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差別の天秤
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2012年11月20日火曜日
Googleのセュリティ
11月16日のZdnet.Japan(IT関連情報を配信しているニュースサイト)から届いた記事に、とても興味を引く記事がありました。
本連載「松岡功の『今週の明言』」で取り上げられた
「Googleにとってセキュリティは、企業DNAの中核である」
(米Google Eran Feigenbaum エンタープライズ部門セキュリティ担当統括責任者)
と、
「ビッグデータ事業におけるNECの強みは、独自技術をベースに開発した世界トップレベルの分析エンジン群にある」(NEC 保坂岳深 執行役員)
です。
Google幹部が語る「Googleのセキュリティ対策」
松岡功 2012年11月16日 11時38分
http://japan.zdnet.com/cio/sp_12matsuoka/35024519/1/
http://japan.zdnet.com/cio/sp_12matsuoka/35024519/2/
「Googleにとってセキュリティは、企業DNAの中核である」の記事から、
「およそ100年前に銀行が登場した当初、自分のお金をベッドの下に隠していた人々は、すぐさまそれを銀行に預けようとしなかったが、その後、銀行に預けたほうが安心・安全だという認識が広がった。これと同じことが、いま情報の分野でも起こりつつある」
1990年代、IT業界にとどまらず産業界のトップに躍り出て我が世の春を謳歌したMicrosoftですが、2000年以降急激に業績が落ち込みます。
MicrosoftがPCに固執している合間に、世の中はスマートフォンそしてタブレットの時代となったのです。もう一つの理由がクラウドコンピューティングの台頭です。
クラウドコンピューティング-Cloud computing-
インターネットをベースに、ユーザはあらゆるコンピュータ処理やデータ管理をインターネット経由でサービスとして利用するコンピュータ利用形態。
ユーザが使うコンピュータ(クライアントコンピュータ)は必要最低限のシステム資源で動作する軽装備のコンピュータ(シンクライアント)でよいのです。それがスマートフォンでありタブレットです。
Microsoftの事業の柱は、コンピュータOS、Officeソフト群、プログラム開発環境です。そのすべてにクラウドコンピューティングが取って代わろうとしています。
Eran Feigenbaumは続けます。
「(技術の観点から)私たちは、ITシステムというのは不具合が起こるものだという前提で構築している」そして
「そこで大事なのは、不具合が起こってもユーザーに影響を及ぼさないことだ。そのために巨大でセキュアなデータセンターを世界中で展開し、それらの間でデータのレプリケーションを行うようなことも実施している」と話します。
手元にあるデータ(文書や写真画像等)は、ハードディスクの劣化や故障、ウィルスによる破壊、そして自らの操作ミス等によって、一瞬に失うことがあります。ですから最低限バックアップが必要なのですが、PC利用者の多くは、このバックアップ操作さえとても難しいのが実情です。
ビックデータを扱う巨大データセンターの、アーキテクチャー、セキュリティはこれ以上無いほどに最高の技術で武装されています。そしてインターネットの速度はとても高速です。クラウドコンピューティングのサービスは、まるで手元にあるハードディスクのような手軽さで利用ができます。いや、利用者はクラウドを利用しているという意識さえ必要がありません。
これがクラウドコンピューティングが、そしてGoogleが台頭している理由です。
ですが、それでも一抹の不安は拭えません。
データセンターが幾ら堅牢性を備えても、巨大な自然災害やテロ、戦争には叶いません。
そしてインターネット、インターネットは全くの制限がないフリーウェイではありません。ケーブルで結ばれたコンピュータが数珠繋ぎされた巨大なインフラです。そして最終的には各国家の管理化にあります。国家間を結ぶケーブル、その両側にあるコンピュータに制限が加えられればサービスは停止します。
そしてもう一つ、ケーブルから、また途中のコンピュータを通るデータをスキミングすることもできます。暗号化技術ももちろん進歩していますが、同様に解読技術も進歩しています。私たちは常に、データの喪失あるいは流出を自覚しなければなりません。
私といえば、Googleドライブを利用して、ブログ(Blogger)、写真(Picasaウェブフォトアルバム)、朗読ビデオ(YouTube)を公開していますが、元となるデータはすべて、ローカルの2台のハードディスクに二重化して保存しています。複数のハードディスクを仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術、手法の中のRAID1(ミラーリング)を実践しています。これでも全くの十分ではありませんが、2台のハードディスクが同時に壊れるという可能性は低い為、安価で運用できるRAID1を実践しています。
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