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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2015年9月26日土曜日

「まれ」、本物の家族への感謝

「まれ」最終週は、本当に感動しましたね。
希と圭太の結婚式の朝、桶作家で日々繰り返される日常風景の中で交わされた会話の温かさに、思わず涙が溢れました。
縁側で仕事道具を磨く元治さん、奧間で結婚式で使う漆器を準備する文さん、開かれた家屋の真ん中に位置するこれから結婚式の舞台となる家族の間に希ちゃんがそっと座り、
能登に来てからずっと支えてくれた元治さん文さんに「ありがとね」と話します。
すると文さんは手を止めて、
長い時間をかけてゆっくりとあなた達家族が本当に大切な人になってきたの、今では私たちの希望の光なの、「それだけ」と言葉にします。
その文さんの言葉と元治さんの愛情たっぷりのまなざしに、希ちゃんは、溢れ出る感謝と喜びの中で「大好きや」と小さく叫びました。
これまでも紛れもない家族であったものが、少しの遠慮から互いに言葉にできなかった「本当の家族への感謝」が、言葉となって交わされました。

家族、こんなにも素直に言葉で感謝が伝えられる家族、そうなりたい、そうでありたいと思います。

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