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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2012年4月26日木曜日

『夢はみるものではなく、叶えるもの』


昨日、三つの出来事がありました。

正午前、ある風体のお客様が店に来られました。
歳は55~65位で恰幅が良く、でも白のポロシャツに濃紺の半ズボン、スニーカーというスポーティーな出で立ちで、大きなリックを背負われています。
遠歩きか?と興味を抱きました。
そのお客様が地図をお求めになったので、思わず
「どこから来られました?」と伺いますと
「京都です、自転車で来ました」
「四国に行きたいが、(自転車では明石大橋は)渡れない」
「尾道からだと渡れるはずですよ」
「遠いなぁ~」
「明石だとジェットフェリーに乗れます、自転車も乗せれると思いますよ」
と、ややええ加減に言葉をはさむと
「香川にいきたいのです」
「それでしたら飾磨からフェリーが出てます」
「(姫路市内の)飾磨港から小豆島に渡って、高松行きのフェリーに乗り換えれば良いです」
と暫し会話を楽しみました。
最後に、Googleで
フェリーの時刻表と、フェリー乗り場までの地図を検索しプリントしてお渡ししました。
お客様は、自分が求めてやまない姿であり、つい羨ましく、と同時にお客様の旅の無事を願い、見送りました。

三時過ぎ、いつも来てくれる中三のテニス少年が、修学旅行のお土産を持ってきてくれました。
一昨日夕方、カードコーナーを整理していると
「明日いますか?」
と声を掛けられ、
「一日いますよ」
と返事をすると、修学旅行のお土産を買ってきたから明日持って来る、と仰いました。
ビックリしましたが、
「頂きます」
とお礼を述べて、それから暫し修学旅行の話を伺いました。
旅先は長崎でした。
平和公園、浦上天主堂、そして被爆体験の講話を聞いたこと、坂本竜馬がいた亀山社中跡を巡ったことなど話してくれました。竜馬のところでは、思わず熱くなってうんちくを披露してしまいました。でも晴れやかに語ってくれた少年はとても微笑ましかったです。
そして頂いたお土産は、店のスタッフ皆で頂く事にしました。
【幕末の革命物語】龍馬たちの理想
というチョコクッキーです。包みには後年の弥太郎と壮年の龍馬がイラストで描かれていました。クッキー頂きました。とても美味しかったです、ありがとうございました。
因みに昔、龍馬に出会う旅をしたことがあります。龍馬(とチャップリン)は私の永遠の憧れなのです。

そして夕方、仕事を終えた後、暫しチームメイトとMaxValueのドリンクコーナーで会話をしました。新しい道を歩み出そうとする若きチームメイトに、どうしてもエールを送りたかったのです。
豊かな才能と感性を信じて夢に歩むのは、とても挑戦的ですが、きっと後悔のない道だと思います。一緒に立ち上がってきたチームメイトが去って行くのはとても寂しいですが、でも夢を掴んでくれること、幸せになってくれること、ただ願います。

老若男女、それぞれに今があり、夢がある。
日本女子サッカーの支柱澤穂希さんが信じる言葉
『夢はみるものではなく、叶えるもの』
この言葉が内に響きます。

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