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パンデミックと戦うことを考える

昭和の始めに、日本が中国と、そして米国と戦争に及んだ理由を一言で記すことなどできないけれど、しかし、日本が戦争に負けた理由は一言で記すことができます。 それは、当時の日本の指導者の、「国民の人権軽視」と「戦争をするための戦略軽視」です。 「国民の人権軽視」、これは形式的な国...

2011年3月20日日曜日

『加西市立泉中との練習試合』観戦記

中国道加西インターの北東に位置す泉中は、滝野にぬける145号線沿い、北斜面の丘にあります。
北面、山に沿って東西に長い3階建ての校舎があり、南側に、東西に広い長方形のグラウンドが広がっおり、グラウンドの東南にバックネットが有り、北、校舎に向かってライト線が引かれ、南、体育館に向かって長いレフト線が引かれるという変則グラウンドで試合は行われました。

グラウンドを見て、凌、もしくは孝鯛ならライトスタンドインのホームランも可能か、また左中間を抜く当たりを打てれば、ランニングホームランも可能か、などと夢想した。
この予想は当たらずとも遠からずであった。

第1試合は9:55、鹿島中の先攻で始まった。
初回表、2番雄大四球で出塁。3番幸伍、4番真己の打席時に盗塁し三塁に進塁し、真己のキャッチャーゴロエラーの間に生還して、1点を先取。

鹿島中の先発はエース雄大。1回から3回までを危なげなく押さえた。

そして、四回表、4番真己が、ジャストミートし、打球は校舎二階を直撃するホームランとなった。

5番拓樹は四球と盗塁で二進。しかし牽制死。

この後、6番耕太郎、7番孝鯛が連続四球と重盗で二三塁。ここで8番帆岳がライト前ヒットで耕太郎が2点目のホームを踏む。

二死から1番凌の打席の時、一塁ランナー帆岳も牽制死で、この回2点止まりとなった。

五回、先頭打者凌が四球、二死から三塁に進塁し、真己の打席でWPにより、4点目のホームを踏む。

結局、雄大は球数制限を言われていたようだが、無四球、最小投球数で完封した、鹿島中は4-0で勝利した。

第2試合は10:50、鹿島中の後攻で始まった。
先発は英祐。初回、先頭打者にレフト前ヒットを打たれるも、後続を押さえ零封。

一回裏、先頭打者凌は内野安打で出塁、二盗、三盗を決め、3番幸伍の打席でWPにより先取点のホームを踏んだ。

二死から拓樹が四球、耕太郎のサードゴロ内野安打の間に拓樹が三塁を陥れ、真己のライト強襲ヒットで拓樹、耕太郎が相次いで帰り、この回3点目。

四回表、四球と死球、ダブルスチールで1死二三塁のピンチを招き、次打者のセンター前ヒットで1点を返されるものの、二塁走者を三本間で刺殺し、打者走者を二三塁で刺殺、この回1点でくいとめた。

五回表、先頭耕太郎が、左中間を破る二塁打を放ち、真己が送って三塁に進塁するも、帆岳の打席で、空振りで帰塁できず刺殺。

五回裏、1死から死球を出したところで、凌がセットアッパーとしてマウンドに立ち、
6回表、ショートゴロ内野安打に続き、左中間を抜かれて1点を献上。

7回表、先頭耕太郎が死球、真己の送りバントと三盗の後、雄飛の打席でWPでホームを踏み、4点目。

二死から大成がキャッチャー前内野安打で出塁するも、牽制死。
試合は4-2で辛くも勝利した。

打撃力、得点能力はアップしているが、昨秋までの粘って、守りきって勝つ、という勝利の方程式が前提にあって、得点力アップが活きてくる。
今日の試合では、記録された走塁ミスが4つ、以外にも送球ミス、捕球エラーなどが目についた。
選手はみんな一生懸命に戦っている、微笑ましいほどにだ。だからこそ、約80分の試合に集中を欠くことなく、チャンスを無駄に潰さない、相手にいやがられる隙の無いないチームを目指して、最後まで戦い抜いて欲しいと思います。


最後に、
いつも公式大会、また練習試合の最後、監督とのミーティングの後に、整列して、保護者と対面して、選手の代表者が、保護者に向けて、観戦のお礼スピーチをしてくれます。それは、それで嬉しいことです。
ですが、今後は、新三年生が代表となって、できればお礼ではなく、試合を観戦していても、観客としてでは判りづらい、選手自身の試合を戦った感想や、その日の課題、クリアしたことなど、話してくれれば、もっともっと、次回の観戦が楽しみになるし、君たちをもっともっと頼もしく思えると思います。

3月に入って、監督、顧問から、『自主性と正直さ』という課題を与えられました。そうですよね、数名の体操服着用諸君。否、野球部の全部員諸君。
どうか正直で、自分たちの野球をチームメイトを、自分自身を信じ切れる、チームへと昇華して下さい。

