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藪の中

先月、BSで黒澤明監督作品「羅生門」を観ました。同じ黒澤明監督作品である「用心棒」や「椿三十郎」の様な痛快な時代活劇ではなく、陰鬱な気分になってしまう平安時代が舞台の物語です。 物語は、ある殺人事件の重要参考人として捕らえられた盗賊の多襄丸、殺された若侍の新妻真砂、そして殺さ...

2015年7月30日木曜日

平成27年7月29日(水)兵庫大会決勝 滝川第二高校vs.明石商業高校 詳報

初めて、夏の兵庫大会決勝戦を観戦しました。
球場は、ノーシードで7戦を勝ち上がってきた二校のためだけにありました。
そしてスタンドは、外野芝生席まで立錐の余地もないほど大観衆で埋まります。
決勝戦は、19日間の真夏の熱い祭典のフィナーレを飾るにふさわしい、まさに打ち上げ花火の大輪の如く、「華やか」がありました。

滝川第二は、決勝戦の雰囲気に呑まれることなく、前に前に走者を進める「進塁」のイズムがこの試合も徹底されていました。それが二回の明石商業の二失策を誘い、先取点に繋がりました。そしてバッテリーについては、ゴロアウトの多さに驚かされます。走者を出しても、ゴロアウトで併殺に斬ってしまう。まるでマジックを見ている様でした。
明石商業は、準決勝までの試合巧者ぶりが影を潜めていました。守備の乱れでピンチを招き、失点を重ねました。でも8回の反撃は見事でした。代打勢も活躍して2点を返し、滝川第二のエース友井君をマウンドから降ろしました。

明石商業は、もう一歩のところで甲子園の切符に届かなかった。でも、この悔しさと決勝の華やかさを経験した彼らは、来年も甲子園に最も近いチームの一つになるのだろうと感慨を覚えました。

平成27年7月29日(水)
第97回全国高等学校野球選手権兵庫大会
決勝 滝川第二高校vs.明石商業高校(明石トーカロ球場(明石公園第一野球場))

先攻:滝川第二高校
1番 CF根来8
2番 LF大嶋15
3番 3B川北5
4番 1B建畑3
5番 2B山名4
6番 SS結城6
7番 RF青木9
8番 C芝本2
9番 P友井1→P塩本10

後攻:明石商業高校
1番 RF橋下8→CF
2番 1B上ノ谷3
3番 LF松本雄7
4番 SS小西14→PH前平2→C
5番 2B和田4
6番 3B松本優5→PH軽部9→3B冨田13→PH松下15→RF
7番 CF大西16→SS
8番 C藤井17→P山崎10
9番 P吉高1→P三浦18→PH畑6→3B

-13:04試合開始-

《1回表:滝川第二高校攻撃》
1番 根来8 センター前ヒット
2番 大嶋15 送りバント 8→二塁進塁
3番 川北5 セカンドゴロ 8→三塁進塁
4番 建畑3 空振り三振

滝川第二 0
明石商業 

《1回裏:明石商業高校攻撃》
1番 橋下8 ショートゴロ
2番 上ノ谷3 ショートライナー
3番 松本雄7 四球
4番 小西14 ピッチャーゴロ

滝川第二 0
明石商業 0

《2回表:滝川第二高校攻撃》
5番 山名4 右中間二塁打
6番 結城6 二塁牽制暴投2E-6 4→三塁進塁
ライト前ヒット 4→得点1 6→二塁進塁
7番 青木9 二塁牽制暴投1E-6 6→三塁進塁
ショート内野安打 6→得点1
8番 芝本2 送りバント 9→二塁進塁
9番 友井1 見逃し三振
1番 根来8 四球 一二塁
2番 大嶋15 ショートゴロ

滝川第二 02
明石商業 0

《2回裏:明石商業高校攻撃》
5番 和田4 センター前ヒット
6番 松本優5 送りバント 4→二塁進塁
7番 大西16 ピッチャーゴロ
8番 藤井17 見送り三振

滝川第二 02
明石商業 00

《3回表:滝川第二高校攻撃》
3番 川北5 空振り三振
4番 建畑3 ピッチャーゴロ
5番 山名4 セカンドゴロ

滝川第二 020
明石商業 00

《3回裏:明石商業高校攻撃》
9番 吉高1 ピッチャーゴロ
1番 橋下8 レフト前ヒット
2番 上ノ谷3 四球 一二塁
3番 松本雄7 送りバント 二三塁
4番 小西14 セカンドゴロ

