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差別の天秤

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2012年4月18日水曜日

ズボンの股が裂けました。


一昨日、業務中の出来事です。
レジでお客様に応対していた最中、下に落ちたものを拾らおうとしゃがんだ瞬間、ズボンの股の縫い目が裂けました。

『バリッ』、
その音の大きさで、大きく裂けたと実感しました。
ちょっと思案したのち、チームメイトに打ち明けました。
家に帰ってズボンを履き替えようかとも考えましたが、時間的な問題で却下、
チームメイトからソーイングセットを貸そうと言って頂きましたが、縫う手間を考えて却下、そしてピン!と名案が浮かびました。
『ホッチキスで留めればいい』と。

ホッチキスを持って、バックヤードに入り、脱いだズボンを裏返して、裂けた部分をホッチキスで留めました。裂け目は15㎝以上に達していました。
表に戻すと、裂け目がみえず、上手に修繕出来ていました。
『俺って天才!』
つい浮かれて、ズボンを履いて、レジに戻るすがら、チームメイトに修繕跡を自慢して回りました。
そしてレジに戻り、勢いよくしゃがんだ瞬間、ホッチキスの針は飛びはねました。
やっぱり『あぼちん』でした。

仕事柄、しゃがんだり這いずる姿勢が必要なのですが、その後は業務終了まで、その姿勢が必要になる場面になると、チームメイトにヘルプコールしました。
そしてなじみのお客様には(爆輪野郎くんです)、
『今日はセルフサービスでお願いします!』とうそぶいた後、事情を話して笑いを取りました。

そういえば29歳の頃にも同じような経験をした事があります。
当時、岸和田にあるお客様のコンピュータシステム・リプレイス作業を半年にわたって行っていました。作業チームは全員で20名ほど、私の役割はテクニカルサポートとプロジェクト管理でした。作業が山場に差し掛かった頃、自宅に帰らず、会社の近くのホテルかお客様のマシンルームで寝泊まりしていました。
そんなある日、ネクタイがだいぶくたびれていたので、客先への移動途中、心斎橋そごうに立ち寄ってネクタイを買いに行きました。
昼間、髭面のまま閑散とした紳士コーナーに入りますと、店員さんにじろじろと見られました。
『かんじわるいな~』とぶつぶつ呟きながらネクタイを物色していて、ふとズボンの前のチャックが全開になっていることに気付いたのです。チャックは壊れていました。
とにかくお客様の処に出向き、そして先に来ていた後輩に相談、そして携帯のソーイングセットを借りました。でもトイレに立つ度に、縫い目をほどき、そして縫い直す、ホント情けない思いをしました。

今回は、一時の笑いで済みましたが、でも以後、このような事態に陥らない様、気をつけたいと思います。

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