君たちの健闘を大いに期待しています。

2011年3月19日土曜日

フラストレーションが溜まった『高砂中との練習試合』

本日3/19(土)、鹿島中に高砂中野球部を招いて練習試合が行われた。


第1試合は9:00から、鹿島中の先攻で始まった。
初回二死から3番幸伍が左中間二塁打を放つも得点にならず。

2回先頭打者5番拓樹が左中間二塁打を放ち、耕太郎が送って一死三塁のチャンスを作るも後続が続かず無得点。

3回二死から2番雄大が左中間二塁打を放つも得点ならず

先発の雄大が、ここまで高砂中打線をしっかりと押さえ込んでいたため、余計に、繰り返しチャンスを潰す攻撃に、フラストレーションが溜まる。


鹿島中には、『沈滞ムードを一変する元気印、声を出してチームを鼓舞する選手』が欲しい。大声で叫びたいほどにだ!

4回裏からセットアッパーとして凌がマウンドに立つ。

二つのエラーにより、ピンチを招くが、高砂中の走塁ミスに助けられ、この回零封。凌はこの後、7回までの4回をきっちり押さえた。


6回表、先頭打者幸伍レフト前ヒット。真己が送って一死二塁。

期待の拓樹が投手ゴロとなり幸伍が二三塁に挟まれて刺殺。その間に拓樹は二塁に進塁。そして6番耕太郎が、センター強襲のヒットで、拓樹が還って1点先取。

(耕太郎の打球は、大きなフライであったが、センターのグローブに触っていたのでヒットとは言いがたいし、また大飛球でありながら、二塁に進塁できなかった消極的な走塁は、いけいけムードに水を差すものであった。耕太郎には、否、鹿島中選手には、当たり前に積極果敢なプレーが行える選手に成長して欲しいと願う)
これが決勝点となり、第1試合は鹿島中が勝利。

第2試合は10:45から、鹿島中の先攻で始まった。
初回二死から、幸伍四球、拓樹レフト前ヒット、ダブルスチールで二死二三塁とチャンスが広がったが、5番耕太郎見逃し三振で得点にならず。

鹿島の先発は英祐。

1回裏、先頭打者への四球とWPが重なり打者走者が二進し、次打者が送って、一死三塁のピンチ。三番打者はしっかりレフト前に打ち返し、先制となる1点を奪われた。

3回表先頭打者凌は、ライト線を抜く鋭い当たりを放つも、走塁指示のミスにより、本塁で憤死。

3回裏、一死から四球の打者走者が盗塁。ボークで三塁に進塁した後、次打者にしっかりレフト前に打ち返されて2点を奪われた。

6回表、二死から5番耕太郎がこの試合2本目となるセンターへのヒットを放って出塁。真己のセンターオーバー二塁打で耕太郎が生還して1点を返す。

そして、続く代打孝鯛も、センターオーバー二塁打を放ち、真己を迎え入れ同点。

この後、孝鯛が三塁に進塁、帆岳の打球は強烈であったが、センターライナーとなり、この回同点止まり。

6回裏は守備で魅せてくれた。ノーアウトでセンター前の当たりを耕太郎が一塁へ送球しセンターゴロに打ち取れば、二死後、四球、ボークで二進したランナーが三塁盗塁を試み、拓樹からの送球が少し右にそれたものの、幸伍が上手くボールを捕球し、走者を刺殺した。

先発の英祐は、再三のピンチを迎えるも、落ち着いたピッチングで追加点を許さず、試合を作った。
7回裏、セットアッパーとして凌がマウンドに立ち、1安打を許すも、後続をしっかり押さえて、この試合、引き分けとした。


高砂中はこの数年、部員数の伸び悩みで、チームとして厳しい状況にあるなぁと感じているが、今チームは、エースを中心に試合を競い合う力を十分に持っている、と感じています。

鹿島中は、本日の試合の様に、チャンスを何度も潰す拙攻を繰り返す様であれば、今後は勝機を作り出すこともままならず、勝負運も離れてしまうことでしょう。
そうならないためにも、選手個々が、勝負運を招き入れる努力、毎日の練習をそれぞれが課題を持って取り組み、いざ試合では自信を持って、勝つことだけに集中して取り組むことです。ゲーム中、集中力を欠くことなど言語道断。プレーがかかり、ゲームセットがコールされるまで、一心不乱にゲームに集中して欲しいです。

