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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2014年1月18日土曜日

1.17ひょうごメモリアルウォーク2014

5時46分、ひょうごメモリアルウォークの始まりです。
5:48大塩発の特急に乗りました。須磨駅で下車し、6:30東に向かって歩きます。
集合時間(7:30)よりもだいぶんと早く着きましたので、まだ須磨海浜公園辺りは朝の散歩をする人の姿しかありませんでした。須磨海浜公園と一口に言っても広いですよね、集合場所は分からずに端から端まで一往復してしまいました。
でも須磨の海岸から見た日の出はとても美しかったです。


そして8時、西15㎞コースの始点須磨海浜公園を出発しました。大勢の群衆は先導者に導かれ徐々に隊列を整えて進みます。
若松鷹取公園では「鎮魂1995.1.17」と刻まれた慰霊碑に手をあわす人が多くいました。
新長田駅前の公園では、長田復興のシンボル「鉄人28号」の巨大な像を見上げました。
頭の中で
~いいも、わるいも、リモコン次第…
という歌詞が甦りました。
鉄人28号は、私にとって幼き頃に出会った初めてのヒーローですが、いえば心の無いマシンです。利用する者の心によって善にも悪にもなる。とても切ないヒーローだと思います。ですが「復興」の二文字が宿る鉄人は、とても晴れ晴れしいヒーローでありました。

そして長田神社南から山手通りを東に向かってひたすらに歩きます。
最初の休憩ポイント、県立文化体育館に到着しました。缶コーヒーを頂きました。
混み合ったトイレのために、先頭集団からだいぶん後れての出発となりまして、思いっきりペースを上げて先頭集団を目指すのですが、度重なる交差点の信号に阻まれます。
大都会を歩くのは、いやいやほんと疲れます。
前を歩く方々は私よりも年配の方がほとんどでしたが、皆さんとても健脚でした。なにより格好がスマートで、機能的なウォーキングウェアを着て、軽やかに進んでいます。

二つ目の休憩ポイント、兵庫県職員会館からは先頭集団に入って歩きます。
フラワーロードを少し北にあがり、生田川を渡って、春日野道の通りを南に下りゴールの脇浜海岸通りを目指します。そして11:30ゴールの「1.17のつどい会場」に到着しました。
脇浜海岸通りは、震災当時は工場が密集していた場所であったと思うのですが、広々とした通りの周辺には、病院があり、防災の拠点あり、商業施設あり、マンション群ありで、すっかり神戸復興のシンボル都市に生まれ変わっていました。

それからすぐに、運河沿いの遊歩道を歩き、兄の住むポートアイランドを目指します。
遊歩道から見た神戸の町並みはとても美しかったです。ですが、歩いている遊歩道の下は海です。海上都市の様相で、それがまた砂上の楼閣の様に思えて、少しの不安を覚えます。

ポートアイランドに通じる道は、地下トンネルと橋です。地下トンネルは歩行禁止とありましたので断念し、橋を目指します。そして空中回廊の様な三宮とポートアイランドを結ぶ遊歩道を見つけました。その歩道では、若い大勢のナンナーが走っていました。
赤い大橋を渡ってポートアイランドに渡り、兄宅にたどり着きました。
海上の風景が美しかったです。


帰りは、兄とともにポートライナーに乗り込んで三宮に出、そこで兄と別れました。
南京町に立ち寄ると、いつも長蛇の列を成す老祥記なのですが、数組しか並んでないのを見つけ、土産に豚饅頭を買って帰ることにしました。

来年の震災20周年となるひょうごメモリアルウォークは土曜日開催ということなので、次回は家族で参加したと思います。