滝川第二 020
明石商業 000

《4回表:滝川第二高校攻撃》
6番 結城6 空振り三振
7番 青木9 レフト前ヒット
8番 芝本2 進塁打ファーストゴロ 9→二塁進塁
9番 友井1 四球 一二塁
1番 根来8 レフトオーバー二塁打 9,1→得点2
2番 大嶋15 死球 一二塁
3番 川北5 レフトフライ

滝川第二 020 2
明石商業 000

《4回裏:明石商業高校攻撃》
5番 和田4 四球
6番 松本優5 サードゴロ併殺5-4B-3A
7番 大西16 ファーストゴロ 3-1A

滝川第二 020 2
明石商業 000 0

《5回表:滝川第二高校攻撃》
4番 建畑3 ファーストゴロ
5番 山名4 ショートゴロ
6番 結城6 レフト前ヒット
7番 青木9 6→二塁盗塁死

滝川第二 020 20
明石商業 000 0

《5回裏:明石商業高校攻撃》
8番 藤井17 ショートゴロ
9番 吉高1 四球
1番 橋下8 四球
2番 上ノ谷3 ショートゴロ併殺6-4B-3A

滝川第二 020 20
明石商業 000 00

《6回表:滝川第二高校攻撃》
7番 青木9 ショートゴロ
8番 芝本2 四球
9番 友井1 バント併殺1-6B-3A

滝川第二 020 200
明石商業 000 00

《6回裏:明石商業高校攻撃》
3番 松本雄7 ショートゴロ
4番 小西14 ショートゴロ
5番 和田4 ショートゴロ

滝川第二 020 200
明石商業 000 000

《7回表:滝川第二高校攻撃》
1番 根来8 セカンド内野安打
2番 大嶋15 牽制一二塁挟殺2-3-14
レフト前ヒット
3番 川北5 15→二塁盗塁
ショーロゴロ二三塁挟殺時走塁妨害 一三塁
4番 建畑3 左中間二塁打 15,5→得点2

※明石商業守備変更
9番 P吉高1→P三浦18

5番 山名4 ファーストゴロ 3→三塁進塁
6番 結城6 ショートゴロ
滝川第二 020 200 2

明石商業 000 000

《7回裏:明石商業高校攻撃》
6番 代打 軽部9 見送り三振
7番 大西16 ショートゴロ
8番 藤井17 サードゴロ

滝川第二 020 200 2
明石商業 000 000 0

※明石商業守備変更
6番 PH軽部9→3B冨田13

《8回表:滝川第二高校攻撃》
7番 青木9 レフトライナー
8番 芝本2 プッシュバント二塁内野安打
9番 友井1 センター前ヒット 一二塁
1番 根来8 空振り三振
2番 大嶋15 レフト前ヒット 満塁
3番 川北5 左中間ヒット 2,1→得点2 一三塁
4番 建畑3 レフトフライ


滝川第二 020 200 22
明石商業 000 000 0

《8回裏:明石商業高校攻撃》
9番 代打 畑6 センターフライ
1番 橋下8 レフト線二塁打
2番 上ノ谷3 ショートゴロ 8→三塁進塁
3番 松本雄7 四球 一三塁
4番 代打 前平2 四球 満塁

※滝川第二守備変更
9番 P友井1→P塩本10


5番 和田4 ライト前ヒット 8,7→得点2 一二塁
6番 代打 松下15 サード強襲ヒット 満塁
7番 大西16 空振り三振

滝川第二 020 200 22
明石商業 000 000 02

※明石商業守備変更
1番 RF橋下8→CF
4番 PH前平2→C
6番 PH松下15→RF
7番 CF大西16→SS
8番 C藤井17→P山崎10
9番 PH畑6→3B

《9回表:滝川第二高校攻撃》
5番 山名4 空振り三振
6番 結城6 見送り三振
7番 青木9 ショートゴロ

滝川第二 020 200 220
明石商業 000 000 02

《9回裏:明石商業高校攻撃》
8番 代打 京谷12 サードゴロ
9番 畑6 空振り三振
1番 橋下8 空振り三振

滝川第二 020 200 220  8
明石商業 000 000 020  2

-15:22 試合終了-




《閉会式・優勝旗授与》

2015年7月28日火曜日

祝90歳

母郁子が、今日90回目の誕生日を迎えました。
毎日、ご飯が美味しいと言ってくれます
それが嬉しく思います。

2015年7月26日日曜日

一文惜しみの百知らず

先週、ドキリとするニュースを見ました。水曜日のNHKの定時ニュースで取り上げられた「IT技術者不足、ベトナムに活路」というニュースです。

※IT技術者不足 ベトナムに活路
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/07/0722.html