本日、藤原監督から、第24回高砂市中学校春季軟式野球大会(会期 4/9-10)のトーナメント表を頂きました。鹿島中の初戦の相手は高砂中です。
今日の借りをきっちり返して、そして勝ち上がって欲しい。鹿島中を除く、高砂市中学校軟式野球チームの6校とも、鹿島中と同様に、厳しい冬のトレーニングを積んで、一回りも二回りも大きく、強くなっていることでしょう。でも、鹿島中の野球部員、君たちもそれに負けず劣らず、否、それ以上のトレーニングを積んできています。
過信は禁物だが、やりきった自信はもっていい。自分を信じ、チームメイトを信じて、深紅の優勝旗を目指して勝ち上がって下さい。期待しています。

p.s.
選手達を見て感じることですが、タイプとして、バッティングの好調さが守備やその他の軽快さに繋がる選手がいます。また、守備でリズムを作り、それがバッティングに良い影響を与える選手もいます。また少ないですが、あまり顔に出さずに淡々とこなせる選手もいます。それぞれが、最高のパフォーマンスを出せる状態で、試合をさせたい、そこに指導者のジレンマがあるのだと思います。

2011年3月18日金曜日

絵本『大きな木』読後感想

『1Q84』で一昨年、昨年と再び文壇の寵児となった村上春樹さん。
村上春樹さんは、オリジナル小説やエッセイを執筆される以外にも、往年の名作、レイモンド・チャンドラー作『The Long Goodbye』やF・スコット・フィッツジェラルド作『The Great Gatsby』、J・D・サリンジャー作『The Catcher in the Rye』等、多数を新意訳されています。
絵本も同様、クリス・ヴァン・オールズバーグ作『The Polar Express』も、そして今回取り上げた、シェル・シルヴァスタイン作『The Giving Tree(邦題:大きな木)』も昨年秋、新意訳され話題となりました。

家にあった『大きな木』は、妻がまだ保育士駆け出しの頃に購入したと思われる、本田錦一郎さんが1976年に翻訳出版されたものの第30刷(1987/4~)です。因みに原書初版は1964年に出版されています。

ブラックインクのペンによる均一な線画と、現在のTwitterよりも短い文で物語が綴られています。

「むかし、りんごのきがあって・・・」からはじまり

りんごの木は、ある少年の絶好の遊び相手となります。
しかし少年は成長して青年となり、ガールフレンドができ、
遊ぶ金が入り用となると、りんごの木に無心し、
りんごの実をすべてもぎ取り、持ち去ってしまいます。

年月が流れて、ひょっこり現れたかつての少年は、
大人となり、家族を持つために家を無心します。
そして家を建てるために、枝をすべて切り払って、
持ち去ってしまいます。

そしてまた、長い長い年月が流れて、
ひょっこり現れたかつての少年は、
すっかり人生に疲れた老人となり、
この世界から逃げ出す舟を無心し、
舟を作るために、りんご木の幹を切り倒して、
持ち去ってしまいます。

りんごの木は何もかも失ってしまいますが、
それでも少年に施しができたことを喜びます。

そしてさらに年月は過ぎ去って、
かつての少年であった老人が帰ってきます。
老人はすっかり疲れ果て、ただ休みたいと、
かつてのりんごの木の切り株に語りかけ、
そして切り株の指示に従い、こしかけます。

木はそれでうれしかった・・・

という物語です。

原題を直訳するならば、「優しい木」あるいは「親切な木」ということになります。では邦題の「おおきな木」はどうでしょう。私は「おおきな」からは「大らかさ」「父のような逞しさ」或いは「母のような広い愛」を想像しますが、この物語は、そのどの連想にも合致しません。

では、視点を変えて、木は『神』でしょうか。『神』は、良きものもお与え下さいますが、試練も与えられます。
では、木は『悪魔』でしょうか。『悪魔』は、陥れ、すべてを奪います。
この様に見ていくと、木から与えられた、もしくは木から奪った人は、本編では触れられてはいませんが、必ずしも幸せではなさそうです。
そして、人生の最後に、その最初の出会いと同様に、木のもとに安らぎを見いだします。
とすると、木は『神』ということになるのでしょうか。

『西遊記』の釈迦如来と孫悟空の逸話と同様に、結局人は、どんなにわがまま放題に振る舞ったとしても、所詮は、大いなる存在の手のひらの内で戯れるだけの存在なのだ、作者はそう仰っているのかもしれません。

今回、書店で村上春樹さん新訳の絵本も手に取り、読みましたが、装丁は全く一緒、異なるのは文だけです。村上春樹さんの訳は、凄く丁寧でした。
私は、本田錦一郎さん訳の、人の子の『ぶっきらぼう』や木の『マゾヒズム』が、異様で、また哲学的でもあり好きです。

作者であるシェル・シルヴァスタインさんの略歴を見ると、詩人、児童文学作家、漫画家、歌手、演奏家、作曲家とマルチに活躍されていたようです。その風貌は、丸坊主に顎鬚、ブルージーンズをはき、カウボーイハットをかぶる、アメリカ中西部の男そのものです。十代の頃、月刊プレーボーイを開いたことがある同輩はお分かりになると思いますが、妖艶なプレイメイトの挿絵、エロティックもしくは風刺の効いた漫画の作者だ、と言えばお分かりになると思います。