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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2013年3月31日日曜日

昨日、松陽高校vs.東播工業高校 を観戦しました。


おはようございます。
昨日の東播工業戦は、松陽高校野球部にとって、とても厳しい試合結果となりました。
試合後、監督・部長が講評された様に、チームの気性の激しさが敗北に繋がりました。

初回から自慢の打棒が火を放ち、先取点を奪います。しかしミスの積み重なりが失点を招き、中盤を過ぎて同点。そして終盤、試合巧者の東播工業が一気に加点して試合を決めました。

『気負い』という言葉があります。張り切る気持ちです。得点シーンは、この気負いが勢いとなりました。しかし、中盤以降、チャンスが訪れても、気負いが空回りとなって得点に結びつけることができません。またピンチの時には、気負いが焦りとなってミスを引き起こし失点を招きました。

片や東播工業は、投手の矢野君が物語る様に、不安定な立ち上がりでも淡々と投げ、味方の援護で中盤を同点でしのぎ、そして終盤以降は投球が安定してキッチリと相手打線を押さえ込む。また攻撃陣も、与えられたチャンスにキッチリと得点する。この様に、東播工業は、チームの気性がとても安定していました。


夏の最後の大会に向けて、チームはもう一度一朶にならなければなりません。
そのためには、もう一度、自分自身を、仲間を、そしてチームを信じることです。
二つ目は、自分の技倆をしっかりと把握する事です。今できることを確実にこなせる様にして、決して無理をしない。そして試合の中では、試合の流れやリズムに乗ってプレーすることに集中する。
そして三つ目は、平常心を保つことです。気負いを感じたら、それを抑えて冷静になること。ミスをして落ち込みそうになっても、それを忘れて次のプレーに集中することです。
これは、ひとりでは難しいかもしれない。でも仲間がいれば大丈夫です。声を掛け合い、互いを鼓舞して、ゲームセットまで勝つために集中するのです。

松陽高校野球部が、これからの一戦一戦で、チームの絆が益々強固になっていくことを楽しみにしています。


【平成25年度春季兵庫県高校野球大会】
3/30 播淡地区トーナメント1回戦 松陽高校vs.東播工業高校 結果

      1 2 3 4 5 6 7 8 9
------------------
松陽高 2 0 0 0 2 0 0 1 0  5
東播工 0 1 2 1 0 0 4 2 ×  10



p.s.
耕太郎にとっても厳しいゲームとなりました。出番を待つことの難しさと、気負いが招く苦しさを経験しました。
7回4点を奪われてなおも二死二三塁の場面で登板し、この回はなんとか後続をアウトにして切り抜けますが、8回連続四球で無死一二塁となったところで降板。気負いが勝ちすぎ、思い描いた投球が全く出来なかった様子でした。
耕太郎には、次のことをもっと学んで欲しいと思います。
それは、どんな場面で使われても大丈夫な様に、常に気持ちを準備すること。
そしてもう一つは、気負いを、また焦りを感じたら、冷静さを取り戻す手段を持つ事です。今回の場面では、ブルペンでよかった速球だけに頼るのではなく、勇気がいるが、まず大一投目に緩いカーブを投げて、機先を制するという手段です。相手に傾いた急激な試合の流れを落ち着かせると同時に、自分自身を平常に導くことが出来るからです。

耕太郎には、『気負い』や『焦り』という心の乱れを、『勝負する勇気』と『勝ちを信じる気持ち』が、心を『冷静』と『平常』に導くことを、学んで欲しいと思います。

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