夏のショートショートホラーを一席…
俺ら親友7人、学校を出て離れ離れになってからも、LINEでグループを作り繋がっていた。そこには、近況報告、くだらない話楽しい話、夏に顔を合わせて遊ぶ計画、そして7人のふざけ顔笑い顔が溢れていた。
でも、昨年の夏が過ぎてから、親友の一人が突然の事故で亡くなったというメッセージが掲示されてから以後、まるで閉ざされた様に、誰もこのグループで書き込みし無くなっていた。
7月、何の気なしにグループを開いた。そして履歴を振り返り、親友7人の楽しかった頃に想いを馳せて、「今年の夏も会おう!」と打ち込んだ。
しばらくして、ひとり、またひとりとグループのメンバーである親友が戻ってきて、7月の終わりには、以前のような活発な書き込みのあるグループに戻っていた。
8月、明日親友たちと再開するといる夜も、LINEのグループを開いた。
その時である。既読が6になっている事に気付いた。ドキリとした。その時、最新のメッセージが書き込まれた。
「皆に会えること楽しみにしている」
「いろいろ話したいのでね」
7人目の親友からの書き込み…だった。
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