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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2010年10月31日日曜日

第28回全日本少年軟式野球大会高砂予選 宝殿中戦観戦記

10/30(土)、
来年夏、横浜スタジアムで行われる第28回全日本少年軟式野球大会の高砂予選大会が、兵庫県中播大会出場の二枠を掛けて、宝殿中(A代表選出)、竜山中(B代表選出)にて行われた。

鹿島中は、宝殿中グラウンドにて、1回戦第2試合宝殿中と対戦。
前公式戦、新人体育大会軟式野球競技大会高砂大会でも対戦し、その時は辛くも鹿島中は守り勝ったが、
今日のこの試合、宝殿中選手達の意気込みが違っていた。まさに全員が、絶対に鹿島中に勝って俺たちが上位大会に進出するんだ、という気迫が溢れていた。

先週の加西市立泉中との練習試合から、鹿島中野球部選手達から東播大会時の熱気が伝わってこないと感じていたが、この試合も淡々として、宝殿中選手達の真剣に呼応して火花を散らす、熱気が感じられなかった。

それでも試合は、一進一退、互いに決めきれず、2回表鹿島中の攻撃、先頭打者5番拓樹が死球で出塁の後、6番真己がレフトオーバーのタイムリー三塁打を放ち先制。この後、7番耕太郎も四球で歩き、チャンスを広げるも、追加点が取れず。

4回裏、一死から4番四球、すかさず盗塁を決まられ、5番にタイムリーヒットを打たれて同点。

そして7回裏、7番死球、8番送りバント、ワイルドピッチで一死3塁、9番、1番と四球で満塁。そして2番四球でゲームセットとなった。

高砂予選では、宝殿中、松陽中が11月下旬に行われる上位大会、中播大会の出場権を得た。
今年の夏、小野市立河合中が全国大会、横浜スタジアムの土を踏んだように、宝殿中、松陽中には、中播大会でベスト4以上に勝ち進み、来年の兵庫大会へ、そして近畿ブロック大会、全国大会と勝ち進んで欲しい、そう期待します。

そして、鹿島中野球部員達には、『勝敗は時の運』という言葉はありますが、とはいっても、まずは結果はどうあれ、君達がゲームが終わってへとへとになって、試合をしたという余韻、満足感に溢れる試合を、どうかやり尽くして欲しい。このチームで野球が出来るのも、もう折り返しを過ぎた。

今日の試合で他校、宝殿中、白陵中、高砂中が指導で動くチームから選手自らが牽引するチームへと変貌している様をまざまざと見せつけられた。
野球は、ルールを守り、監督の指示・ゲームメイクで対局するゲームである。しかし、例えは悪いが、その駒である選手が監督同様に視野を広げて野球感を養い、向上した技術と心意気で、戦い合うゲームでもある。そしてチームの総合力、チームメートへの信頼、チームメートからの信頼がよりチーム力を強固にする。

練習再開後、自分たちの望む姿を、求める姿を想像して欲しい。そして、それに向かって残りの時間、精一杯、燃焼して欲しいと願います。