大谷翔平を擁するドジャースの三連覇を阻止してワールドシリーズに進出したブルワーズですが、ワールドシリーズでも、違わずその強さを証明し続けていますね。
ナショナルリーグで最優秀監督賞を二年連続、今年も取るだろうし、取れば三年連続となる知将パット・マーフィー監督率いる若く伸び盛りの選手たちで構成されたミルウォーキー・ブリュワーズの魅力は、1番から9番まで、どこからでも粘り強く出塁し、出塁すれば、犠打や盗塁で走者の進塁を企画し、二塁三塁と進塁した走者を単打で帰して得点を積み重ねるという、対戦チームの隙をどんどん突いて勝利を手中に収めるところです。ホームランバッターの打棒に頼る大都市圏の金満球団をゴリアテに喩えるならば、石つぶてでゴリアテを倒した若き日のダビデ王を連想します。
ジェイコブ・ミジオロウスキーという無限の才能を開花しつつある投手も魅力一杯ではあるけれど、ホストシーズンを勝ち上がるためには、チーム力がものを言う、その言葉を体現しているのが、今年のブルワーズです。
今日のタンパベイ・レイズの本拠地で行われた第三戦は、単打を積み重ねて10点を取り圧勝しました。これで三連勝です。ディビジョン・シリーズでパドレスに1敗して以後は、ナショナルリーグ・チャンピオンシリーズでドジャースをスイープし、ワールドシリーズも三戦無敗です。強い、本当に強いですね。隙が全くありません。明日にもチーム創設以来初めてとなるワールドシリーズ制覇を成し遂げる勢いを感じます。
このブルワーズは、来季の阪神タイガースの理想とするチームではないかと思います。
サトテルがメジャーリーグに挑戦します。否が応でも、今季チームに比べて得点力が下がります。タイガースはセリーグの日本シリーズ進出の本命でした。セリーグ連覇の夢は如何にかこうにか果たすことはできましたが、9月という勝負を決する時期に入ってから自慢のクリーンナップに当りが止まるやいなや、1点も取れないチームに変貌を遂げてしまいました。
クリーンナップ以外の打者も、代打で出てくる打者も、強打が打てる打者が一人も居ない。それよりも重症なのは、チャンスで打席に入っても、粘ることもできず、あっさり三振するかポップフライを上げて走者を進塁させることも叶わない。走者が出ても、盗塁は少ないし、犠打も少ないし、長打が飛び出しても、三塁アウトや本塁アウトという残念な走塁死を何度も見せられました。
来季からはセリーグもD.H.制が採用されます。ホームランは打てずとも、1番から9番まで、どこからでも得点に繋げられるような、粘りと隙を突く攻撃のできる、賢いチームに、どうか生まれ変わってくれないかと、この秋から来春に掛けて、選手個々が意識を持って成長してほしいし、首脳陣も選手を活かす攻撃的でスピード溢れる攻撃野球を目指してほしいと思います。
投手力は、来季もセリーグの中で不動の一番だと思います。タイガースの難は捕手力ではないかなとは危惧しています。基本に立ち戻り、ゾーンで勝負し、球数少なく討ち取るリードに、捕手陣は更に磨きを掛けてもらいたいと思います。
来季は、セリーグは大物監督が目白押しですが、監督の名前ですぐにチームが変わる訳ではありません。数年後には脅威は増すでしょうが、来季はタイガースのものです。そこは不動です。来季は、セリーグの三連覇を果たし、王者ソフトバンク・ホークスに挑み勝つ、これを合い言葉に、チーム一丸となって戦い勝利を重ねて欲しいと思います。
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