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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2013年6月28日金曜日

終われない夏、終わらない夏

試合終了のサイレンを聞いた時、熱いものが込み上げてきました。
とても素晴らしいゲーム、完全と思えるほどに調和のとれた投手戦は、延長8回、鹿島中の勝利で終わりました。

平成25年度高砂市中学校総合体育大会1回戦第三試合鹿島中vs.竜山中は、素晴らしい投手戦でした。7回終了時点まで、鹿島中は右のエース小野君が、そして竜山中は二人の左腕が投げ抜いて、両軍ともに0対0の均衡が破れません。
延長に入った8回表、先導打者の中根君がセンター右にクリーンヒットを放ちます。そこからは一点を巡る攻防です。
送りバントがこのゲーム唯一となるエラーを誘い、無死一三塁。
竜山中は敬遠を選択して無死満塁。
そして鹿島中は一死後、主将の北口君がボールを叩き付ける間に中根君がホームを陥れ決勝点となる一点を奪いました。
竜山中も8回裏、二本のヒットで無死一二塁のチャンスを作り次打者の送りバントで走者がそれぞれ進塁し、サヨナラのチャンスを得ます。
そしてラストの一球、スクイズが小フライとなって飛び出した三塁走者を刺殺、ダブルプレーで、終われないゲームは幕を閉じました。

竜山中のナイン、とても素晴らしいゲームを有り難うございました。三年生は終われない夏が終わってしまった事に、悔しさと終わってしまったという脱力感に見舞われていることだと思います。ですが一言、『最高に素晴らしいゲームを観戦させてくれた事に、感激と感謝で一杯です。新しいステージでさらなる活躍を楽しみにしています。』の言葉を贈ります。
そして鹿島中ナイン、一年前まだ幼さの残る一二年部員だった君たちは、とても逞しい野球小僧となりました。一朶となったチームを見て、とても感激し、この勝利を我が事の様に嬉しく思います。明日も素晴らしいゲームを期待しています。終われない夏、終わらない夏を目一杯駆け抜けて下さい。

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