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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2012年4月13日金曜日

鳥のさえずりを求めて、鹿島の杜を散策しました。


3月18日に
『鳥のさえずりが聴こえます』
という記事を書きましたが、この数日、朝方耳を澄ましていると、大体4時50分頃に澄んだ一声が町中に響きます。
どうやら近所に巣くった鳥(名無しの権兵衛)は、早起きで美声の持ち主のようです。

そして4月10日、
鳥のさえずりを求めて、鹿島の杜を散策しました。
最初は、高砂市公園墓地です。
公園墓地は、鹿島神社から直線で東500mほどにあり、高御位山を雄大に望める桜の名所です。
くねくねと山道を登りました。時折、園内で工事をしていたクレーンのけたたましい音が響きましたが、少し奥に入ると杜から発せられる音に包まれました。
静寂の中に、葉のそよぐ音、そして求めた鳥のさえずりが聴こえます。
『ホー、ホケキョ、ケキョケキョ』うぐいすです。
『ケタケタケタケタ』雉です。
そして朝耳にする鳴き声と同じ鳥のさえずりも聴こえました。
高台で桜見を楽しみました。
まだ満開ではなかったですが、花曇りの空の下、淡い色の小さな花びらがあわあわと揺らいでいました。そして間近に高御位の峰が霞んで見えました。
春だなぁ、って思いました。

それから、鹿島神社に参拝しました。
平日、参道は閑散としていましたが、それでも人の営みが聞こえます。
幾つかの茶店の表には、『柏餅』という看板が架かり、蒸籠で蒸し上がったばかりの餅が、湯気を上げて『美味しいよ』と誘います。
石畳、石の階段を登って、拝殿にたどり着きました。
それから、拝殿の中をくるりと回って、そして鹿島の杜に入りました。
暫し、杜の静寂を楽しみました。

拝殿下の公園では、桜の下で花見の宴が開かれていました。
帰りに柏餅を買いました。
白10個、よもぎ11個。
店の若女将は、蒸し上がったばかりの丸餅に柏の葉を丁寧に巻いていきます。
一個口にくわえて歩きました。
ほんまに美味かったです。

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