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2012年6月9日土曜日

長渕剛の祈り『僕と歩こうよ』を聴いて


最近、店に流れる有線放送でよく流れる歌
長渕剛の『僕と歩こうよ』

この歌を初めて聴いた時、
あれっ、長渕か???
最初は解せませんでした、そして何度も聴いているうちに
18、19の時に聴いた『祈り』を思い出しました。
『祈り』は、当時の長渕が、
恋人の死に自分への怒りと悔恨の情を込めて切切と歌う
とても心が辛くなる、でもとても感動した歌でした。

旋律はとても似ています。
私は、こちらの長渕がより好きなのです。
でも『僕と歩こうよ』は、歌に込められたものが違いました。
それは、
大いなる優しさです。
切ないほどの優しさです。
昨年の震災後に歌った『ひとつ』と同じく
痛む者、悲しむ者、幼き者へ、寄り添い、さぁ共に歩こう、
というメッセージが込められています。
でも『ひとつ』には、寄り添う側の悲壮感がありました。
でも一年を過ぎ『僕と歩こうよ』には、穏やかを感じます。
訥々とした歌には、最初力を感じませんでしたが、
でも何度も聴いているうち穏やかな波の様に、
静かに心を洗ってくれます。
そしてしっかりと心に、この歌が刻まれました。

『僕と歩こうよ』
とてもよい歌だと思います。

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こちらの詩は、80年当時、ライブで聴いた歌だと思います。よりリアルです。

祈り
作詞作曲:長渕剛

お前が去ってくその前に
なぜに電話くれなかったか
やさしすぎるお前のことだから
それが思いやりのつもりだったのか
俺たちいつでもひとつなんだと
あれほど話し合ってきたよね
お前のことはすべてわかっている
つもりの自分がくやしすぎるよ
二人でいくつもの夜をこえて
新しい朝が目の前だったのに
深く瞳を閉じて今
天女のようにお前は一人
空へ帰る

お前が選んだ人生も
お前が歩いてきた道も
信じきれぬままのはがゆさの中で
ためらいながら
俺は人生を探すだろう
今度生まれてくるときは幸せな日々を
おくれるといいね
お前の好きだったあの唄を
今夜は朝まで歌ってあげるよ
二人でいくつもの夜をこえて
新しい朝が目の前だったのに
深く瞳を閉じて今
天女のようにお前は一人
空へ帰る
天女のようにお前は一人
空へ帰る

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僕と歩こうよ
作詞作曲:長渕剛


なんにもしてあげられなくて
どうしていいかわからなくて
君をひとりぼっちにさせて
悲しませてごめんね

震える君の細い肩を
そっと抱きしめてあげたくて
涙がとめどなく流れた
もうどこにもいかない

凍りつくよなせつなさに
心が苦しくてたまらない

もう泣かないで
もう泣かないで
僕といっしょに歩こうよ
僕といっしょに歩こうよ


君が見つめてる星空に
僕がよりそうことを忘れ
しあわせが何かもわからず
君の涙で気がついた

もっと強く生きてゆけたら
君を笑顔にできるのかな
君がしあわせに笑ったら
もうそれだけでいい

小さな胸にしまってた
大きなさびしさ大事にして

もう泣かないで
もう泣かないで
僕といっしょに歩こうよ
僕といっしょに歩こうよ

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