播磨の国ブログ検索

不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2018年12月9日日曜日

内海隆一郎作『小さな手袋』を朗読しました。

ありがたいことに、YouTubeの絵本朗読動画を観て下さった方から、内海隆一郎作『小さな手袋』という短編の朗読をリクエスト頂きました。
調べてみると、中学二年の教科書に掲載されている短編小説だということが分かりました。
また、インターネット上に、全文が掲載されていましたので、そちらを元にテキストを起こして、朗読しました。
http://kuge.town-web.net/201313Nihongo/130218.htm
http://kuge.town-web.net/201313Nihongo/130225.htm

物語が描く時代は、ちょうど私の子供時代の様に思います。昭和40年から昭和50年あたりです。当時は、いまのようにどこにでも総合病院があるなんて時代ではなく、町に町医者があったらいいほうで、また重い病気に掛かれば町外れの療養所に収容される、という様な時代であった様に思います。

そんな時代に、想像の翼を広げて過ごしていた少女が、悲しい出来事によって、これも大人の階段というのでしょうね。幼い少女が、少しセンチメンタルな少女へと成長する姿が、その父のまなざしで描かれていました。
読み終えて、キュッと胸が熱くなる物語でした。



0 件のコメント:

コメントを投稿