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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年3月14日月曜日

3/12 3回目のおはなし会を終えての感想

先週土曜日、3/12 14:00から3回目となるおはなし会の朗読者として、図書館キッズコーナーで2冊の絵本を読んできました。

絵本は、予定通り、
スーザン・バーレイさん作・絵『わすれられないおくりもの』
トーベ・ヤンソンさん『ムーミンのふしぎ』
を朗読しました。

今回、朗読に当たって二つ試みました。
ひとつは、いつも図書館員さんが始まりの挨拶、終わりの挨拶等司会進行して下さるのですが、任せて下さったのか、14時前に朗読コーナーに入って、顔なじみの子ども(モトアキ君)と話をし、14時の開始から挨拶、そして今日読ませて頂く本の簡単な紹介をして、朗読に入りました。
特に、最初に読んだ『わすれられないおくりもの』は、大切な人との別れ、そして再生という話で、子どもたちと共におられた保護者の方々に、震災についても少し触れ、この本を読ませて頂く気持ちを伝えました。
また、いつもは子どもたちが座る背もたれのない低いクッションの効いた椅子と対面した背の高い椅子と机に本を立てて朗読を行っていましたが、前回の文字が見えない、ということの対策と、また子どもたちに本に触れて欲しい、身近に眺めて欲しい、という思惑から、私が座る椅子の周りに子どもたちが座る椅子を配置して、私の前の椅子に本を直に置いて、私が文字がしっかりと見え読めるように、そして興味を抱いてくれた子どもたちがのぞき込んで本を見られるようにして、行いました。
実際のところ、私の周りに座ってくれる子どもたちにしか本が見えないという問題もあり、どうしようかと直前まで悩んだのですが、現状の私ではこのスタイルが最善であったと思います。
両本とも約15分、丁度終了の14:30に読み終え、終了の挨拶ができました。
始まりの頃は、子どもたちも数名であったのが、途中から回りに大勢集まってくれているのが気配で分かりました。
できる限り、子どもたちの顔を、目を見ながら朗読しました。
子どもたちにとって、今回読んだ本が、わすれられない本となってくれることを願います。

おはなし会の直前、モトアキ君と話をしました。
『ムーミンってしってる?』『ううん』、でもモトアキ君は本をめくり、スナフキンが釣りをしている絵のところで、釣りに興味があることを話してくれました。
そして、もう一つ、『ゆれるばかりでアニメが見えない』、何度も聞き返し、昨日の地震発生から、テレビのすべてのチャネルが地震の特別放送に切り替わり、楽しみにしていたアニメが見られなかったことを、一生懸命に伝えようとしていたことが分かりました。

小さな子どもたちにとって、毎週、もしくは毎日楽しみにしているアニメが見られないことも、今回の震災の悲しみ、そう感じました。

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