播磨の国ブログ検索

映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2013年5月3日金曜日

富士に初登頂した人物


おはようございます。
富士山が世界文化遺産に登録される見通しになったというニュースを、喜んでいるひとりであります。この富士山に関するコラムの中で、懐かしい人物の名を読みました。

役ノ小角(えんのこずぬ)

この人物の名は、司馬遼太郎『竜馬がゆく』の文中、竜馬が《人の不死性》についてお竜に語り聴かせる場面に登場し、知りました。
この役ノ小角が、「世界登頂年代記」なるもので富士に初登頂した人と記されているそうです。7世紀のことです。
『3776メートルの富士より高い山はそれこそ山とあるが、これほど高い山に登ったのはこれが世界最初』、しかもこの記録は900年ほども保持されたらしい
と書かれていました。
役ノ小角は、飛鳥時代から奈良時代に実在した人物で、様々な霊場、修行の地を開いた行者、呪術者です。
『竜馬がゆく』で、この人の名を知ったとき、仙人か?と印象深く記憶しましたが、まさに天上をすみかにする仙人であったと確信をした次第です。

あっぱれ富士のお山!
あっぱれ役ノ小角!

0 件のコメント:

コメントを投稿