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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2015年2月12日木曜日

2月9日(月)放送「池上彰がつたえたいこと 実はみんな知らない日本」を見て思ったこと

先日2月9日、「池上彰がつたえたいこと 実はみんな知らない日本」という番組で、後半生放送で、池上彰さんが「イスラム国」問題を解説されました。

その中で、日本人ジャーナリストが殺害された報を受けた安倍晋三総理大臣が、
「~、テロリストたちを決して許しません。その罪を償わせるために国際社会と連携してまいります。~」
と発言されたことについて、
法に則って、罪を償わせることを、安倍総理は述べたのだと解説されました。

でも、法というなら、どんな法なのでしょうか?そして誰が彼らを法廷に引きづり出し、罪を認めさせ、罰を与え、罪を償わせられるのでしょうか?
それが日本にできるのでしょうか?
池上彰さんにしては、あまりにはっきりとしない解説であった様にと思います。
私は、安倍総理の「決して許さない、罪を償わせる」という発言には、もっと強い意志、断固とした決意を感じます。

日本人拉致事件から殺害におよぶ、イスラム国というテロ集団の所行に対し、
私たちは、
・同胞の命を、何故に政府は救えなかったのか?という批判
そして
・日本は、イスラム国と戦う周辺諸国への人道支援を掲げているだけなのに、ましてやイスラム国との対決姿勢を示してもいないのに、何故に狙われるのか?という憤り
に溢れているように思います。

しかし、私たちが本当に知らなければらないことは
・今この時も、テロや悪政により、弱き者が苦しみ、殺されていること
・テロや戦争により、何百何千の人々が、虐殺されていること
・何十万何百万の人々が、紛争地から逃げ出して、難民として困窮の中で生活していること
そして、言いようのない憎悪がどんどんと増殖していること
です。

また、
・テロ集団や盗賊団が、世界の各地で誕生し、それらがITやインターネットを利用して、離合集散しながら勢力を拡大し、今や世界中のどこにでもテロが起こる事態となっていること(テロのグローバル化です。)
・テロ集団や盗賊団には、慈愛や博愛精神も、そして人命への尊厳さえも、無いということ
です。

テロ集団や盗賊団を生み、野放ししているのは、すべての国の責任です。それらを生む土壌を作った当事国の責任です。利害によって干渉したりしなかったりする国の責任です。また、関係したくない関係ないと無視を続けた国の責任です。
すべての国に責任があるのだと思います。

日本も、現在の世界の不安定さを生み出した責任があるものとして、強い意志、断固とした決意を持って、この問題に挑まなければいけないと思います。

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