日曜日(10月25日)に開票が行われた、兵庫県議会議員高砂市選挙区補欠選挙の投票率は29%でした。満18歳以上の選挙権を持つ高砂市民71,432人のうち、20,881人しか投票行動を行わなかった結果、
高砂市議会議員を三期務めた島津明香さん(38歳):得票数12,943
第一期斎藤知事県政で副知事を務めた片山安孝さん(66歳):得票数7,489
で、島津明香さんが当選されました。
※同じ日、地球の裏側で行われたブラジル大統領決戦選挙の前段で行われた、第1回投票の投票率は78.92%でした。ブラジル国民の政治への強い関心が読み取れる数字です。
国政/地方選挙ともに投票率の低下に歯止めが掛からぬ今日ですが、特に低下が甚だしいのが県議会議員選挙の投票率です。
兵庫県のホームページから、兵庫県議会議員選挙の投票率の推移グラフを作ってみました。https://web.pref.hyogo.lg.jp/si01/senkyo_data.html
兵庫県全体では、1999年の48.17%をピークとして、2019年から40%を下回っています。
高砂市は、1995年の51.43%をピークとして、2023年は32.59%で、県内では最下位播磨町の30.85%に次ぐ低い投票率でした。そして、この度の補欠選挙では、遂に投票率が30%を下回りました。高砂市では、1995年から2023年までの8回の選挙の内、半分の4回が無投票当選でした。こう云った状態が常態化していたことも、市民の投票行動を削ぐ一因ではないかと思われます。
国連の常任理事国でもある3つの大国、ロシア,中国、そしてアメリカが、世界の平和や安定を先導する役割を担わずに、力を誇示して周辺国への圧力を強めると同時に、一部の特権階級を除いて、多くの世界の人々にとって不利益、不幸でしかない戦争を始めたことによって、日本も一段と強い外圧に晒されるようになりました。日本が世界をリードする先端産業も、元となる材料を大国に頼ってきたことから、資源やエネリギーの輸入も厳しい状況になってきました。市井の市民は、不況や物価高という不安に日々晒されるようになりました。こんな状況で、政治に直接影響を与えようとせず、為政者に日々の暮らしが少しでも楽になるよう取り計らってもらうことだけを求めているだけでは、状況は知らぬ間に、更に悪くなるばかりではないかと思います。
このままでは、為政者は民主政治の本来の主権者たる国民には目もくれず、更に権力の強いものに迎合して、自らの地位を守ろうとするでしょうし、たとえ選挙制度が続いたとしても、これまでのように「主権者たる国民が代表を選ぶ」のではなく「為政者の権力の後継者を追認する」だけの選挙、名ばかり選挙が続いてしまうのではと思います。
行政に携わる公務員は、本来の主権者たる国民に奉仕するという役目に立ち戻り、たとえば、選挙については、選挙結果を分析し、分析結果を国民に周知するとともに、次回の選挙で、少しでも投票行動が増加するように広く国民に呼びかける活動を行ってほしいと思います。
たとえば、投票行動において、投票者の年齢別、地区別等々、さらに対象者毎に細やかに投票行動の増加に繋がる施策を行うという風な活動を行ってほしいと思います。
今回の高砂市選挙区補欠選挙は、前回の兵庫県知事選挙の様な、デマと陰謀、中傷、差別が暴言、放言、流言でまき散らされて、県民が混乱に陥れられる様な事態は起こりませんでした。その従来のままの高砂市という保守王国であったから、自民党が推薦した候補がすんなり当選できたのだと思います。それでも、対立候補となった片山さんが七千票以上得票したことには驚きを覚えています。私は、公益通報文書に端を発した県政のごたごたを招いた中心人物のひとりとして、今だ何一つ県民に納得のいく説明や、この問題に関わり命を落とすことになった方々、そして遺族への真摯な謝罪がなされていないことに、強い憤りとともに不信感を抱いています。そのような人物に、同じ高砂市民がどんな理由で投票をしたのか、その理由が知りたいです。もしかしたら、私が知らない、知ろうとしなかった正当な理由があるのかもしれません。私にはわかりません。
ただ来年行われる県議会議員選挙は、今回の様な無風では終わらないと思います。もしかしたら高砂市も、デマと陰謀、中傷、差別が暴言、放言、流言でまき散らされて、混乱や狂乱、暴力の風が吹き荒れるかもしれません。そう云うものから惑わされぬためにも、一人一人が民主政治の主権者たることを思い出し、利己的ではなく利他の精神で、候補者を選択し、投票活動に繋げられたらと思います。
