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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2016年7月26日火曜日

ベッドの上でこれを書いています。

実は未だ病院で、日曜日とは異なる病室のベッドの上でこれを書いています。

そして昨朝の事を振り返ります。

月曜日早朝の事です。家と同じく五時前にはすっかり目覚めていました。でも同室者がいること、また昨夕見舞いに来てくれた家族から「朝もバタバタしないこと」ときつく言い含められていたことから、ゆっくりと起きトイレに行きました。それから北棟の通路を一周し、部屋に歯ブラシと髭剃りを取りに帰って、それから共同の洗面所で歯を磨き髭を剃りました。

その際中の事です。胸の辺りにもやもやする感じが起こります。そして小さなもやもやは止むことなく左胸に広がっていきました。

まずいなあと思いながら洗面所を後にして病室に戻り静にベッドに横になりました。痛み始めて十分くらいしてナースコールしました。

当直の看護師がすぐに駆けつけてくれましたが狭心症の痛みは収まりません。長くても二時間すれば収まると我慢していたところ、看護師が舌下に薬をスプレーされ、それですぐに痛みは嘘の様に収まりました。「痛み、収まりました…」と伝えたところで、場面が変わりました。

目の前に大勢の医師、看護師がいました。でも同じベッドに寝ています。だんだんと意識がはっきりすると同時に胸の中心にひどい打撲の痛みが広がります。左の口元からよだれが流れていました。看護師から「大丈夫ですよ」と声を掛けてもらいなからベッドのまま部屋を出て、そのままカテーテル処置室に運ばれ、すぐにカテーテル検査が始まりました。そして再び集中治療室に運ばれました。

主治医から説明を受けました。狭心症発作の最中に致命的となる不整脈に襲われて意識が無くなったということでした。それですぐに心臓マッサージが行われ意識が戻ったそうです。胸の痛みはその証でした。そして迅速な処置のおかげで心筋にもそのほかもダメージは受けていませんでした。それから昨日今日と完全看護の中で過ごしました。そして病状が安定したことから一般病棟の病室に移されました。

昨朝、発作が出なければ今頃家で寝ていたかもしれません。そして、発作が明日起きたならもう家族と会話出来なくなったかもしれません。

退院は延びてしまいました。

でもまた、家族と医師、看護師の皆さんに感謝することが増えました。

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