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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年3月21日月曜日

震災の『復興プラン』

3月11日午後2時46分頃、東北から関東の太平洋沿岸を襲った激震、そして津波。その一撃は、マグニチュード9.0という未知の領域のエネルギーが引き起こしたもので有り、その被害は、余りにも甚大でした。
激震から10日目となる、今日3月21日までの公式発表では、死亡者約8500名、行方不明者約13000名。西日本にいては、想像できないほど、恐ろしい数字です。

この様な震災被害に遭遇しながらも、日本人は秩序だって行動し、また国内はもとより、多くの海外諸国、地域、団体が惜しみない支援の手を差し伸べて下さっています。原発事故の収束、ライフライン普及のために、それこそ命がけで取り組まれる方が居られます。
被災された方を安全な土地に疎開する取り組みも、既に始まっています。
でも、これらの対応は、あくまで震災に対する一時対応でしかないことも肝に銘じておかなければならない、と思います。

余震が収束に向かい、被害実態の全貌が明らかになってからこそ、本当の復興です。
多くの『人』『物』『金』を復興事業につぎ込まなければなりません。
またそれ以上に、被災者の恒久的な生活『住』と『職』の保証、そして『心のケア』の取り組みです。
16年前の阪神・淡路大震災では、被災後も被災者を苦しめ、後遺症、孤独は、今も解決されていない問題です。

国家の危機、国難という大規模災害からの復興は、戦後復興と同様に、綿密に迅速に、しかも被災者は言うに及ばず、すべての国民、日本に生活するすべての人々に安全と優しい生活を保障する骨子となるプラン、詳細なプラン、そして行動プランを作成し、プランに従って粛々と進めなければいけない。また、そうであって欲しいと強く願います。

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