「夢一夜」1978年の作品で、作詞 阿木燿子さん、作曲・歌 南こうせつさんです。
逢ってはならぬ相手との、逢瀬に向かう女性の複雑な、「性」「切なさ」「儚さ」が織り込まれた名曲です。
二十歳頃、石川県金沢市内のホールでこうせつさんの生歌を聴きました。
フォークからニューミュージックへと移行した時期でしたが、まだまだフォークの魅力に取り憑かれ、同じ学生寮に長渕剛のコピーが大変上手な奴がいて、彼にギターの手解き受けてもいました。
懐かしい思い出です。
この数日で、一気に秋めいてきて、秋に思いをはせていると、この曲が頭に浮かびました。
漱石の「夢十夜」もですが、「夜」や「宵」という漢字が題字につくと何故か秋を連想してしまいます。
夏の喧噪、戯れが遠くに去り、静寂と落ち着き、物思いの秋が訪れる。鮮やかな秋も好きだけど、「月の夜」静かで儚げな秋も好きです
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