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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年4月15日金曜日

ジュリエットの秘書となって、『クレアの手紙』に返事を書きましょう!

InternetExplorer9を起動してMicrosoftのポータルサイトmsnを開いていると、来月5月14日(土)に公開される映画『ジュリエットからの手紙 letters to Juliet』公開記念キャンペーンページに導かれました。

映画『ジュリエットからの手紙 letters to Juliet』の公式HP
http://www.juliet-movie.jp/

キャンペーン:あなたがジュリエットの秘書となって、『クレアの手紙』に返事を下さい。
http://www.juliet-movie.jp/italy-campaign/

この映画で、小さな町で、愛情溢れる行為が、連綿と続けられている事実を知りました。

不朽の名作「ロミオとジュリエット」の舞台となったイタリア、ヴェローナという小都市。この地には、物語のモデルとなったヒロイン、ジュリエットの生家があり、永遠の愛を貫いたジュリエット宛に、恋の悩みを綴った手紙が、今なお世界中から年間5000通も届くというのです。その“ジュリエット・レター”1通ずつに“ジュリエットの秘書”と呼ばれる女性たちがボランティアで、想いのこもった返事を返し、悩み解決の手助けをしているというのです。

この映画は、“ジュリエットの秘書”の一人が、50年前にクレアという女性が書いた手紙を見つけた事から始まる物語です。

映画のキャッチフレーズが、
『初恋の人を探す旅。真実から生まれた珠玉の感動作』、ヒューマントラストドラマ。
と書かれているので、きっと感動的な作品なのだと思います。

この映画のキャンペーンというのが、ヴェローナの“ジュリエットの秘書”となって、
50年前にクレアが書いたジュリエットへの手紙に返事を書いてください、という内容です。
ちょっと日常から離れて、恋の指南役になって、思い思いの返事を書いてみてはどうかなって、と思いました。賞品も一等がイタリア旅行、二等がフォトフレームと結構豪華な賞品です。

因みに、小都市ヴェローナと、『ロミオとジュリエット物語』を簡単に紹介しておきましょう。(Wikipediaフリー百科事典からの引用です)
◆ヴェローナ
ヴェローナは、人口27万人のイタリアの都市であり、ヴェネト州ヴェローナ県の県庁所在地である。 アディジェ川沿いにあり、ガルダ湖の約30km東に位置する。 ドイツのミュンヘンおよびイスラエルのベツレヘムと姉妹都市協定を結んでいる。
中世の町並みがよく残っている。街の中心部には古代ローマ時代の円形競技場(アレーナ・ディ・ヴェローナ)があり、街の象徴となっている。毎年夏には、アイーダなどの野外オペラが開催される。シェイクスピアの戯曲『ヴェローナの二紳士』『ロミオとジュリエット』の舞台としても知られる。2000年、ヴェローナ市街として、世界遺産(文化遺産)に登録された。

◆ロミオとジュリエット
『ロミオとジュリエット』(または『ロメオとジュリエット』、Romeo and Juliet )は、ギリシャ神話の『ピュラモスとティスベ』(『桑の木』)を元にしたイングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲。初演年度については諸説あるが、概ね1595年前後と言われている。

舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返している。
モンタギュー家の一人息子ロミオは、ロザラインへの片思いに苦しんでいる。気晴らしにと、友人達とキャピュレット家のパーティに忍び込んだロミオは、キャピュレット家の一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちる。二人は修道僧ロレンスの元で秘かに結婚。ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つきっかけになる事を期待する。
しかし、その直後、ロミオは友人と共に街頭での争いに巻き込まれ、親友・マキューシオを殺された仕返しにキャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまう。ヴェローナの大公エスカラスは、ロミオを追放の罪に処する。一方、キャピュレットは悲しみにくれるジュリエットに大公の親戚のパリスと結婚する事を命じる。
ジュリエットに助けを求められたロレンスは、彼女をロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てる。しかし、この計画は追放されていたロミオにうまく伝わらなかった。そのため、ジュリエットが死んだと思ったロミオは彼女の墓で毒を飲んで死に、その直後に仮死状態から目覚めたジュリエットもロミオの短剣で後を追う。事の真相を知り悲嘆に暮れる両家は、ついに和解する。

