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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2010年10月17日日曜日

3位! 第32回東播地区中学校新人体育大会 軟式野球競技大会の感想

鹿島校区の秋祭りが終わった10/16(土)、野球部部員達は、気持ちを引き締め、東播地区新人体育大会軟式野球競技大会 準決勝・決勝に挑んだ。


鹿島中vs.魚住中に先立ち行われた、準決勝第1試合、小野中(小野地区1位)vs.二見中(明石地区1位)を観戦した。
先攻の小野中が2回表、4番からの攻撃で、ヒット-送りバント-四球-四球で満塁とし、8番打者のヒットでまず2点を先制。
追う二見中も5回裏、ショート捕球エラー-送りバント-内野安打で1死一三塁、しかしこの後の、三塁ランナー飛び出しが痛かった。三本間に挟まれ刺殺。この間に三塁に進塁した走者が、次打者のライト前ヒットを生還するから皮肉である。7回2-1小野中が決勝進出。小野中(打席数:23)、二見中(打席数:24)、試合時間:110分と、決定打のでない重苦しいゲーム展開で、どちらに勝機が転がり込んでもおかしくはなかった。
しかし、ゲーム開始時に思ったのだが(決勝の布陣を知らないので間違っているかもしれない)、小野中はエース番号で挑み、二見中はそうではなかった。チーム力が拮抗したゲームは、最後の一押し、思い入れの強い方に女神は微笑む、そう感じた試合だった。

【加西球場 準決勝第2試合 魚住中学校(明石地区2位)との対戦】
先のブログでも書いたが、凌のじゃんけんの強さには舌を巻く。高砂地区大会から6戦全て先攻である。

鹿島中バッテリーは、エース雄大と恋女房拓樹。


1回裏魚住中の攻撃、速攻であっという間に1点を先攻された。先頭打者松田君ライト前ヒット-2番秦野君送りバント-4番萩原君レフトオーバーの二塁打で1点である。
そして、このゲームはシーソーゲームとなった。
3回表鹿島中の攻撃、2死から一番凌が内野安打で出塁、悠将四球、雄大の内野ゴロをセカンドがはじく間に凌が二塁から一挙に生還。凌の足で同点となった。


4回裏魚住中の攻撃、1死から4連打で1点、である。6番今中君レフト前ヒット、7番佐藤君センター前ヒット、8番山本君レフト前ヒットで満塁。そして9番楠目君のセンター前テキサスヒットで1点である。しかし、落ちたところはほぼ二塁ベース後方で、躊躇した一二塁の走者をアウトに仕留めてスリーアウト、このピンチを1点でしのいだ。


そして最終回7回表鹿島中の攻撃、9番悠介センター前ヒット、1番凌もセンター前ヒットで続き、2番悠将が送りバントで1死二三塁。ここで、ほたえて右腕を怪我した耕太郎、ベンチで仲間を応援するしかできなかった耕太郎が、三塁代走で出場、3番雄大がクリーンヒットで耕太郎が生還し、同点となった。しかし、この後、1死満塁まで攻めたが、逆転できなかった。


延長9回裏魚住中の攻撃、4番萩原君のピッチャー前ゴロを雄大が捕球エラー、5番田中君のセカンドゴロを悠将がはじいて、無死一二塁。7番佐藤君のライト前の当たりを幸伍が打者走者を一塁でアウトにし、1死二三塁。
そして、8番山本君のショートゴロを凌の送球エラーで、三塁走者が還り、サヨナラゲームとなった。


10:52-12:48 116分の熱戦は、2-3x、鹿島中の惜敗で終わった。

【加西球場 決勝戦 小野中学校(小野地区1位)vs.魚住中学校(明石地区2位)】
小野中が、逆転で魚住中を下し優勝した。
結果は、東播地区中体連野球部公式ホームページで見る事ができる。
http://www.geocities.jp/iwasaki0509/list1.html


10/11の試合が終わった後、加西球場から学校に戻る車の中で、後部座席に乗せた1年生部員(レギュラーとして出場している健介と悠将)に、二つのことを話した。
ひとつは、スタンドにもチームメートがいて、声を嗄らしながら戦っている。チームメートがいつも一緒に戦っている事を忘れないで欲しい、ということ。
そして、10/16までの間、秋祭りがあるが、決して、怪我や体を壊さない様にして欲しいということを話した。
それは、自分たちの今最高の楽しみを味わうためであり、またチームメートに迷惑を掛けないためである。


しかし、祭りでも野球の練習でもなく、普段の学校生活の中で、いつものように友だちとほたえあっていて、我が息子が怪我をした。大した怪我ではない、が怪我をした直後は、傷口が少しでも早く治る様、試合当日も含め、一週間は野球部活動を休ませるつもりであった。
が、しかし思いの外、縫った傷口の直りが好く、また監督(野球部顧問の先生)からもベンチに入れるなら、やる仕事があるから、入れという指示もあり、本人には、ベンチに入る限りは、一選手として、監督に指示に従い全力でやれ、とだけ伝えた。


息子は、まったく打てず、チームに対して打撃ではまったく貢献できなかった。しかし、10/11の試合で、チームメートのファインプレーに触発されたのだろう、守備でも溌剌と動き、そして、そのチームメートから、『打席で余計ことは考えず、来た球を打て!』と言われ、その試合で久々のヒットを打った。
小学校時の少年野球指導者であり、また耕太郎も長く指導を受けた友人が、忙しい合間を縫ってバッティングの指導をかって出てくれた。バッティングは一朝一夕で成ることはない。自分で見えない事は真摯に教えを請い、そして練習に励み、また打席では迷ったり、ただ投球に集中できる状態の繰り返しの先に光明を見出すのだと思う。
その一つの切っ掛けとなるか、と思った矢先の怪我である。
しかし、スポーツに怪我は付きものである。グラウンド内の、ゲームメイクの差配は、監督の領分、と私自身は思っている、また信頼もしているからお任せである。

そして、東播地区新人大会は、準決勝で負けた。東播大会を勝ち上がり県大会に出場する為の確率は『60数分の1』と、野球部部長が話されていた。狭き門である。
試合の勝ち負けへの思いは、人それぞれ様々である。野球部顧問の先生方は、何十年とこのトーナメントに挑戦し、それでも頂点を極める事は至難であるという事を実感されている。だから、もう一階段、二階段登ったら頂点を極められた、その思いはいかばかりかと察することはできる。
でも私は、部員達が1試合でも多く試合を勝ち続け、次の試合を観に連れて行ってくれる事が嬉しく、また幸せなのである。相手も必死である。負ければ残念ではある。しかし、自分自身が何かをしているわけではないので、悔しさはない。ただ、部員達には、何故負けたか、を狭く見るのではなく、チームとして広く考え、どうすれば次の試合で、それを防ぐことができるかを考え、練習で取り組み、次の試合に活かして欲しいと切に願う。

今週は、中間考査で、練習は休みである。テストが終了した後、再開された野球部活動で、課題に取り組み、次の試合に活かして欲しいと切に願う。


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