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差別の天秤

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2014年4月16日水曜日

そして月曜日、明石の海辺を満喫しました。

そして月曜日、明石の海辺を満喫しました。
明石から須磨浦公園を目指して歩きます。当初は二号線で15㎞、3~4時間くらいで完歩する予定でしたが、稲爪神社を過ぎた交差点で、右に折れる道の向こうに海が見え、コースを変えました。それが時間を忘れた徒歩旅の始まりとなりました。

道の先は、大蔵海岸公園でした。松林の向こうに海が開けます。目の前に明石海峡大橋、淡路島、そして真っ青な空と海が広がりました。その絶景に圧倒されました。

そして海岸線に沿って東に進むことにしました。絶景を楽しむ道は続きます。遊歩道、砂浜、そして堤防、国道と道はどこまでも続きます。
この日はひときわ天気がよくて満天の空には雲一つありません。空は青のグラデーションがとても綺麗でした。海峡は深い碧です。この青の世界の狭間を、潮の響きと香りを友にどこまでも歩き続けます。

【大蔵海岸公園】


【大蔵海岸海水浴場】

【朝霧駅から二号線に入る】

舞子公園に入ります。巨大な明石海峡大橋を真上に望みます。それもなかなかの絶景でした。さまざまな角度で橋桁を眺めていますと人影が見えました。登れるんだとわかり、アンカーの下にある舞子海上プロムナードに入り口に入ります。今日は定休日でしたが海上レストランは開いているということで、250円を払って入場しました。
高さ50m、長さ150mの海上展望台からの眺め、また海上遊歩道からの眺めも絶景でした。
遊歩道には床が硝子張りになっている箇所がありました。不思議なものですね、落ちないと頭で分かっていても、そこを歩く時体がこわばりました。

【舞子公園】


【海上展望台・海上遊歩道】

大橋を後にして、また東に歩を進めます。南(海側)に広がる絶景とともに、北(陸側)の風景も、まるで南欧の避暑地の様にゆったりとした明るい色の建物が海に面して続いています。まるで異国を旅する気分で歩きます。
広いデッキでは、大勢が思い思いのスケッチブックを開いて絵を描いていました。
欄干に持たれながら釣り糸を垂らす人をいます。
洒落た自転車で颯爽と過ぎゆく人、軽装で走る人、そして恋人達もいました。

【舞子公園】

【舞子東海浜緑地】

【マリンピア神戸】

そして垂水駅の辺りからまた国道に出ました。遠くに須磨浦山頂展望台が見えました。
塩屋を過ぎると舞子まで長い一本道が続きます。

須磨浦公園の入り口で、若いカップルが乗るガブリオレを見かけました。赤信号の最中、まるで他には誰もいないが如く、濃厚な接吻を交わしています。「おいおい、(私を含め)回りに何人も人がおるやろ!」と内心ぶつぶつ言いながらも、何故かその洋画のワンシーンの様な上手?な接吻に見とれてしまいました。やはりここは(私の知る)日本ではないなぁ、と思った次第です。

そして14時過ぎに、須磨海浜公園に到着しました。白浜はまるで白鷺の如く両翼を伸ばして佇んでいました。白と青の静寂の世界にしばし浸りました。

【須磨海浜公園】

ふと先日読んだ雑誌の「コーヒーの特集」記事から、JR長田駅近くのショッピングモールに、日本一のバリスタがコーヒーを入れてくれるUCCカフェプラザがあるというのを思い出しました。そこで美味しいコーヒーを頂こう!と歩を進めることにしました。
ここからは1.17のメモリアルウォークで一度歩いた道です。頭に地理は入っています。
途中、鎮魂の碑に立ち寄って手を合わせました。
そして長田震災復興のシンボル鉄人28号を見上げます。

けれども長田にはショッピングモールというかビルディングが林立していて、午後の人出で街には人が溢れていました。ここまで黙々と歩いてきた身にはとても相容れない環境で、コーヒーは断念し、さらに東に進むことにしました。
二号線に出、阪神高速道路の下を歩きます。猥雑な街の風景を楽しみます。

そして神戸、に着きました。ハーバーランドに入り、モザイクから神戸港を望みます。
デッキには若い人たちで溢れていました。外国の方を大勢いました。
それからメリケンパークを巡り、税関前に出ました。夕陽に輝く街の風景を望みます。

【神戸ハーバーランド】

【メリケンパーク】

そして大橋を渡りポートアイランドに入ります。ゴール地点を京コンピュータと定めてひたすら南に歩きます。市民広場を過ぎた辺りから、医療機関の巨大なビル群が続きます。
今やポートアイランドは最先端医療センターになったのだ、と感慨を覚えます。
そして今日の旅の終着地、京コンピュータ前にたどり着きました。

いやぁ、すっかり疲れました。

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