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「はだしのゲン」削除問題が私を突き動かします

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2020年2月9日日曜日

心の傷の始まりを辿る旅

今から25年前、私の心が病んでしまった事について、ふと、心の傷の始まりを辿りました。


学生時代は、自分は自分、みっともないのが自分らしさと、受け止めて、変わらない事にこだわっていたように思います。ただのアホな強情でした。

でも社会人になってからは、出来ないという落ち込みからくる鬱めいた期間と、頑張ろうというやる気に満ちた期間を繰り返す中で、成りたい自分のイメージが育ってきたのだと思います。

それは仕事でもプライベートでも頼りになる者になること

そして自分と同じように自信を失ったり悩んでる、特に後輩に心を寄せられ、成長を促せる者になること

であったように思います。


それからは、仕事にも勉強にも、酒の入った談義にもいつも全力投球でした。

でも本心を押し殺す潔癖さや正義感という融通のなさも育っていました。

そして何より、自分が心酔する人物の言葉以外は、耳を傾けるという事を疎かにしていました。


ですから、自分に勢いがあるときは力任せで事を進められていました。自分に向き合う人には、やる気や元気を与えることが出来ました。


しかし、仕事で責任の重さが増すにつれて、特に人間関係で、力任せでは解決できないことが増えていました。それでも情熱で訴える事で解決できると信じていました。

しかし、情熱ではとうにもならないこと、力任せではどうにもならないこと、ばかりである現実に直面しました。

それからは少し距離をおきながら対応するようになりました。それは自分の間ではありませんでした。そこから、人との距離感が掴めないようになりました。

心の内を人にさらして、助けを請う事が出来ないために、出来ないと思い込んでいたために、

やがて孤独感に苛まされる様になりました。

そして仕事にも身が入らなくなって、心の病を引き起こすことになった


ふと、始まりに辿り着いた思いがしました。


人には、

変えて良くなる事

変えては良くない事

があるのだと思います。


そのことに迷わないためには

人の言葉に素直に耳を傾け、

自分の心にも素直に耳を傾け、

己を知るという事、

それが何より大事、何より大切なんだと気が付きました。



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