またやってしまいました。ふっと気づくとコタツに足を入れて大の字に寝ていました。
明け方でしたが、それでも目が開けられません、まだまだ酔いの真っ只中でありました。
昨夜は、仕事を終えた後、イチャサン宅にお邪魔して旨い酒をしこたま頂きました。
午後7時前、まずはワインで乾杯、そして奥方が運んでくれた熱燗としゃぶしゃぶ鍋を頂きました。いつもながらの旨い酒と肴に舌鼓をうちながら饒舌になって語りました。
友にもいろいろな型があります。
心の軽やかさで、皆を導いてくれる者
まるで鏡の様に、こちらの心を映す者
そして
どうと云うわけではないけれど、心を軽くしてくれる者
です。イチャサンは、そういう者を”輩(やから)”と呼び、そして『お前は輩や』と言ってくれます。
イチャサンはなかなかの愛妻家であります。一昨日の夫婦に日に、奥方が嗜むワインを買って夫婦で飲んだと話してくれました。私など寝転んでテレビを観ていて、さくらに『お父さん、今日は夫婦の日やで』と言われたものの、あ・そう、と素っ気なく済ませてしまいました。妻にイチャサンのこんな話をしたら、さぞや羨むだろうなと、ちょっと心が痛みました。
話はどんどんと展開して、否、あっちやこっちにどんどん飛んで、そして不可解にもこんな話になりました。
イチャサンが、
人が夢を見ると書いて”儚い”
私もそれに呼応して、ハムレットの一説から
”人は死してどんな夢を見るのか”
人にはいろんな生き方がある。そしていつか死ぬ。その死が、夢をもたらすならば、最高に望む夢を見たいし、描きたい。そのためにも、今をしっかり生きないといかんなぁ、なんていう話をしていました。
おばちゃんが部屋に入って来てくれて、話をしました。そして朗読を聞いてもらいました。目をつむってうんうんと頷きながら聞いてくれるその姿が、とてもあったかかったです。
ワイン、熱燗、どぶろく、そして焼酎と続き、イチャサンが娘アスカちゃんのパソコンがどうのこうのと言っていたので、訪問時見てみようと思っていましたが、すっかり出来上がってしまい、それどころではありませんでした。そしていとまごいし、イチャサンが辻まで送ってくれ、そこで別れました。夜空の眺めが最後の記憶となりました。
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