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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2015年9月13日日曜日

救急医療センターでの出来事

昨日夜、姫路市の休日・夜間急病センターに行きました。
疲れていて車の中で休んでいると、ひっきりなしに救急車や乗用車の出入りする音が聞こえてきます。一歩外に出ると、街は静まりかえっているというのに、救急医療センターの喧騒は止むことがありません。
特に、若い家族連れが多いことに驚きました。22時をはるかに過ぎているというのに小さな子供がエントランスや駐車場で騒いでいます。
妻が戻ってきて、家族の急病は重くないことが分かって帰宅する車の中で、
病院内にこんな張り紙があったと話してくれました。
その病院からのメッセージは、病院のホームページにも掲載されていました。

http://www.himeji99iryo.or.jp/info/
~ご利用の皆様へ~
最近、当センターにおいて利用者による暴言・暴力行為が発生しております。
今後、このような事件が続くと当センターの運営の継続が困難になります。
安全で安心な診療体制を確保するため、ご利用の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、当センターとしましては、医師・看護師並びに来所の皆様等の安全が脅かされる行為があった場合には、直ちに警察へ通報いたします。

市民の救急医療の最前線、過酷な労働条件の中で働いている医療従事者が、利用者により危険にさらされているというのです。
日頃の安全への配慮、人への寛容さ、そして敬意が、失われてゆく
そして医療への敬意が、失われてゆく
生死の尊厳が、失われてゆく
そんな喪失感を覚えました。

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