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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2010年9月16日木曜日

読書の秋ですね

私には、お気に入りの図書館があります。
私は兵庫県高砂市在住ですが、高砂市からは北北西に位置する加西市、その加西市立図書館です。

その理由は4点です。
①高砂市民も貸し出しなど全てのサービスが利用できる。隣接市の姫路市に『ケチ!』といってやりたくなります。
②商業ビル「アスティアかさい」内にあり、1階にコープがあり、3,4階に市民ホールと市民図書館があります。また無料の立体駐車場があるので、好きなだけ図書館で過ごす事が出来ます。
③蔵書の豊富さもさることながら、空間が広い、吹き抜けの空間があったり、陽光を浴びる事が出来る中庭があったりと、その時々の気分で読書を楽しめます。AVコーナーがあり、そこでCDやVideoを観賞したり貸し出しを受ける事もできます。ライブラリーの数は書籍に比べると少ないですが、良い作品が揃っていて、そういった質の面でも充実しています。図書館のホームページからネット検索もできるのですが、自宅のパソコンからは何故か検索を実施してもエラーで検索できません。まぁでもたいした問題ではないです。図書館は、その存在こそ評価されるべきですから。
④児童コーナーの充実です。図書館の入り口直ぐに児童コーナーがあり、子供に便利な図書館です。蔵書も多く、また週1回、土曜日14時から30間、コーナーの片隅の空間をパーティションで区切って、ミニホールとし、そこでおはなし会が行われます。

④についての補足ですが、私も一応、そのおはなしの会のメンバーであり、8/28(土)に初めて、人前で絵本を朗読しました。まるで洞穴の中で話しているように声が響き、自宅では出せない大きな声、感情を込めた声を発する事が出来ました。
読んだ本は、YouTubeにも登録している「びりっけつのビッケ」。絵本にしては物語が長く、図書館の方からは、幼い子供達が保たないのではと心配されましたが、持ちネタが他にないので、そのまま「びりっけつのビッケ」を朗読しまいた。







時計を机に置き、時間を確認しながら読み進めました、子供達の注意を引くための、演技やバックミュージックなど色々試しながら進め、まだ物語が半分にも至っていないところで15分が経過し、その後は、すこしテンポを速め、丁度30分で終える事が出来ました。後ろにいた子供達は出たり入ったりしていましたが、最前列に座っていた3名の幼児達は終演まで付き合ってくれました、それが嬉しかったです。反省点は数多くありましたが、心置きなく演じられた事に満足感がありした。この様な場所で、声を出す、演じるのは本当に気持ちがよいものです。
次回は12/18が当番日です。

で、昨日も返却の為、行きました。返却後、お気に入りの雑誌を30分ほど掛けて読み、そして図書館を後にしました。

アスティアかさいの近くに、イオン・ショッピングモールがあります。昔、三洋電機の何かしらの組み立て工場があった跡地に建ったモノです。で、イオンの話ではなく、イオンの入り口付近の交差点脇に、西村書店『加北一の書店』だったかのコピーが掲げられた看板があり、前から気になっていて、昨日は図書館を出た後、西村書店に行きました。


外観は、ちょっと古めかしい郊外のどこにでもありそうな書店風でしたが、中に入って驚いたのは、専門書の充実振りです。ジュンク堂の様にだだっ広くない空間の中で、ちゃんと売れ筋本と同様に専門書がしっかり主張して置かれているのです。
例えば、最近のベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の書棚、その下の平置きに、ドラッカーの書籍が、赤背表紙の名著の多くがありました。「マネジメント-課題・責任・実践」の上中下巻も並んでいました。赤地金のラインが配色された美しい表紙でした。
かと思えば、アダルトコーナーが一つの書棚に積まれ、その隣りにコンピュータの専門書が並べられていました。これには笑いをかみ殺すしかありませんでした。アダルト分野といえば確かにそうですからね。
それからドキッとしたのは、最近のベストセラーのコーナーで表紙を前に並べられているところで見た一冊です。「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」です。艶めかしい女性のイラストです。さすがに気恥ずかしく、手にとって見る事が出来ませんでした。(まぁ、逆説的にいえば、気持ちが若い証拠でしょうね)

そして、一作品(上下があるので二冊)を購入しました。
モントリオール世界映画祭で深津絵里さんが最優秀女優賞を受賞された映画「悪人」の原作本です。朝日新聞に連載されていたようですが、朝日新聞を取っているのに、連載小説は読んだ事がない、まぁそんなことはどうでもよくて、久し振りに劇場で見たい邦画作品である、この映画の原作を読みたいと思ったのです。上下本の表紙は、映画で主演のお二人、妻夫木聡さんと深津絵里さんの映画ポスター用に撮影された(でだろう)写真が飾っています。帯に映画特別割引券がついていました。巧いタイアップです。

自宅には、積ん読が何冊かありまして、この秋、この「悪人」も含めて、読み切ってしまおうと思っています。

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