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パンデミックと戦うことを考える

昭和の始めに、日本が中国と、そして米国と戦争に及んだ理由を一言で記すことなどできないけれど、しかし、日本が戦争に負けた理由は一言で記すことができます。 それは、当時の日本の指導者の、「国民の人権軽視」と「戦争をするための戦略軽視」です。 「国民の人権軽視」、これは形式的な国...

2016年8月8日月曜日

Ichiro3000

かつて野茂だけが唯一ノーヒットノーランを記録した、打者有利と言われるコロラドの高地にあるクワーズ・フィールドで、イチローが大リーグ通算三千本目となるヒットを三塁打で飾りました。
テレビのニュース映像で流れたそのシーン、ジャンプした右翼手が伸ばしたグローブのその上を越えて、打球がライトフェンスにぶつかりフィールドに弾き返されたときには、もうイチローは二塁ベースを蹴って流れるように三塁ベースに向かっていました。
イチローは、バッティングでも守備でも絵になる大スターですが、私が最も好きなのは走塁です。2007年のオールスターで記録したインサイドパークホームランの神々しい走塁が忘れられません。今日の三塁打を記録した走塁も、負けず劣らずの痺れる走塁でした。
感動しました!

2016年8月7日日曜日

小説「ワンダー」と素敵な子供たち

ほるぷ出版のワンダーのページに掲載されていた、作者J.R.パラシオさんのインタビュー記事を読みました。
この物語は、実際にパラシオさんが経験したある出来事が、執筆のきっかけであったと語っていました。その出来事は、ジャックの章で、ジャックが初めてオーガストと出会ったエピソードとして描かれていました。
ジャックがまだ五歳くらいの時、弟と一緒にベビーシッターのお姉さんに連れられて近くの公園に出かけベンチでアイスクリームを食べていたときに、横にいたのがオーガストの家族でした。そしてオーガストの顔を見た弟が突然に泣き叫び、次にはジャックと二人して家族を傷つける言葉を発するのではないかと危惧したお姉さんが、一目散でその場を離れたとエピソードには書かれていました。
この時の、ベビーシッターのお姉さんが作者パラシオさんで、泣き叫んだのは二人のお子さんでした。その夜、パラシオさんはその場を逃げるのではなく、普通に話し掛けて、子供たちに別の対応を示すべきではなかったかと反省とともに考えて、この物語の執筆を思い立ったと語られていました。
そして物語は、オーガストの物語だけではなく、オーガストの周りにいて、ほんの少し余分に親切を自分自身に課したジャックやサマーなどの子供たちの物語も丁寧に描かれていました。
ですからこの物語には、とても繊細な問題に対して、さまざまな意見や感性を持つ子供たちや大人たちを当事者の気持ちにさせて引き込む力がありました。
私は修了式で、ジャックにもその親切を賞賛する金メダルを授けて欲しかったです。
そしてもうひとり、お姉ちゃんの友だちのミランダには、オーガストに他人でも信じられる気持ちを育んだ、ミランダの優しさと無二の愛に対して金メダルを授けたいと思います。

日曜日の楽園

今日の午後は、院内の一番静かな場所で過ごしています。


ここは平日ならば一日中喧噪のたえないところ、一階の広い待合のエリアです。でも今日は日曜日、とても静かです。今朝はじめて院内を散策し見つけました。
中庭があるんですね、知りませんでした。
窓に近いベンチから手が届くサッシに鍵があって、開け放つと外気の生暖かい、でも心地よい風が流れ込んできます。中庭にある小さな鯉の池に止めどなく流れ落ちる水音、そして木々を照らす陽の光、日曜日にしか訪れる事が出来ない院内の楽園にいるのだなと実感します。
音楽プレーヤーを持ってきて良かったです。
大好きなカレンの歌声を聴きながら、しばらく読書を楽しみます。

2016年8月6日土曜日

小説「ワンダー」と素敵な魔法の言葉

先日、おはよう朝日です!のトレンドエクスプレスのコーナーで、この夏の絵本ブームといち押しの絵本についての紹介がありました。
紹介された絵本のタイトルは
Wonder ワンダー 、驚愕
です。

なんでも、生まれつき顔に言葉にできない程の障害を持った少年の物語と云うことでした。
頭に浮かんだのは
エレファントマンとオペラ座の怪人のファントムです。そして昨年夏に偶然出会った男の人の事でした。
昨年の夏は兄の病院に通う道すがら、よく三ノ宮の街を歩きました。そんなある日の昼下がりの事です。大勢が行き交うフラワーロードの交差点で向かってくるひとりの男の人に何気に目が留まりました。私は癖で人の目や視線に目が行きます。しかしその時は一瞬で視点をぼやかしました。見たくないという気持ちと私の顔に嫌悪感を浮かばせない為でした。その男の人は両目の位置が離れていました。高さが数センチ違っていました。
すぐその後、身勝手ですがその男の人の勇気を想い、そして自分を恥じました。

家族に頼んで本を買ってきて貰いました。ワンダーは絵本ではなく400頁に渡って描かれた、少年と家族とまわりの子供たちの物語でした。今朝、読み終えました。
10歳まで家族の中で愛情豊かに守られてきた少年オーガストが、一歩踏み出すために初めて学校に通い出し、五年生の終了式を迎えるまでの物語が綴られます。

終了式での、トゥシュマン先生の言葉が強く残ります。
「必要だと思うより、少しだけ余分に親切に」
そして先生は「親切」がもたらす価値について話された後、
「ここにいる一人ひとりが、いつどこにいようとも、必要とされる以上に親切にしようということを規則にしていれば、世界はもっとすばらしい場所になることでしょう。」
と述べられました。
必要だと思うより、少しだけ余分に親切に
「親切」の他にも
「勇気」「笑顔」「我慢」「努力」を当てはめてもいいですね。
一人ひとりが今必要だと思うこと、少しだけ余分に実行すれば、目の前の世界は、もっとすばらしい世界に変わる
すてきな魔法の言葉です。

