播磨の国ブログ検索

映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2019年8月14日水曜日

映画「ひろしま」 Eテレで8月17日(土)午前0時から放送

広島に原爆が投下されてから6年後の1951年に、広島大の教育学者である長田新さんが原爆罹災者の少年少女の訴えを作文という形で収集され、編纂して出版された本が
「原爆の子 広島の少年少女のうったえ」です。
一編一編と読み進めるほどに、想像力が駆り立てられて、彼らが見た景色が、私の脳裏に焼き付けられる思いがします。
この「原爆の子」を原作とした映画があることを知りました。是非観たいと思っていたところ、今夏にテレビで放送されることを知りました。

1953年当時、この映画は非常に反米色が強いという懸念から、国も配給会社も上映させる事に尻込みし、残念なことに、この日本では幻の映画となっていました。でも、海外では近年なって反戦教育、反原爆教育の教育映画として上映され、68年の時が経っても高い評価ももって受け入れられていると言われます。
映画は、広島の原爆罹災者8万人がエキストラとして参加し、原爆の惨劇が赤裸々に描かれていると言います。しっかりと受け止める心を持って、この映画を観たいと思います。

そして、この映画がもっと日本の子供達が身近に観られるように、そして長田新さん編纂された「原爆の子」が、反戦教育、反原爆教育の身近なテキストとなることを希望したいと思います。

さあ皆さん、真夜中の放送ですが、頑張って観ましょう。そして子供達のために録画しましょう。そして映画鑑賞後の思いが語れたらと思います。