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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2011年3月28日月曜日

『姫路市立飾磨中部中学校との練習試合』観戦記

今日は、本校で試合が行われたため、昨日の神戸市北区ほどの厳しい寒さはなかったが、まだまだ春は遠い、そう感じた日和であった。


第1試合は、8:45鹿島中先攻で開始。鹿島バッテリーは雄大-拓樹。

一回裏、飾磨中部中の攻撃、一死から四球、二死二塁となってから、サードゴロを幸伍の悪送球で、先取点1点を奪われた。

この後、二進した走者を牽制でアウトに刺し、ピンチを切ったのが良かった。
3回表、7番孝鯛は、左の巨砲らしく、ドン!と巨大な飛球を外野に打ち上げていた。最後は、ライトの背面ライニングキャッチでアウトになったものの、次打席に期待を持たせる内容であった。

5回裏、先頭打者4番拓樹がレフトオーバーの二塁打を放ち、守備の乱れに乗じて三塁に進塁。内野安打の真己、が二進後、6番耕太郎がレフトフライ(犠飛)で同点。

7番孝鯛のセンターオーバー(エンタイトル)ツーベースで2点目、勝ち越し。

6回表、先頭打者凌が左中間を抜く二塁打を放ち、雄大の送りバントで三塁に進塁。
幸伍の投手強襲内野安打、すかさず二進で、一死二三塁。拓樹の投手ゴロで凌が捕手のブロックをかいくぐり3点目。拓樹が二進後、真己が右中間を抜くエンタイトルツーベースで二者が生還して、5点目。

押せ押せムードで打席を迎えた耕太郎は好球に手を出さず、送りバントを命じられて、真己が三塁に進塁。そして、孝鯛の当たりがレフトの後方を襲い、レフトの不味い捕球ミスもあったが、持ち前の走力を活かして一気にホームに帰還。ホームランで2点を追加し計7点目となった。

7回表、二死から雄大がセンター前ヒット。幸伍がレフト前ヒットで続き、拓樹の三塁ゴロ内野安打の間に雄大がホームをつき、8点目。真己のセンター前ヒットと9点目。

雄大は7回を投げ抜き、最後のバッターを三振に打ち取ってゲームセット。9-1で勝利した。
結果を見れば、大勝であるが、守備においては、
昨秋の競った試合での敗因となった、送球ミスが、3月の後半に来て、見られるようになった。また、雄大、そして健介、英祐もそうであるが、良いピッチングをしていても、突然の四球や死球で、ピンチを招く、という一人相撲が見られる様になった。
調子の良さがつい油断したプレーに繋がり、それが致命傷となることは往々にして見られる。練習試合で驕りを経験できたことは幸いである。日々の練習で『驕り』をなくして、常に『平常心』『基礎基本』そして、『挑戦者の勇気』をいつも忘れないで、このチームで、最後まで戦い抜いて欲しい、そう願います。

第2試合は、10:25鹿島中先攻で開始。鹿島バッテリーは健介-拓樹。

初回、先頭打者凌が四球で出塁、すかさず盗塁。二番拓樹は三塁前送りバントが内野安打、そして二塁進塁。三番幸伍の時、二塁牽制が悪送球となり、二者が帰って先制の2点を奪取。幸伍のセンターを遅う大飛球は惜しくもセンターの好守に阻まれはしたものの、4番孝鯛が右中間を大きく破るエンタイトルルーベースを放つ。続く真己のレフト前ヒットで、孝鯛は三塁でストップしかけたが、三塁コーチのGoの合図で本塁に突入。惜しくも憤死となった。

二回表、先頭打者健介がライト前ヒット。英祐、大成が続けて送り、二死三塁の好機を掴む。凌四球、盗塁で二死二三塁とチャンスを広げるが、拓樹の当たりは二塁フライ。
三回表、孝鯛のセンターオーバーの当たりもセンターも攻守に阻まれ、この海も零封。
四回表、先頭打者耕太郎四球。健介の打席でWPで二進。健介の送りバントで三塁進塁。
9番大成の三塁右ゴロの間に耕太郎が還り3点目。

五回裏からバッテリーが英祐-健介に交代。野手も、二塁に悠介、三塁に悠将が入る。

一死満塁のピンチを招いたが、三塁牽制死、最後のバッターをショートゴロに打ち取り零封。
6回裏、先頭打者に四球を与え代走。ショートゴロで二塁フォースアウト、しかし一塁への送球が悪送球となり、ランナーは二塁へ進塁。投手前の送りバントが内野安打となり、一死一三塁となり、三塁への牽制が悪送球となり1点を返される。尚もレフト線にタイムリーヒットを放たれ2点目を献上。

バッテリーは、健介-拓樹に戻された。その後はピンチを切り抜け追加点を許さなかった。

7回表、一死から凌が四球、盗塁で二進。二番拓樹が左中間にツーベースを放ち、貴重な4点目を追加する。三番に入った悠将が送りバントで揺さぶり、拓樹が三塁へ進塁。悠将はライト前のテキサスヒットを放ち、5点目を加える。

7回裏、健介は三者凡退に抑えてゲームセット、5-1で勝利した。

今日の試合(だけではなく)、守備でランナーを貯めてピンチに陥ったとき、ベンチワーク(サイン)で走者をアウトにするというシーンを度々見受けられる。これもベンチとグラウンドの選手が一体化している現れだろうと思うが、やはり、グラウンドの選手の中で状況を冷静に見渡せ、ベンチワークと同様に間合いを取って、ゲームを楽しみ、サインプレーを指示できる選手がいれば、尚強いチームとなるだろう。
先に述べた様に、まだまだ伸びしろのあるチームだからこそ、より自主性をもって、戦って欲しい、そう思うのです。

直接、選手として試合に出ていないけれども、塁審、走塁コーチ、スコアー記入。ボールボーイ。スコアーボードへの点付け。ホームベースの清掃、そしてアウトカウントの表示操作と、選手同様に、試合に集中していないと行えない役割がすべての部員に与えられている。その与えられた役割を、油断すること無く、疎かにする事なく、務めて欲しい。
それが、すぐに訪れる新チームの主軸となる君たち新2年生の心構えだと思う。

昨年まで新型インフルエンザといわれたB型インフルエンザが流行っている。
内科医や眼科医に尋ねたところ、野球など激しいスポーツをする青少年たちは、自分自身の体力に過信したり油断したりすると、ヘルペスや皮膚炎、発熱などで体調を崩す事が多いとの事。また、試合中に集中力の途切れから、事故を起こす危険性もあります。
特に新三年生は、野球部選手であるとともに、受験生として、中学校を終えた後、自分の可能性の道を広げるためにも、学校の成績も上げなければいけないし、時間を上手く使わないと、野球にも学校の勉強にも差し障りが生じることになる。その事を十分に踏まえて、十分に体を休めながら、スポーツに学問に励んで欲しいと願います。

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