃんは一代で終わります。猫の寿命は長くて20年、すると、その様な世の中になれば飼い猫も自由猫も20年で絶滅です。そしてブリーダーが繁殖する血糖の良いものだけが生き残っていくのです。それは優生学、選民思想がのさばるおぞましい世界だと思います。

でも今それも含めて、なにを選ぶか、選べる立場にあるのは人間だということ、忘れないでいたいと思います。