NHKのアンケートによると、日本企業の約9割がIT技術者が不足と応えています。
ベトナムでは国を挙げてIT技術者の育成と日本語教育に熱心に取り組んでいると云います。そして「真面目に仕事をするし、即戦力になる」として、日本のIT企業は技術者不足解消の切り札としてベトナムに熱い視線を送っているというのです。

ニュースの履歴を辿ってみると、今年の4月に経済産業省が
・2020年までに大規模なシステム開発が目白押し
・しかし、そのシステム開発を賄えるIT技術者が日本に不足している
という理由から
アジア各国でIT専攻の学生を対象に日本語学校留学や日本での就職を支援する、”アジアの学生支援”組織を、この夏にも設立する方針を打ち出していました。

https://www.youtube.com/watch?v=nHoOMykqdPA

要するに国を挙げて、目の前に迫った大規模システム開発の為に、アジアのIT技術者の卵を大挙確保しようとしていると云うことです。
また、「一文惜しみの百知らず」になりはしないかという危惧を覚えます。

過去において日本は、二度同じ過ちを犯しています。
一つは、1990年代から外国企業との競争に打ち勝つためと称して、工場をどんどん人件費の安い国々に移転して国内の空洞化を招くと共に、進出した国々において良質で優秀な人材を育成し、スキルやノウハウを学んだ彼らは自国で優良企業を立ち上げて、今は日本企業の競争力はどんどんと弱まっている状況です。
もう一つは、超高齢社会に突入にした日本の医療や介護の分野で、重労働かつ低賃金な介護専門職員の不足を解消する為に、アジア各国から看護や介護の専門技能者や学生に日本語学校留学と就職の斡旋を開始しました。それ以外にも、労働者不足を補う為に移民施策の必要性が取り沙汰されています。
戦後直ぐヨーロッパ各国は重労働かつ低賃金労働者の確保のために移民政策を大規模に実施しました。しかし衰退期に入ったヨーロッパでは今、移民はスケープゴートの対象とされ、差別や嫌悪が渦巻き、それがISIL躍進の温床ともなっています。
格差社会といわれて久しい日本社会です。外国労働者や移民に対し、日本人と同じ生活権を与えることができるか甚だ疑わしく思います。そういう問題を後回しにして、施策を性急に行えば、ヨーロッパの二の前になるのは火を見るよりも明らかです。

そして、この「IT技術者不足を外国に頼る」施策です。
この数十年間、人材育成をなおざりにして、目先の利益に躍起になってきた報いであると同時に、2020年までの大規模システム開発を通じて、アジアのIT技術者は更なるスキルアップを果たす事でしょう。これ自体は悪いことではないにしろ、日本社会にとっては、時前で人材を育てることをしない限り、今後さらに膨大かつ深淵となっていくITビジネスの開発から運用その他まで、すべて外国に頼らねば立ちゆかなくなる恐れがあります。

IT技術者の不足は、世界的な問題となっている様子です。
現在、IT技術者のスキルは7段階に分類されるといいます。

ITスキル標準とは?
https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/itss7.html

上位のレベル7やレベル6の技術者は、GoogleやAppleなどのアメリカの先端ITベンチャー企業が世界中からリクルートしていると云います。
しかし、日本が今必要としているのは、レベル3やレベル2のシステム開発工程で使えるプログラマです。1980年代の日本のIT企業の前身であったソフトウェア会社は、2000年にはプログラマが不足するとして、時前で大勢のプログラマやコンピュータエンジニアを育成しようとしました。言葉は悪いが「味噌も糞も一緒に」です。しかし、これが功を奏したのだと思います。優秀な者がそうでない者まで引き上げて、プログラマーやエンジニアの裾野が広がりました。

今の日本にはシステム開発工程を担わせるレベル2,3のIT技術者さえ不足している状況です。今こそ国策として、しっかりと人材育成、人材教育を行うべきではないかと痛感します。