下肢閉塞性大動脈硬化症の症状には、四つの段階があると知りました。
Ⅰ度 冷感・痺れ感
Ⅱ度 間欠性跛行
しばらく歩くとふくらはぎなどが締め付けられるように痛くなり歩けなくなるが、休憩すると痛みが無くなって再び歩ける。狭窄や閉塞が悪化すると、次第に歩ける距離が短くなる。
Ⅲ度 安静時痛: 歩かずに安静していても痛みが続く。
Ⅳ度 潰瘍・壊死: 皮膚や筋肉の血流が不足して、小さな傷や低温やけどなどをきっかけに、皮膚に潰瘍や壊死を起こし、細菌感染を伴って治りません。
参照:国立循環器病研究センター 患者の皆様へのページ
https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/arteriosclerosis-obliterans/
姉は、長らくⅠ度、Ⅱ度の症状を繰り返し、その都度、閉塞しかけた動脈にカテーテル術で硬化した組織を除去した後にステントを留置して、血流の改善を図ってきました。
しかし、今年に入り、症状はⅢ度、そして遂にはⅣ度へと進行したことから、神大病院に移り、自家静脈を移植する血管バイパス手術を受けることになりました。
入院して数週間を掛けて、全身の血管をMRI検査、カテーテル検査し、本手術の前日に、担当医から、率直な現在の身体の状態についての話を、姉と一緒に聞きました。
その時はじめて、上記の四つの段階の話を聞きました。
余命の話がありました。Ⅳ度に進行した患者の五年存命率は30%、という行では、きっと私は一瞬蒼白になっただろうと思います。ちらっと姉を見ましたが、力なくただ聞いている様に見受けられました。
本手術においても、現状脚の付け根から右足の膝下まで動脈が完全に閉塞してしまっていて、血流が改善しなければ、脚の付け根から切断しなければならない。また、そうならなくても血流の改善具合によっては、手術傷の快復遅れや感染症のリスクも考慮しなければならない、また動脈硬化は全身に及んでおり、いつどこの器官や臓器で閉塞による不全症状が起こることも考慮しなければならない旨の説明が、ありました。
ただ、そこまで説明をされた後に、手術の成功の高さ、メリットを判断したという結論の話があり、この術はきっと上手くいく、そう信じられました。
姉には、全身麻酔から目覚めたら手術はきっと上手くいっている、もうまな板の鯉の心境になって手術に挑んでと、もう他人事ですね、そう伝えました。
そして手術当日、説明通り成功裡に終わったと、医師から電話をもらい安堵しました。
二日後、ICUから病室に戻った姉を見舞いましたが、元気で陽気でお喋りで、ちょっとイラっとする姉の姿がありました。医師から自画自賛で手術成功の話があった事も姉から聞きました。とても誠実でおもろい医師だなぁと思った次第です。
そして、その日から歩行訓練も始まりました。免疫力、治癒力を高めるために、最新の医学では早期からの運動療法を勧めています。きっと姉にも運動を始めて、回復を早める狙いがあるのだと理解しました。
退院までの一二ヶ月は、このような姉の姿を見守ろうと思います。
そして、退院したら、生活面で少しでもサポートできたらと思います。
これから先、何が起こるかは、姉だけじゃなく私も、その他の家族兄弟姉妹にも何が起こるかなんて分かりませんから、そんな些細な事に心を病むこと無く、出来る限りおおらかに、助け合いながら生きていけたら、と思っています。
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