追記
オーガストが通った学校も素晴らしいですね。終了式で学業で優秀な成績を収めた生徒だけを表彰するだけではなく、音楽で活躍した生徒、スポーツで活躍した生徒、素晴らしい作文を書いた生徒、そして勇気を示し生徒皆に影響力を与えた生徒(オーガストです!)に金メダルが授与されました。
それぞれの個性を認め、見守り、評価する、賞賛できるというのはこの上なく素敵な教育環境だと思います。

心臓マッサージのポイント

そうそう、胸骨圧迫、心臓マッサージを行うに辺り肝心なことを書き忘れていました。

正しく行えば胸骨は骨折しない
と云うことです。

胸の中心、乳首と乳首の丁度真ん中辺りに手のひらの付け根部分を置いてもう片方の手を上に添え、手を折らずに垂直の姿勢で、胸が4~5センチ沈む様に強くしっかりと、リズミカルに早く、一分間に100回以上、継続して行う。

この時、胸の中心に置いた手のひらが胸から離れない様にすることが、骨折を防ぐポイントです。

同じ講習に参加されていたひとりの患者さんは、ある店の中で突然に心肺が停止し、店の従業員の献身的な心肺蘇生処置のおかげで一命を取り留められたそうです。ですが骨折をしたそうです。

骨折をするほど強く圧迫する。私もそう思っていましたが、圧迫する手を胸から離さない、暴れさせない様にすることで、骨折は防げると講師の医師は話されました。

私も意識が戻ってから、徐々に蘇生処置による打撲の様な痛みを覚えましたが、骨折はしていませんでした。病室のベッドの上で狭心症の回復処置を受けている最中、重篤な不整脈が起こり意識を失ったため、すぐに医師と看護師による心肺蘇生処置が受けられたのです。まさに不幸中の幸いでした。
あの日から十二日目になりますが胸の痛みはすっかり癒えました。

2016年8月5日金曜日

救える命を救える者は人間しかいない!

入院してから、二度目の心肺蘇生法の講習に参加しました。

そして万一、意識を失い、最悪心肺が停止して全身に血液が渡らずに死に直面している人に遭遇した場合、

まず勇気を出して体に寄り添い、肩を叩きながら「大丈夫ですか!」と呼び掛ける

近くに人がいれば協力を求め、
救急車を要請し
近くにAEDがあれば取りに行ってもらう

自分しかいなければ
救急車を要請し

救命率が高い2~4分以内に
胸骨圧迫、心臓マッサージを
意識が戻るまで、或いは
救急隊が到着するまで続ける。

心臓という自動ポンプの代わりに、手動で心臓を圧迫して全身に血液を送り続けるためだ。

AEDは重篤な心臓の痙攣や不整脈を検知した時に強い電気ショックで心拍を正常にする為の装置だ。

だから、救える命を救える者は
人間しかいない。

当たり前の事ですが、あらためて強く実感した講習となりました。

私は救急救命で命を救われました。
ですから、切実に、多くの方に
救急救命の講習と
心臓マッサージ
AEDの扱い
の訓練を受けてもらい

万一、私の様な救急救命が必要な人に遭遇した時は、

恐れず
いの一番に駆け付けられる人になって欲しいと思います。

2016年8月4日木曜日

もしも真実の姿を見ることが出来るメガネがあれば…

もしも権力という衣をはぎ取るように中身の人間の真実の姿を見ることができるメガネがあるとすれば…私は最初に森喜朗という人を眺めてみたいと思います。

森喜朗氏は元総理で、政界を引退してからも現総理である安倍晋三氏の後見人として政界に強い影響力を持ち、またアマチュアスポーツの世界でも数々の組織の会長として君臨しています。そして現在は、2020年東京オリンピックの組織委員会会長です。しかし、トップとして重い責任があるにもかかわらず、度重なるオリンピック組織委員会の不祥事もどこ吹く風で、説明責任さえ果たすことなく、君臨し続けています。

こんな森喜朗氏に挑もうとするのが、先日の東京都知事選を制した小池百合子氏です。小池百合子氏は、都民に対してオリンピックの招致から遡ってあらゆる活動、情報の透明性を約束し、また金の問題にも切り込むと約束しました。そして小池百合子新都知事はオリンピックを都民の手に取り戻す旗頭となりました。

そんな新都知事と良好な関係が築けるのかとの記者からの問いに対して森喜朗氏は、まさかの「まぁ小池さん次第だね」と軽く受け流していたのがとても印象的でした。森喜朗氏は、新都知事に任を授けた一千万都民まで蔑ろにしている事、全く気付いていない様子でした。

私は森喜朗氏が、どれほど国に尽くしたか、国民のために尽くしたか、実のところ何一つ知りません。森喜朗氏なら「よく勉強して下さい」とおっしゃるかもしれませんね。

でも、たとえ私が知らない偉大な功績があったとしても、国民の選挙で選ばれた国民の代表としての政治を司る国会議員を引退?(これにも引っかかりますが)後も、まるで院政を引いたように、政治の世界やスポーツの世界に強い影響力を持ち続けること事態、私は害悪でしかないと思います。

こんな森喜朗氏の真実の姿、真実の人となりを見たいと思います。

真実の姿に誠実な志があれば救いなのですが、そうでなければ、万一利殖や利権に明け暮れる権力の亡者のおぞましい姿が見えたら最悪の事態です。