次は、発見された50年前の『クレアの手紙』です。
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『クレアの手紙』

ヴェローナのジュリエット様

ジュリエット、私はロレンツォのところへは行かなかった。
彼と会う約束を破ってしまった。
私を信じきった彼の瞳を見て、一緒に駆け落ちしようと約束したの。
私の両親が反対していたから・・・。
でも、私は彼を置き去りにしてしまった・・・私たちの約束の木の下に。
彼は、私がどこにいるのかわからないまま待っていたはず。

今、私はヴェローナにいます。
でも、朝にはロンドンに帰らなければならない。
そして、とても不幸です。
お願い、ジュリエット。どうしたらいいのか教えて欲しい。
心が張り裂けそう。他に話せる人が誰もいないの。

愛をこめて クレア
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さて、キャンペーンの応募方法です。

◇応募内容
クレアの書いた恋の悩みへの返事を書いて下さい。
日本語の自作の作品に限ります。句読点を含めて800字以内。
字数制限を守って応募して下さい。

◇応募方法
①名前
②郵便番号
③住所
④年齢
⑤性別
⑥電話番号
⑦職業
⑧お返事(800字以内)

メールで、juliet@showgate.jp宛に送ります。

で、私もイタリアには憧れがあるので(ナポリで本場のピッツァやパスタを腹一杯食べたいし、イタリアの立ち飲み屋バールで、言葉はもちろん通じないけど、歌と食事とワインで思いっきりい盛り上がりたい!)、“ジュリエットの秘書”になりきって『クレアへの返事』を書き、投稿しました。

以下が、その全文です。

『クレアへの返事』

親愛なるクレアへ

貴女が短い夏を過ごされたヴェローナの町並みは、今も変わる事なく美しく、アディジェ川に沿う歩道では、今も恋人達の甘い語らいを聴く事が出来ます。

半世紀前、クレア、貴女もアディジェ川の辺で、ロレンツォと甘い語らいの時を持たれたのでしょうね。
貴女とロレンツォの大切な約束の木は、きっと今も、お二人が愛を育まれた時をしっかりと記憶している事と思います。

私は、常々感じている事ですが、人というのは何故か、時に後悔をする方を選択してしまう不思議な生きものですね。どうしようもない力がそうさせるのだろうと思います。

当時、貴女のロレンツォへの愛は本物であったと思います。
そしてロレンツォもです。
貴女が、ロレンツォとの約束を果たせずに、心が張り裂けるほど苦しまれた事は、半世紀も前の出来事であるのに、私は、貴女の手紙を読んで、とても辛い気持ちにさせられました。

クレア、貴女の愛が本物であったならば、きっとロレンツォは、深い悲しみの淵で、貴女の悲しみを、貴女の愛を感じたはずです。貴女が悲しい選択を行った事実を、ロレンツォはきっと受け止めて下さったのではと思います。

クレア、貴女にとって、今もロレンツォとの思い出が、艶やかさで心を潤すものであるならば、もし、そうであるなら、貴女にどうしても、もう一度、ヴェローナにお越し頂きたいと思います。
そして、ロレンツォとの思い出の地を廻り尋ねて頂きたいと思います。
そして最後に、約束の木を訪れて頂きたいと思います。
約束の木の下で、きっとロレンツォが、クレア、貴女を笑顔で待っている事でしょう。

いつまでもお幸せに・・・

愛を込めて、ジュリエット


日常と離れた事をやるのは、楽しいです。
皆さんも、遊びでチャレンジされては如何でしょうか・・・

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