今朝7時のNHKニュースの中で、ガザの一人の少女のドキュメンタリー映像が放映されました。映像はガザの「戦禍を生きる人々」を被写体に活動を続ける女性写真家ディナさんが撮影したものです。映像に映る少女は、ザムザムさん16歳です。十ヶ月前にイスラエルの攻撃で家族を失い、現在は親戚に身を寄せながら破壊と殺戮から逃れるための避難生活を続けています。水も食料も欠乏し、衛生状態も最悪な中で、臨時に開かれることになった学校に通うザムザムさんの姿が映像の中に映っていました。臨時に開かれた学校には、各地の避難場所から集まってきた若者たちが集い、授業を真剣な眼差しで聴き入っていました。休憩時間には、少女たちは屈託のないおしゃべりの中で、互いの窮乏した避難生活の様子や将来の夢(ザムザムさんは将来医者になる夢を語っていました)を語り合っていました。大学入試は行われるのか、試験会場まで安全に辿り着くことはできるのか、、また別の場所に避難を強いられるのか等、今の日本の若者には想像すらできない様な話題で会話が繰り広げられていました。
撮影したディナさんは、今年の1月に経営するスタジオがイスラエルの攻撃で破壊されるまではフォトウェディングのカメラマンとして、戦禍の中でもガザの若者の幸せな瞬間を撮り続けていました。しかし今、空爆や砲撃、銃撃に晒されて自らも命の危険と隣り合わせの中で、「戦禍の中を生きる人々」を被写体とするドキュメンタリー映像作家として活動を続けています。
この様子は、NHK+で、一週間観る事もできます。
タイトル「緊迫したガザ 女性写真家が記録した人々の日常」
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025092931034?playlist_id=4a77377f-aeee-45e9-9dfd-e36b87bc531b
また、10月3日(金)23:25-0:25放送予定の
BSスペシャル 「Blind Slot 見えない”隣人”」でも取り上げられる様です。
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